矢野顕子の「電話線」を奏でてくれた リハーサルのみのサービスとして
(とど)
*教会でのコンサートにて
2023年7月1日 作歌。
(とど)
*教会でのコンサートにて
2023年7月1日 作歌。
天井から讃美が降ってくるようだ 恍惚としてマリンバ奏者は
(とど)
2023年6月29日 作歌。
(とど)
2023年6月29日 作歌。
期限まで何度も再生するライヴゆめのつづきのあるが如くに
(とど)
2020年9月26日 作歌。
*お題は下句。
★穂村弘さんの一首
↓ ↓
ライヴっていうのは「ゆめじゃないよ」ってゆう夢をみる場所なんですね
[『手紙魔まみ、夏の引っ越し(ウサギ連れ)』より]
の本歌取りです。
(とど)
2020年9月26日 作歌。
*お題は下句。
★穂村弘さんの一首
↓ ↓
ライヴっていうのは「ゆめじゃないよ」ってゆう夢をみる場所なんですね
[『手紙魔まみ、夏の引っ越し(ウサギ連れ)』より]
の本歌取りです。
良い席の確保を嬉々と話す吾に「頼んでおけば」と羨しむ主治医
(とど)
2013年7月26日 作歌、2017年7月26日 改作。
(とど)
2013年7月26日 作歌、2017年7月26日 改作。
昨日は私の通っている教会で年一回のバザーがありました。
今回のバザーは、5年前に教会の第一回チャペルコンサートに演奏にお越しいただいた【Monkeymind You Cube Band】改め【Singing Monkeymind】(シンギング・モンキーマインド)に再びお声をおかけしました。
前回は12月半ばの金曜の夜というクリスマスコンサート、方や今回は大勢の人でごった返す日中のバザーの会場内のコンサート。どんなことになるかな〜と少しヤキモキしながら、当日を迎えました。
10時前から30分ほどリハーサル。その際ギターのたにぴさんがカポを忘れてきてしまったことが判明。でも牧師先生に近隣にお住まいの対バンの方にご連絡していただき、カポを借りる手筈を整えていただきました。ホッ…!リハのちょっとした隙に、お二人が矢野顕子の「電話線」をぽろっと演じてくれて、私は「あ、演るんですか?」と目を輝かせましたが、これはリハ内の私へのサービスとのこと。「とどさんも歌いますか?」と訊かれましたが、ご遠慮させていただきました(苦笑)。10:40から《讃美歌と唱歌を歌う会》のリハーサルがありました。当初一曲目「森へ行きましょう」はHymn Organで伴奏されていたのですが、歌のヴォリュームに負けるということで、パイプオルガンでいくことに。パイプオルガンの前をぶらぶら歩き回りながら「森へ行きましょう」を歌うTシャツ姿の牧師を、ゆーこさんがiPhoneで写真に撮っていらっしゃいました(笑)。
バザー前の教会の入り口にはマラソン大会のスタート間際のようにテープが張られていて、狭い道に今か今かと沢山のお客様が詰めかけていました。さてバザー開始。大物パッチワークキルトがあっという間に売れたり、会場は大盛況。もまゆきゅのお二人も「こんなに本格的なバザーなんだ…!」とちょっと圧倒されていました。
コンサート開演前、たにぴさんが自ら「間もなくコンサートが始まります!」と声を張り上げ、お客様を誘導する場面も。
もまゆきゅのお二人が演奏してくださったのは、
sheep nocturne(新曲)
双子姉妹の歌[ミシェル・ルグラン作曲]
object
チャンス・オペレーション
Ain't No Mountain High Enough(天使にラブソングを…)[ニコラス・アシュフォード&ヴァレリー・シンプソン]
夢が叶った夜
でした。
「sheep nocturne」は旋律が美しいだけでなく、聴いたところholyな歌詞のよう。すっかり惹き込まれました。「双子姉妹の歌」は、映画『ロシュフォールの恋人たち』の双子姉妹よろしくたっぷりの振り付けがチャーミング。黄色い大きな花をあしらった麦わら帽子をゆーこさんが取り出すと、客席から(可愛い!!)というような軽いざわめきが起こりました。たにぴさんのサッチモを模した口ラッパによるソロも楽しかった!1stの懐かしい「object」にしばししんみり。カポを借りられたことで無事演奏できた「チャンス・オペレーション」は、やっぱり迫力がありました。「Ain't No Mountain High Enough」は難曲。「どこにいたってどんなに離れていたってただ僕の名前を呼んでくれればすぐ駆けつけるよ」というメッセージが私に向けられたもののようで、ジワッときました。「夢が叶った夜」も礼拝堂に綺麗に響いていました。
次にチェロで登場した牧師先生も「不思議な世界で惹き込まれました」と仰り、続いて行う自分の演奏に対し俄に緊張が高まったかのご様子。終演後、ご来場のお客様からも「素敵だった」「教会の雰囲気に合っていた」「山梨ではなかなか聴けない」「また来てください」など心のこもったご感想を聞くことができました。
後でお茶した時に、たにぴさんが一時はパソコンのキーボードを打つのさえできないほど手の具合が悪かったと伺い、どれだけ大変なところを演奏してくださったのか、想像力の欠けていた自分を恥じました。
夢のような時間は瞬く間に過ぎ、帰宅して二時間ほど呆然。それから慌ててTwitterでリプライを送りました。
*今回のメインの曲「チャンス・オペレーション」(Singing Monkeymind)のPVです。
ダウンロードは、iTunes、またはAmazonから。(150円です)
今回のバザーは、5年前に教会の第一回チャペルコンサートに演奏にお越しいただいた【Monkeymind You Cube Band】改め【Singing Monkeymind】(シンギング・モンキーマインド)に再びお声をおかけしました。
前回は12月半ばの金曜の夜というクリスマスコンサート、方や今回は大勢の人でごった返す日中のバザーの会場内のコンサート。どんなことになるかな〜と少しヤキモキしながら、当日を迎えました。
10時前から30分ほどリハーサル。その際ギターのたにぴさんがカポを忘れてきてしまったことが判明。でも牧師先生に近隣にお住まいの対バンの方にご連絡していただき、カポを借りる手筈を整えていただきました。ホッ…!リハのちょっとした隙に、お二人が矢野顕子の「電話線」をぽろっと演じてくれて、私は「あ、演るんですか?」と目を輝かせましたが、これはリハ内の私へのサービスとのこと。「とどさんも歌いますか?」と訊かれましたが、ご遠慮させていただきました(苦笑)。10:40から《讃美歌と唱歌を歌う会》のリハーサルがありました。当初一曲目「森へ行きましょう」はHymn Organで伴奏されていたのですが、歌のヴォリュームに負けるということで、パイプオルガンでいくことに。パイプオルガンの前をぶらぶら歩き回りながら「森へ行きましょう」を歌うTシャツ姿の牧師を、ゆーこさんがiPhoneで写真に撮っていらっしゃいました(笑)。
バザー前の教会の入り口にはマラソン大会のスタート間際のようにテープが張られていて、狭い道に今か今かと沢山のお客様が詰めかけていました。さてバザー開始。大物パッチワークキルトがあっという間に売れたり、会場は大盛況。もまゆきゅのお二人も「こんなに本格的なバザーなんだ…!」とちょっと圧倒されていました。
コンサート開演前、たにぴさんが自ら「間もなくコンサートが始まります!」と声を張り上げ、お客様を誘導する場面も。
もまゆきゅのお二人が演奏してくださったのは、
sheep nocturne(新曲)
双子姉妹の歌[ミシェル・ルグラン作曲]
object
チャンス・オペレーション
Ain't No Mountain High Enough(天使にラブソングを…)[ニコラス・アシュフォード&ヴァレリー・シンプソン]
夢が叶った夜
でした。
「sheep nocturne」は旋律が美しいだけでなく、聴いたところholyな歌詞のよう。すっかり惹き込まれました。「双子姉妹の歌」は、映画『ロシュフォールの恋人たち』の双子姉妹よろしくたっぷりの振り付けがチャーミング。黄色い大きな花をあしらった麦わら帽子をゆーこさんが取り出すと、客席から(可愛い!!)というような軽いざわめきが起こりました。たにぴさんのサッチモを模した口ラッパによるソロも楽しかった!1stの懐かしい「object」にしばししんみり。カポを借りられたことで無事演奏できた「チャンス・オペレーション」は、やっぱり迫力がありました。「Ain't No Mountain High Enough」は難曲。「どこにいたってどんなに離れていたってただ僕の名前を呼んでくれればすぐ駆けつけるよ」というメッセージが私に向けられたもののようで、ジワッときました。「夢が叶った夜」も礼拝堂に綺麗に響いていました。
次にチェロで登場した牧師先生も「不思議な世界で惹き込まれました」と仰り、続いて行う自分の演奏に対し俄に緊張が高まったかのご様子。終演後、ご来場のお客様からも「素敵だった」「教会の雰囲気に合っていた」「山梨ではなかなか聴けない」「また来てください」など心のこもったご感想を聞くことができました。
後でお茶した時に、たにぴさんが一時はパソコンのキーボードを打つのさえできないほど手の具合が悪かったと伺い、どれだけ大変なところを演奏してくださったのか、想像力の欠けていた自分を恥じました。
夢のような時間は瞬く間に過ぎ、帰宅して二時間ほど呆然。それから慌ててTwitterでリプライを送りました。
*今回のメインの曲「チャンス・オペレーション」(Singing Monkeymind)のPVです。
ダウンロードは、iTunes、またはAmazonから。(150円です)
12月7日に韮崎教会で開かれたクリスマスコンサートにご出演くださった ヴァイオリンの遠藤記代子さんから、彼女の主宰する管弦楽団の定期演奏会のご案内のメールをいただきました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
すっかり寒い季節になりました。
お元気でお過ごしですか?
2014年、年明け早々以下の通り演奏会があります。
私がベルリンでそうしてきたように、日本にもコンツェルトを勉強させてくれるオケがあったらいいのに、、、
という思いで、2013年春に小さな室内管弦楽団を、大学時代からの信頼できる仲間と作りました。
指揮者は、ベルリンでお世話になったオーケストラからお呼びしました。
オペラ指揮者ですから、合わせものは別格。私の仲間からの評価も高くて安心しました。
2013年は音楽祭、指揮講習会を開催しました。来年1月、記念すべき第一回定期公演を迎えます。
ソリストは凄く頑張っている中学生。
後半は大人歌手を迎え、演奏会形式でオペラを上演します。
是非是非ご来場下さい。
***
バウムクーヘン室内管弦楽団第1回定期公演
2014年、1月15日(水)保谷こもれびホール小ホール(西東京市)
開演19:00 開場18:30 全席自由:3000 円
プログラム
オール・モーツァルトプログラム
1、ヴァオリン協奏曲第3番
2、ヴァオリン協奏曲第4番
3、歌劇「バスティアンとバスティエンヌ」~演奏会形式・原語上演・語り付き
ソリスト
井手葉月(ヴァイオリン)
西村映海(ヴァイオリン)
吉田真澄(バスティエンヌ/ソプラノ)
坂口寿一(バスティアン/テノール)
川上敦(コラ/バリトン)
沓名環希(語り手/女優)
指揮:宮嶋秀郎
コンサートミストレス:遠藤記代子
管弦楽:バウムクーヘン室内管弦楽団
主催:バウムクーヘン室内管弦楽団
kpb_tokyo★yahoo.co.jp
*メール送信時には、★を@に換えてください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
すっかり寒い季節になりました。
お元気でお過ごしですか?
2014年、年明け早々以下の通り演奏会があります。
私がベルリンでそうしてきたように、日本にもコンツェルトを勉強させてくれるオケがあったらいいのに、、、
という思いで、2013年春に小さな室内管弦楽団を、大学時代からの信頼できる仲間と作りました。
指揮者は、ベルリンでお世話になったオーケストラからお呼びしました。
オペラ指揮者ですから、合わせものは別格。私の仲間からの評価も高くて安心しました。
2013年は音楽祭、指揮講習会を開催しました。来年1月、記念すべき第一回定期公演を迎えます。
ソリストは凄く頑張っている中学生。
後半は大人歌手を迎え、演奏会形式でオペラを上演します。
是非是非ご来場下さい。
***
バウムクーヘン室内管弦楽団第1回定期公演
2014年、1月15日(水)保谷こもれびホール小ホール(西東京市)
開演19:00 開場18:30 全席自由:3000 円
プログラム
オール・モーツァルトプログラム
1、ヴァオリン協奏曲第3番
2、ヴァオリン協奏曲第4番
3、歌劇「バスティアンとバスティエンヌ」~演奏会形式・原語上演・語り付き
ソリスト
井手葉月(ヴァイオリン)
西村映海(ヴァイオリン)
吉田真澄(バスティエンヌ/ソプラノ)
坂口寿一(バスティアン/テノール)
川上敦(コラ/バリトン)
沓名環希(語り手/女優)
指揮:宮嶋秀郎
コンサートミストレス:遠藤記代子
管弦楽:バウムクーヘン室内管弦楽団
主催:バウムクーヘン室内管弦楽団
kpb_tokyo★yahoo.co.jp
*メール送信時には、★を@に換えてください。
昨日は、韮崎教会で ヴァイオリンとリコーダー(およびヴィオラ・ダ・ガンバ)の奏者をお招きしての クリスマスコンサートがありました。
今回お呼びしたヴァイオリニストの遠藤記代子さんは私が大学生の頃に知り合った方。当時は気安く接していましたが、その後 留学などもされて、今は海外での演奏活動などにも出掛けられて大活躍中です。韮崎教会では、過去に3回のチャペルコンサートを行ってきましたが、そのアンケートのたびに「ヴァイオリンの演奏が聴きたい」というご希望を沢山いただいていました。それで、彼女に連絡を取ってみたわけです。私が山梨に移り住んできたこともあって、記代子さんとは長らく音信不通になっていたのですが、昨今のSNSのネットワークの力は凄まじいですね!メッセージを送ってものの一時間と経たないうちに彼女から返信が来て、お互いの携帯のメールアドレスを交換しました。彼女から、長年デュオを組んでいるリコーダーの星典子さんにお声をかけていただいて、今回のコンサートが実現しました。
記代子さんと実際に言葉を交すのは十数年ぶりです。当日は、緊張からでしょう、まだ明け方にもならないうちに目覚めて、書き物などしていました。彼女のネット上の近影などでは、学生時代に比べグッと垢抜けて見えましたから、久しぶりのご対面はドキドキものでした。開演の2時間ほど前に韮崎駅にお越しになるということでお迎えに上がりましたが、私の姿を見つけた彼女はパッと手を振ってくれました。変わらぬ親しみやすさにホッとしました。
教会に着くと、彼女達はチャペルに入ってすぐ音出しをし、オルガンの方と音合わせに。準備のために早く来ていた委員会のメンバーは、チャペルの扉を隔てて ロビーで「ヴァイオリン、いいね!」「温かい音だね」「アルトリコーダーであんなに音を綺麗に響かせるのって難しいんだよね」など口々に話していました。
本番は、「ひさしくまちにし」で厳かに幕開け。続くヴァン・エイクの讃美歌変奏曲「詩編118編」のリコーダー・ソロでは、透き通ったリコーダーの音色が会堂に伸びやかに響き渡り、会場中がうっとり。「みつかいうたいて」という讃美歌としても知られるトラディショナル「グリーンスリーヴス」は、一曲の中に躍動感と静謐さを兼ね備えた変曲が施されていました。(終演後、教会員さんで「グリーンスリーヴス」が大好きだという方が、興奮気味に褒めちぎっていたのが印象的でした。)
後半は、バッハで固めたプログラムが披露されました。バッハの〔無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ〕から「ロンド形式のガボット」が聴けたのには感無量。艶やかで華のある演奏に聴き惚れました。「主よ人の望みのよろこびを」では、教会のオルガニストのGさんも加わってくださり大団円。
その後、三曲ほどクリスマス讃美歌をみんなで一緒に歌いました。ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、オルガンという贅沢な伴奏に乗っかって歌うのは、とても心地良かったです。
讃美歌の後、案の定 アンコールを求める手拍子が始まって、その場を取りなすのにちょっと苦労しました(苦笑)。でも確かに、もっと聴きたいという皆さんのお気持ちは、私も同じでした。
* * *
<宣伝>
ヴァイオリンの遠藤記代子さんが最近、本を出版されました。
『遠藤記代子の かっこいい!ヴァイオリン ベーシックスタディ [基礎編]』という本で、彼女が音楽教室で指導している【ヴァイオリン体操】について、分かりやすいイラストをふんだんに使って解説されています。
今回お呼びしたヴァイオリニストの遠藤記代子さんは私が大学生の頃に知り合った方。当時は気安く接していましたが、その後 留学などもされて、今は海外での演奏活動などにも出掛けられて大活躍中です。韮崎教会では、過去に3回のチャペルコンサートを行ってきましたが、そのアンケートのたびに「ヴァイオリンの演奏が聴きたい」というご希望を沢山いただいていました。それで、彼女に連絡を取ってみたわけです。私が山梨に移り住んできたこともあって、記代子さんとは長らく音信不通になっていたのですが、昨今のSNSのネットワークの力は凄まじいですね!メッセージを送ってものの一時間と経たないうちに彼女から返信が来て、お互いの携帯のメールアドレスを交換しました。彼女から、長年デュオを組んでいるリコーダーの星典子さんにお声をかけていただいて、今回のコンサートが実現しました。
記代子さんと実際に言葉を交すのは十数年ぶりです。当日は、緊張からでしょう、まだ明け方にもならないうちに目覚めて、書き物などしていました。彼女のネット上の近影などでは、学生時代に比べグッと垢抜けて見えましたから、久しぶりのご対面はドキドキものでした。開演の2時間ほど前に韮崎駅にお越しになるということでお迎えに上がりましたが、私の姿を見つけた彼女はパッと手を振ってくれました。変わらぬ親しみやすさにホッとしました。
教会に着くと、彼女達はチャペルに入ってすぐ音出しをし、オルガンの方と音合わせに。準備のために早く来ていた委員会のメンバーは、チャペルの扉を隔てて ロビーで「ヴァイオリン、いいね!」「温かい音だね」「アルトリコーダーであんなに音を綺麗に響かせるのって難しいんだよね」など口々に話していました。
本番は、「ひさしくまちにし」で厳かに幕開け。続くヴァン・エイクの讃美歌変奏曲「詩編118編」のリコーダー・ソロでは、透き通ったリコーダーの音色が会堂に伸びやかに響き渡り、会場中がうっとり。「みつかいうたいて」という讃美歌としても知られるトラディショナル「グリーンスリーヴス」は、一曲の中に躍動感と静謐さを兼ね備えた変曲が施されていました。(終演後、教会員さんで「グリーンスリーヴス」が大好きだという方が、興奮気味に褒めちぎっていたのが印象的でした。)
後半は、バッハで固めたプログラムが披露されました。バッハの〔無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ〕から「ロンド形式のガボット」が聴けたのには感無量。艶やかで華のある演奏に聴き惚れました。「主よ人の望みのよろこびを」では、教会のオルガニストのGさんも加わってくださり大団円。
その後、三曲ほどクリスマス讃美歌をみんなで一緒に歌いました。ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、オルガンという贅沢な伴奏に乗っかって歌うのは、とても心地良かったです。
讃美歌の後、案の定 アンコールを求める手拍子が始まって、その場を取りなすのにちょっと苦労しました(苦笑)。でも確かに、もっと聴きたいという皆さんのお気持ちは、私も同じでした。
* * *
<宣伝>
ヴァイオリンの遠藤記代子さんが最近、本を出版されました。
『遠藤記代子の かっこいい!ヴァイオリン ベーシックスタディ [基礎編]』という本で、彼女が音楽教室で指導している【ヴァイオリン体操】について、分かりやすいイラストをふんだんに使って解説されています。
この日曜日に、教会では降誕前節を迎えました。イエス様の到来を待ち望んで過ごすシーズンの入り口に立ったところです。
今年の韮崎教会のチャペルコンサートは、ヴァイオリンとリコーダー(およびヴィオラ・ダ・ガンバ)の奏者をお招きしてのクリスマスコンサートになります。
海外での演奏会や レコーディング等でご活躍されているお二方が、クリスマスならではの賛美歌やトラディショナルを中心に温かな演奏を披露してくださいます。
日時 12月7日(土)午後2時 開演
場所 日本キリスト教団 韮崎教会(山梨県韮崎市本町1-5-16)
韮崎駅より徒歩5分(下方に地図がございます)
★入場無料です。
<演奏予定曲目>
ひさしくまちにし
ヴァン・エイク 讃美歌(変奏曲)〈リコーダーソロ〉
グリーンスリーブス(みつかいうたいて)
まきびとひつじを
まぶねのかたえに
バッハ:ロンド形式のガボット〈ヴァイオリン・ソロ〉
バッハ:主よ人の望みのよろこびを
*他に、賛美歌を一緒に歌うコーナーも設けます。
<出演者プロフィール>
◯遠藤記代子 Endo, Kiyoko(ヴァイオリン)
東京生まれ。桐朋学園大学音楽学部卒業。在学中より故江藤俊哉氏と共に室内楽演奏会を開催。
ザルツブルク(オーストリア)に留学し、モーツァルト音楽祭でソリストに選ばれた。
2009~2013年、ドイツ・ベルリンにて新ベルリン交響楽団の招きを受け、4大ヴァイオリンコンツェルト等を演奏。好評を博す。
弦楽専門誌「ストリング」に連載を行い、そのユニークな指導が好評を得、国内外の講習会に招かれた。
のちに弦楽器マガジン「サラサーテ」にインタビューが掲載され読者の支持を得て、現在同誌にて好評連載中。
宮地楽器音楽教室ヴァイオリン科講師。
◯星 典子 Hoshi, Noriko(リコーダー/ヴィオラ・ダ・ガンバ)
北海道生まれ。8歳よりピアノをはじめる。北海道函館東高等学校在学中に寺中哲二氏にリコーダーを師事し、第12回全日本リコーダーコンクール独奏部門に入賞。
桐朋学園大学音楽学部演奏学科古楽器科リコーダー専攻卒業、同研究科修了。リコーダーを花岡和生氏、室内楽を山岡重治・若松夏美・有田千代子・中野哲也各氏に師事。
2000年から2002年に「東京リコーダーオーケストラ」で各種レコーディング等に参加。1999年よりヴィオラ・ダ・ガンバを平尾雅子氏に師事。
現在、東京・函館などでフリーで演奏活動や指導を行っている。
ヴァイオリンの遠藤記代子とは在学中からデュオを組み、定期的に国内の各種コンサートに出演している。
*******************************
今まで教会にいらしたことのない方も是非お気軽に足をお運びください。
日本キリスト教団 韮崎教会(山梨県韮崎市本町1-5-16)
今年の韮崎教会のチャペルコンサートは、ヴァイオリンとリコーダー(およびヴィオラ・ダ・ガンバ)の奏者をお招きしてのクリスマスコンサートになります。
海外での演奏会や レコーディング等でご活躍されているお二方が、クリスマスならではの賛美歌やトラディショナルを中心に温かな演奏を披露してくださいます。
日時 12月7日(土)午後2時 開演
場所 日本キリスト教団 韮崎教会(山梨県韮崎市本町1-5-16)
韮崎駅より徒歩5分(下方に地図がございます)
★入場無料です。
<演奏予定曲目>
ひさしくまちにし
ヴァン・エイク 讃美歌(変奏曲)〈リコーダーソロ〉
グリーンスリーブス(みつかいうたいて)
まきびとひつじを
まぶねのかたえに
バッハ:ロンド形式のガボット〈ヴァイオリン・ソロ〉
バッハ:主よ人の望みのよろこびを
*他に、賛美歌を一緒に歌うコーナーも設けます。
<出演者プロフィール>
◯遠藤記代子 Endo, Kiyoko(ヴァイオリン)
東京生まれ。桐朋学園大学音楽学部卒業。在学中より故江藤俊哉氏と共に室内楽演奏会を開催。
ザルツブルク(オーストリア)に留学し、モーツァルト音楽祭でソリストに選ばれた。
2009~2013年、ドイツ・ベルリンにて新ベルリン交響楽団の招きを受け、4大ヴァイオリンコンツェルト等を演奏。好評を博す。
弦楽専門誌「ストリング」に連載を行い、そのユニークな指導が好評を得、国内外の講習会に招かれた。
のちに弦楽器マガジン「サラサーテ」にインタビューが掲載され読者の支持を得て、現在同誌にて好評連載中。
宮地楽器音楽教室ヴァイオリン科講師。
◯星 典子 Hoshi, Noriko(リコーダー/ヴィオラ・ダ・ガンバ)
北海道生まれ。8歳よりピアノをはじめる。北海道函館東高等学校在学中に寺中哲二氏にリコーダーを師事し、第12回全日本リコーダーコンクール独奏部門に入賞。
桐朋学園大学音楽学部演奏学科古楽器科リコーダー専攻卒業、同研究科修了。リコーダーを花岡和生氏、室内楽を山岡重治・若松夏美・有田千代子・中野哲也各氏に師事。
2000年から2002年に「東京リコーダーオーケストラ」で各種レコーディング等に参加。1999年よりヴィオラ・ダ・ガンバを平尾雅子氏に師事。
現在、東京・函館などでフリーで演奏活動や指導を行っている。
ヴァイオリンの遠藤記代子とは在学中からデュオを組み、定期的に国内の各種コンサートに出演している。
*******************************
今まで教会にいらしたことのない方も是非お気軽に足をお運びください。
日本キリスト教団 韮崎教会(山梨県韮崎市本町1-5-16)
昨日は舘野泉さんのピアノ・リサイタルが東京エレクトロン韮崎文化ホールで開かれました。その日の午前中は台風による豪雨、正午頃からは暴風がひどく、ヤキモキしましたが、何とか行ってきました。
舘野さんのCDは以前から一枚持っていましたが、深く興味を抱くようになったのは、昨年5月23日のNHK『クローズアップ現代』で舘野泉さんが取り上げられてから。
舘野さんは2002年に脳出血で倒れ、右半身不随になられました。しばらく悶々とした日々を送られていたそうですが、ヴァイオリニストの息子さんがある時 持ち帰ったイギリスの作曲家によるピアノ曲の譜面を見て、ほんの2、3秒で目からウロコが落ちたのだとか。それは、左手だけで演奏するように作られた曲でした。舘野さんは、翌々日には知人の作曲家に「左手のためのピアノ曲を作ってくれ」とFAXで依頼し、一年後に復帰コンサートを果たしました。
そして昨年から今年にかけて、舘野さんは今までの集大成として「左手の音楽祭」という試みをしています。
舘野さんがこれまで作曲家に依頼して出来上がった 左手のための曲は四十にも上ります(『クローズアップ現代』放送時点)。「右手が使えなくなったと相談にくる若いピアニストが驚くほど多い。新作委嘱が僕だけのためではなく、彼らのレパートリーとなることがうれしい」と舘野さんはおっしゃっています。
…と、前振りが長くなりましたが、舘野さんが近くにいらっしゃると聞いて、コンサート行きを即決。チケット発売日時の半時間前にはチケット売り場に並びました。ラッキーなことに二番目だったので、いい席を確保。
リサイタルの二ヶ月ほど前から、iPhoneに舘野さんのCDを仕込んで備えました。
****セットリスト****
バッハ/ブラームス編曲:シャコンヌ ニ短調 BWV1004より
スクリャービン:左手のための2つの小品 前奏曲と夜想曲 Op.9
近藤浩平:海辺の雪~震災と津波の犠牲者への追悼 作品122
光永浩一郎:サムライ~左手ピアノ独奏のための(舘野泉に捧げる)
吉松隆:「遊びをせんとや」「海鳴」(NHK大河ドラマ『平清盛』より)
モンサルヴァジェ:3つの肖像〈モンポウ、オスカル・エスプラ、ルービンシュタイン〉(左手のための3つの小品)
シサスク:組曲<エイヴェレの星より>より2曲(舘野泉に捧ぐ)
=アンコール=
シュールホフ:組曲第三番(左手のための)より アリア
カッチーニ/吉松隆編曲:アヴェ・マリア
皮切りの堂々とした「シャコンヌ」で一気に惹き込まれました。スクリャービンの曲は、手持ちのCDにも収められていた曲ですが、生で聴くとその迫力・繊細さがずっしり伝わってきました。
個人的には、「サムライ」と「遊びをせんとや」が特に気に入りました。フレーズの尾っぽなどにちょっとした和テイストの響きがあるのが琴線に触れたんですね。シサスクの<エイヴェレの星>も、スティーヴ・ライヒっぽいミニマルさが心地よかったです。
一緒に行った友達は、思いがけずカッチーニの「アヴェ・マリア」を聴けて感無量だったようです。
台風に少し及び腰になっていましたが、友達にプッシュされて行って良かったです。
舘野さんのCDは以前から一枚持っていましたが、深く興味を抱くようになったのは、昨年5月23日のNHK『クローズアップ現代』で舘野泉さんが取り上げられてから。
舘野さんは2002年に脳出血で倒れ、右半身不随になられました。しばらく悶々とした日々を送られていたそうですが、ヴァイオリニストの息子さんがある時 持ち帰ったイギリスの作曲家によるピアノ曲の譜面を見て、ほんの2、3秒で目からウロコが落ちたのだとか。それは、左手だけで演奏するように作られた曲でした。舘野さんは、翌々日には知人の作曲家に「左手のためのピアノ曲を作ってくれ」とFAXで依頼し、一年後に復帰コンサートを果たしました。
そして昨年から今年にかけて、舘野さんは今までの集大成として「左手の音楽祭」という試みをしています。
舘野さんがこれまで作曲家に依頼して出来上がった 左手のための曲は四十にも上ります(『クローズアップ現代』放送時点)。「右手が使えなくなったと相談にくる若いピアニストが驚くほど多い。新作委嘱が僕だけのためではなく、彼らのレパートリーとなることがうれしい」と舘野さんはおっしゃっています。
…と、前振りが長くなりましたが、舘野さんが近くにいらっしゃると聞いて、コンサート行きを即決。チケット発売日時の半時間前にはチケット売り場に並びました。ラッキーなことに二番目だったので、いい席を確保。
リサイタルの二ヶ月ほど前から、iPhoneに舘野さんのCDを仕込んで備えました。
****セットリスト****
バッハ/ブラームス編曲:シャコンヌ ニ短調 BWV1004より
スクリャービン:左手のための2つの小品 前奏曲と夜想曲 Op.9
近藤浩平:海辺の雪~震災と津波の犠牲者への追悼 作品122
光永浩一郎:サムライ~左手ピアノ独奏のための(舘野泉に捧げる)
吉松隆:「遊びをせんとや」「海鳴」(NHK大河ドラマ『平清盛』より)
モンサルヴァジェ:3つの肖像〈モンポウ、オスカル・エスプラ、ルービンシュタイン〉(左手のための3つの小品)
シサスク:組曲<エイヴェレの星より>より2曲(舘野泉に捧ぐ)
=アンコール=
シュールホフ:組曲第三番(左手のための)より アリア
カッチーニ/吉松隆編曲:アヴェ・マリア
皮切りの堂々とした「シャコンヌ」で一気に惹き込まれました。スクリャービンの曲は、手持ちのCDにも収められていた曲ですが、生で聴くとその迫力・繊細さがずっしり伝わってきました。
個人的には、「サムライ」と「遊びをせんとや」が特に気に入りました。フレーズの尾っぽなどにちょっとした和テイストの響きがあるのが琴線に触れたんですね。シサスクの<エイヴェレの星>も、スティーヴ・ライヒっぽいミニマルさが心地よかったです。
一緒に行った友達は、思いがけずカッチーニの「アヴェ・マリア」を聴けて感無量だったようです。
台風に少し及び腰になっていましたが、友達にプッシュされて行って良かったです。