或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

Dianne Reeves

2012-02-14 06:02:57 | 200 ジャズ
昨年からとりつかれたように女性ジャズヴォーカルのCDを買い漁る日々が続いていて。30枚ぐらいは買ったかな。そこで見つけた美人歌手、ジョアンナ・パスカル(Joanna Pascale)。彼女を聴くために、いや見るために昨年わざわざフィラデルフィアまで出かけたのは記憶に新しい。正直なところ自分の中ではアイドルに会いに行くオタク的な意味合いが強かったけど。

今日紹介するのは、まさに純粋に音楽を聴くため。現代のジャズ界において正統派女性ヴォーカルと言えば、まずはこの人、ダイアン・リーヴス。総合力でこの人の右に出る者はいないんじゃないかな。音域の広さ、ピッチの正確さ、ディクションやアーティキュレーションの素晴らしさ等等。欲を言えば、柔らかさとかゆとりとかが出てくればさらに懐が広くなると思う。

彼女は既に20枚以上アルバムをリリースしていて、どれも一定以上の水準をキープしているのでハズレは少ない。個人的には一般向けではなくマニア向けのアルバムに惹かれていて。マニア向けという意味は、選曲やアレンジが彼女自身の音楽の好みに忠実に従っていて、売れ線狙いじゃないってこと。その分ジャズを聴き慣れていないと、あまり楽しめないだろうなと。

そんな、所謂”通好み”のアルバムは最近では珍しく、自分にとっては貴重な愛聴盤になっている。紹介するのは次の4枚。年代順に、「I remember」(1991年)、「Ground encounter」(1996年)、「That day」(1997年)、「A Little moonlight」(2003年)。どれも素晴らしいのだけど、1枚だけと言われれば「That day」かな。これは持っている全ジャズCDの中でもトップ5に入るレベル。

個人的にはバラードに彼女の真髄があると感じていて、他のアーチストと比べて曲数も多い。それと共通して言えるのが録音の良さ。これらのアルバムの音のクォリティの高さは圧倒的。ジャズ好きのエンジニアならではの緻密な音作りが随所に感じられて、聴いていて思わずうなってしまう。そんな彼女のライブの様子がYouTubeにアップされていた。いつのかは分からないけど、パリにあるジャズクラブ「New Morning」での録音。聴いていると、なんか徐々に興奮してきて、こんな音楽をまたやりたいなという気分にさせてくれる。もう最高、素晴らしい。

   I RememberI Remember    Grand EncounterGrand Encounter

That DayThat Day     Little MoonlightLittle Moonlight
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Quality Inn Lee

2012-02-09 05:57:08 | 870 米国紀行
米国旅行現地4日目の早朝にワシントンDCからボストンへ移動。さすがにアムトラックだと6、7時間かかるので飛行機を利用。これがマイレージで購入する最後のチケットになった。早朝にレーガン国際空港へ。ここにもPCを接続できるデスクが整備されてあり、しかもセパレートタイプ。出発まで他人の眼を気にせずしっかりDVDで映画を鑑賞できた。さすがに米国って感じ。

2時間弱のフライトでボストンのローガン国際空港へ到着。近くにあるハーツでレンタカーを借りて。目的地は140マイル程離れたマサチューセッツ州西部バークシャー郡レノックスにあるタングルウッド。空港からマサチュセッツターンパイク90号線に乗り、ひたすら西へ進む。土曜日の昼だったせいか、道路がかなり混雑していて。結局高速の2番出口まで約3時間かかった。

そこから20号線へ入り北上。のどかな田舎の風景を楽しみながら20分程走ると、その日の宿である「Quality Inn Lee」へ到着。事前にネットで予約したけど、この時期はバケーションでどのホテルも混み合っていた。ようやく予約できたのがここ。眺めの良い湖側にしたこともあって、なんと1泊17,000円。普段ならこの半額なのに。外観的にはホテルというより簡易ロッジだった。

受付でチェックインを済ませ部屋に入ると、古くはあったけど想像より広かったので一安心。テラスからの眺めも、いかにもリゾートって感じでまずまず。山側ではなく湖側の部屋にしたのが大正解。とりあえず今回の旅の最初で最後の洗濯を。ランドリーなんていうシャレた施設はないので、湯船に洗剤を入れて足でゴシゴシと。コンサートへ出かけるまでの時間を有効に活用。

結局ここでくつろいだのは洗濯後の1、2時間程度。すぐにコンサートへ出かけ、帰宅は真夜中。翌日も早朝にボストンへ向かったので、まさに寝るために泊まっただけ。まあカップルで来た訳でもないので文句を言う人がいなくて助かったって感じ。

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White House

2012-02-06 06:16:47 | 870 米国紀行
米国旅行の現地3日目、プチ観光の最後がホワイトハウス。今更説明することもない米国大統領官邸。TVのニュースでよく出てくる日本の首相官邸がやけに味気ないと常々感じているだけに、この建物はしっくりきた。周囲が公園というのも景観を際立たせていたような気がする。すぐ傍の道路にはパトカーしか入れないということで、少し遠くに車を止めてもらって。

綺麗に整備された公園を通り抜けると、観光客、それも夏休みの小学生や中学生がキャーキャーはしゃぎながら見物を楽しんでいた。意外に人数的には少ないなと。それと、もっと警備が厳重なのかと思いきや、少なくともパトカーが1台止まっているのと、柵の周囲に数人警官がいる程度で、なんかフツーの観光地に毛がはえたぐらいの雰囲気。おいおい、大丈夫かよと。

しかし帰国して調べると、なんのなんの、ホワイトハウスそのものが要塞化しているのだとか。官邸内部の装備が凄くてさらに相当数の警護部隊が常駐しているらしい。例の9.11以降はさらに要員を強化しているということで、空からも陸からの攻撃に備えていて万全の体制だとか。まあ、そうだろうなあ。警備があまりにも騒々しかったら、観光客も引いちゃうだろうから。

そうそう、この建物は映画「ナショナル・トレジャー2(National Treasure)」の中にふんだんに登場していたのが記憶に新しい。一般開放される記念日を選んで主人公であるニコラス・ケイジとダイアン・クルーガーが、ここの学芸員をうまく利用して建物の内部へ潜入し、大統領執務室で財宝のありかを示す暗号が隠されているレゾリュート・デスクを調べるという設定。

だけど現実にはそんなことはあり得ないだろうなあ。まあそこが映画。ということで、夕日を浴びて黄金色に輝く白亜の建物を楽しんだ後で屋台でホットドッグを買い込みホテルへ。慌ただしかったけど、観光という点では、この旅行で最も充実した一日だったかもしれない。


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Washington D.C.

2012-02-02 05:53:32 | 870 米国紀行
米国旅行の現地3日目に、午前中フィリップス・コレクションとナショナル・ギャラリーという2つの美術館巡りをした後で一旦ホテルへ。とりあえず仮眠して、残りの時間でワシントンD.C.のプチ観光をしたいと思って。たまたまホテルまで利用したタクシーの運転手が、やけに愛想良く話しかけてきたので、これはうまく交渉すれば、観光地巡りを請け負ってくれるんじゃないかと期待して。

案の定、結果はOK。時間を指定して後で来てもらうことに。実は旅行の前に、何処にいくかはだいたい決めておいた。キャピタル・ヒル(アメリカ合衆国議会議事堂)、ワシントン記念塔、ジェファーソン記念館、リンカーン記念館、そしてホワイトハウス。せっかくワシントンD.C.まで来たのだから、有名どころは中には入らないまでも外からは眺めておきたいなと。

前回は約15年くらい前だったかな、仕事で1泊のみ。記憶に残っているのは、事務所があったロズリンの街並みとキーブリッジ橋、そしてジョージタウンにあるレニー・ホワイトが出演していたジャズクラブ「Blues Alley」ぐらい。いわゆる観光なるものをほとんどしなかった。最終日に空港に向かう途中でホワイトハウスにちょっと寄ってもらったぐらい。だからこそ、今回だけは王道を外さないようにと。

行きたい場所を書いたメモを運転手に渡して、後はおまかせ。まずはキャピタル・ヒル。ここはデイブ・グルーシンが音楽を担当した映画「Random Hearts」のラスト近くで出てきたのを憶えている。次が上の写真のワシントン記念塔。登ったことがあると運転手から聞いてビックリ。てっきり単なるコンクリートの塔だと思っていたから。それからジェファーソン記念館。この辺りは春の桜並木で有名。それからリンカーン記念館。やけに人が多かったなあ。ここは映画「National Treasure」の最初の方でアメリカ独立宣言書がらみで出てきた。

最後はホワイトハウスで、これは別の記事にするつもりだけど、とにかく2時間弱で5ヶ所というのは、いくらなんでも慌ただし過ぎたかも。さすがに疲れ果てた。当初は最後に何処かレストランへ行く予定だったけど、結局屋台でホットドッグを買ってホテルに帰りお手軽に済ませたから。でもまあこれも一人旅のなせる業。でも、今振り返れば、企画として間違ってはいなかった気はするけど。

キャピタル・ヒル
ジェファーソン記念館
リンカーン記念館
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謎解きはディナーのあとで

2012-01-30 05:41:26 | 370 テレビ
ほぼ1年振りのTVネタ。カミさんや娘と同じ番組を楽しむことがほとんどなくなってきている今日この頃だけど、人気グループ「嵐」の櫻井翔が執事の影山役で出演していたので、久しぶりに親子で興味を持った。自分の気を引いたのは、読みたいとかねがね思っている東川篤哉原作の小説がモデルだったことと、何といっても自分のツボであるガチのコメディだったから。

予想は大当たり。いいですね、この世の中の常識を無視したベタな造りが。個人的には北川景子が演じる麗子お嬢様がよく使う”・・・・・・っうーの”というセリフが気に入っていて。カワイイ顔してキレイな服を身に着けているお嬢さまからこの下賤な言葉が出てくる、そのギャップが面白くて。それを含めた櫻井翔が演じる執事との”ゆるーい"やりとりがいつも楽しかった。

そうそう、セリフといえば椎名桔平が演じる刑事の”ハイ、ハイ、ハイ、ハイ”もツボ。まるで状況を理解していないのに、完全に読み切ったかの如き自信満々な顔。しかも、周囲からダメ出しされても全く意に介さずその姿勢を貫き通す、そのアホさ加減が実に素晴らしい。空気が読めないのもこの域に達すればたいしたもの。こんな人間は人生が楽しくて仕方ないだろうなと。

その意味では各話のストーリーとかは基本的にどうでもよくて、ひたすらこの3人のワンパターンなやりとりを大いに楽しんだのだけど、最終回にサプライズが。エンディングで影山のイヴの約束であった馴染みのケーキ屋の店頭販売に麗子も付き合うことに。その時にバックに流れたのがフランク・シナトラが唄う"Let it snow"[YouTube]。おいおい、なんて渋い選曲なんだよと自然と笑みがこぼれてきて。

調べると音楽担当は菅野祐悟。まだ30代半ばだけど、売れっ子の作曲家みたい。映画やドラマで引っ張りだこらしいから。様々なジャンルをうまくこなすテクニックは相当なもの。懐の広い若くて有能な音楽家が続々と出てきていると感心したかな。

Christmas Songs By Frank SinatraChristmas Songs By Frank Sinatra
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カップホルダー

2012-01-27 05:53:31 | 540 モノ
前回の記事で愛車であるマツダロードスターのヘッドユニットを車検に合わせて交換した話をしたけど、実は他にもいろいろあって。まずは左右のウィンドウレギュレータの交換。これは電動でウィンドウを開閉する装置なのだけど、10年以上乗っていると、さすがにモーターがへたってきていて、最近では鳴き声のようなうなり音が出始め、そろそろ限界だなと感じていた。

まあこれは車の寿命だから仕方がないとして、ファッション面で気になっていたのがラジオアンテナ。いわゆる”ラジコンカー”タイプと呼ばれる伸縮するタイプ。ヘッドユニットのソースをFM/AMに切り替えるとモーター駆動で1mぐらいの長さのアンテナが出たり入ったりするしくみ。今は乗用車ならどんな車でも黒いショートアンテナが一般的なので、どうも古めかしくて嫌だった。

それがきっかけでサーチしてみると、これがサプライズ。ロードスター専門の通販サイトがけっこうあったりして。その中のひとつが「ドロップヘッド」。そこで見つけたのが下の写真の専用ショートアンテナ。取り付けのためのNB1用アンテナベースも合わせて販売していて、両方で8千円。これは買うしかないなと。

他にも食指が動くものがいくつかあったのだけど、目玉は上の写真の「Nakamae」製の本皮カップホルダー。NB1やNB2時代のロードスターの最大の弱点はカップホルダーがないこと。ないと言えば御幣があるかもしれなくて、厳密にはあるけど使えない。NB1だとセンターコンソールの中にあるので、使うにはわざわざコンソールを開ける必要がある。おそらく誰も使っていないはず。マジックテープで好きな場所へ取り付けられるし、何といっても質感が素晴らしい。もっと早く知っていればと後悔している今日この頃。

ということで、2007年4月にやってしまった全塗装以来の大規模なテコ入れが完了。これで長年積もり積もっていた不満が全て解消された形。恥ずかしい話だけど、翌日の納車が楽しみで前日の夜に眠れないという感触を久しぶりに味わったかな。それにしても素晴らしい車に出会えて良かった。ますます愛着が湧いてきたので、これまで以上に大事に乗らなくては。

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クラリオン CX211BK

2012-01-24 05:42:32 | 540 モノ
昨年の春にスマホを購入してからというもの、アプリの豊富さに驚いているのだけど、結構利用しているのがマップとナビ。加えて愛車のマツダロードスターは平成11年モデルNB1(NB6C)で今年が13年目。純正ナビがついているものの、今までに一度も地図をアップデイトしたことがない。となるとナビはスマホに決まり。実際に何度か使ってみたけど、画面がやや小さいだけで全く問題なし。

それと純正ナビには決定的な不満が。USBを接続できずMP3が聴けない。なにせオーディオはCDと、なんとカセット。こりゃ古いわ。最近ではUSBとAUXの端子がフロントについているモデルが発売されていて、この際思い切ってヘッドユニットを買い替えようと。とりあえず各社のカタログを揃えてチェックしたり、近所のカー用品店巡りをしたりとサーチを開始。

困ったのが、どうもケバいルックスのものが多いこと。なんか安っぽい。本来ならケンウッドかカロッツェリア(パイオニア)辺りから選びたかったのだけど、どうも好みの機種が見当たらない。消去法で選んだのがクラリオンのCX211BK。2DINでCD+FM/AM+フロントUSB+フロントAUX。自分的にはこれでもまだ派手に感じるけど仕方がないなと。価格は1万6千円。

問題はこのヘッドユニットをBOSE純正オーディオシステムにどう接続するか。とにかくしこたま勉強したかな。ネットには様々な情報がアップされていたのだけど、自分の車の型式に合致した配線方法を探すまでが一苦労だった。だけど見つかれば、あとはスイスイと。新しいヘッドユニットをつなぐためのノイズフィルター付き中間ハーネスを自作して準備は完了。

だけど、どんでん返しが待っていた。いざ自分で純正ユニットを外そうと何度もトライしてみたもののビクともしない。結局車検の時に工賃を出してディーラーで取り付けてもらうことに。車検後に早速試聴。嬉しいことに、純正よりクォリティが高く、しかもきめ細かいイコライジングが可能。イルミの色を自由に選べるもの楽しい。イエローグリーンという今となってはレアなメータ照明色に色を合わせて。早速USBにしこたまMP3の楽曲をダウンロード。買い替えて良かった。


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National Gallery East

2012-01-18 05:47:15 | 870 米国紀行
米国旅行の現地3日目、ワシントン・ナショナル・ギャラリーの話の続き。西館にある膨大な作品を観終えたので、気合いを入れ直して通路づたいに東館へ。古典的な西館と対照的でモダンな建物の東館。現代作品の展示が多いせいか、西館と比べて客の数がぐっと少ない。フロアによっては自分ひとりなんて状況もあって、それはそれでリッチな気分に浸れるのだけど。

現代作品のフロアをスルーして足早に歩いているとフランスの小品を集めた展示室が見えて。あまり気を引かなかったけど、とりあえずという気持ちで入ってみると嬉しい誤算。モネ、ルノアール、ベルト・モリゾ、セザンヌ等大物画家の佳作がずらり。サイズ的に自宅にちょうど良かったりするし、周囲に誰もいないしで、あやうく1枚持って帰ろうかという邪念にかられたかな。

だけどこの展示室はあくまでプロローグ。圧巻だったのが常設展時されていた19世紀のフランス近代作品。サプライズだったのがマネの作品群。「死せる闘牛士(The dead toriador)」(1864年)や「悲劇役者(The tragic actor)」(1866年)といった代表作も良かったのだけど、自分的に印象に残ったのが上の写真の「メロンと桃の静物(The still life with melon and peaches)」(1866年)。

マネは、基本的に人物画の画家であり静物の作品は少ない。情けない話だけど、彼の静物画の記憶がなかった。だけど特徴である黒が冴え渡っている。日本人の画家で言えば安井曽太郎なんかはマネの影響を強く受けているのだろうなと思いながら、その圧倒的な存在感に強く感動したなあ。歩き詰めで体はくたくただったけど、最後にこんなご褒美があるなんて。

珍しく2回に渡って記事にしたけど、それくらい膨大な数の作品が展示されていて、絵画好きにはたまらないだろうなと。観終わって東館から西館へ戻り、表玄関の大きな階段を下りてタクシーを拾いホテルへ。普通ならこれでその日は終わりのはずなのだけど、所詮貧乏人。もう2度とワシントンDCへ来ることもないだろうからと、一眠りした後で有名観光地巡りへ。

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National Gallery West

2012-01-16 06:03:05 | 870 米国紀行
米国旅行の現地3日目、フィリップスコレクションを堪能した後に訪れたのが定番中の定番であるワシントン・ナショナル・ギャラリー。ここはワシントンDCの1等地にあり、すぐ傍にはキャピタルヒル(アメリカ合衆国議会議事堂)が。実際に現地に行ってみて感じたのは、グリーンベルトの幅の広さ。それにひけをとらないのがこの美術館の雄大な建物と館内の広さ。

ここは米国を代表する大富豪のアンドリュー・メロンのコレクションがベース。1941年に完成した西館は、当時世界最大の大理石造りの建造物。その後も国内からの寄贈作品を長年に渡り収集していて、その数2万点以上。パリのルーヴルやオルセー、米国のメトロポリタンと並ぶ世界屈指の大美術館であることは確か。それにしても館内が広くて、マジで歩き疲れたなあ。

作品としては、それこそルネッサンスから現代まで全ての時代を網羅していて飽きさせない。うろうろしていては時間がなくなってしまうということで、真っ先に鑑賞したのがフェルメールの作品。4作品を保有しているのだけど、展示されていたのは「赤い帽子の女」(1665年)、「フルートを持つ女」(1665年〜1670年)、そして圧倒的な印象を残す「天秤を持つ女」(1664年)の3点。

その後もレンブラント、エル・グレコ、ホルバインといった巨匠の作品を足早に観て周ったのだけど、サプライズはピカソ。若い頃の作品が多数展示されていて。圧巻だったのは上の写真の「サルタンバンクの家族(Family of Saltimbanques)」(1905年)。b薔薇色の時代の代表作。構図といい、人物のクールな表情とバラバラな目線といい、いつもながらピカソにはやられてしまう。

他にも青の時代の代表作である「悲劇(The tragedy)」(1903年)、そしてだいぶ前のピカソ特集の記事でも紹介した新古典主義時代の代表作である「恋人たち(The Lovers)」(1923年)等々、名作がずらり。いや、ともかく圧巻だった。幸せだった。

ということでようやく古風できらびやかな西館の作品群の鑑賞が終わり、お次は通路を通ってモダンな建物の東館へ。

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寿しTARO

2012-01-12 05:44:39 | 870 米国紀行
米国旅行の現地3日目に、ワシントンDCで美術館巡りをする前に昼食をとったのが「寿司TARO」という日本食レストラン。場所はデュポン・サークル(Dupont Circle)の東側。この辺りは学校も多く、雰囲気の良い中流住宅街って感じ。ニューヨークで寿司懐石を食べた後はサンドイッチ等で手軽に済ませていただけに、この辺りでそろそろ日本食をとは思ってはいた。

いつ頃からだろう、旅行前に必ずチェックするのが訪問する都市の日本食レストラン。というか国内の出張でも同じ話だけど。年を取って舌が肥えてくると、まずい食事だけはしたくないという意識が働いて。特に海外では、日本食といっても名ばかりで、外国人が調理をしている店が少なくないので、とりあえず日本人が調理をしている店というのが最低条件にしている。

上の写真の看板が分かりにくいところにあるので何回か通りを行き来したけど、これまたビルの端にある、注意しないと見落としそうな階段を登ると2Fの入口へ。広くもなく狭くもなく、なかなかモダンで落ち着いた雰囲気で想像通り。ひとりなので入口のすぐ傍にあるカウンターに案内されて。メニューを見ると寿司を中心に日本食を幅広く揃えている。とりあえずビールを注文。

同じカウンターに白人の客がひとりいて、彼が食べていたのが”弁当箱(Lunch Bento Box)”という名前の日替わり定食。下の写真のように刺身、鳥の空揚げ、海老フライ等とご飯と味噌汁というオーソドックスなもの。値段も14ドルとリーズナブルだったので自分もそれを注文。食べてみるとこれが想像以上に美味しかった。日本のそこそこの店とほぼ同等。嬉しかったなあ。

客は白人と東洋人が半々ぐらいだったかな。そのうち満席になったけど、おそらくこの辺りの人気店のひとつなんだろうなと。食が進むにつれて二日酔いも和らいできて、気分は上々。なかなかの店だった。後でホテルに戻った時、ワシントンDCの観光案内のパンフレットに日本食レストランが特集されていて。思ったよりもいろいろな店があるんだなあと認識を新たにしたけど。

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