水の門

体内をながれるもの。ことば。音楽。飲みもの。スピリット。

歌集『カインの祈り』

澤本佳歩歌集『カインの祈り』
詳細は、こちらの記事をご覧ください。

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また、読書にご不自由のある方には【サピエ図書館】より音声データ(デイジーデータ)をご利用いただけます。詳細は、こちらの記事をご覧ください。

#通読+α 2023年3月分まとめ

2023年03月31日 06時51分17秒 | 黙想・聖書通読・礼拝聖句
◆3月16日
(*ゴミ出し後に空を撮影して)大学4年の2学期始まっても卒論の準備が何もできてなくてゼミで恥をかいた後、毎朝近所の公園に祈りに行っていたことを思い出した。朝焼けを見ながら私は次の聖句を心に留め、神様に必死で卒論のことをお祈りしていた。
   ↓  ↓  ↓
<ローマの信徒への手紙4章17〜18節>
……死者に命を与え、存在していないものを呼び出して存在させる神を、アブラハムは信じ、その御前でわたしたちの父となったのです。彼は希望するすべもなかったときに、なおも望みを抱いて、信じ、「あなたの子孫はこのようになる」と言われていたとおりに、多くの民の父となりました。

◆3月16日
佐藤弓生さんが「自 分 に 祈 れ!」と仰ってるけど、ある程度お強い方じゃないとできない芸当だよな、と個人的には思っている。特に、自分の体調が思うに任せない私は、朝の不調だけで「詰んでしまう」感じである。自分に発破かけて何とかなるほど強くないし、自分自身も信用できない。ルカの福音書10章のマルタとマリヤの姉妹の話に対し、イエスがマリヤを贔屓し過ぎという信徒の不満も聞いたことがある。イエスがマルタの奉仕も喜んでいたとはよく解き明かされるが、マリヤが主に向き合って御言葉をいただかなければ生きることすらままならなかったのでは?ということはあまり語られない気が(牧師もある意味強者なのかも)。私が早く起きて黙想に時間をかけていることに対し、母は「家族がいたらそんなことしてる場合じゃない」と長いこと貶してきたし、作業所職員も「偏っている……!」と奇異の目で最初の頃は見ている感じだった。でも私は、イエスと過ごす時間が取れないのであれば、即刻この世から消えてなくなりたい、と思う。
   ↓  ↓  ↓
<新改訳第三版 ルカの福音書10章41〜42節>
主は答えて言われた。「マルタ、マルタ。あなたは、いろいろなことを心配して、気を使っています。しかし、どうしても必要なことはわずかです。いや、一つだけです。マリヤはその良いほうを選んだのです。彼女からそれを取り上げてはいけません。」
   *  *  *
マタイによる福音書6:33に「何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる」(新共同訳)とあるが、神の義って、正しい立派なことを行う、とか大それたことじゃなくて、神様に喜ばれる主と一対一の関係のこと。どうしてそう明言できる?という向きもあろうから、それは改めて書かないといけないだろうが、少なくとも私は、神様と過ごす朝の時間があるから、すべきことの段取りや、体調不良に対処するための策(食べ物/飲み物/服薬の各具体)、頑張るべき時か休養すべき時かの判断、相手の真意を汲み取った上での伝達の言葉などを、見つけられている。(凄く現実的な話なのだ)

◆3月30日
8:55頃に作業所に電話し「10分ほど遅れますのでお伝え下さい」と言った。9:20タイムカード打刻。半日働き、帰りはスーパーへ。帰宅すると郵便受けに昨日投函分のスマートレターが6つ入ってて「厚さ制限2cmを超えていますのでお返しします」とのこと。すぐ市の郵便局本局へ行き「差額を払いますのでまた出して下さい」と言った。すると「スマートレターとしてお引き受けできない」と。「それではコレは封筒代わりで普通郵便扱いでもいいので出せないですか」と訊くと「スマートレターの額面は無効になります」と。「普通郵便だといくらですか」と訊くと「390円です。レターパックライトなら370円で追跡機能も付きます。それに普通郵便だと4日くらいかかってしまいますが、レターパックなら翌日届きます」と。「それはどうでもいい」と答えて「レターパックライトの厚さは何cmまでですか」と質問。「3cmまでです」との返事。少し考えて「レターパックライトを9個下さい」と言い買ってきた。
   ↓  ↓  ↓
(郵便業界も大変だから、スマートレターがパァになったのはお布施ってことで)
(栞を厚くした出版社に恨みを抱かせようとするサタンの策略だな……よくある話)
(一つ仕組みが分かったのでヨシとする)
(それより、障害者は貧乏たらしく生きてないと許さん!っつー作業所職員に後で非難されないか心配)
   *  *  *
それはそうと、今回の件で、顔割れしてしまったな(マスク着けてたとは言え。窓口職員複数に思い切り差出人名を見られてた)。
何か、下記の聖句が浮かんじゃった誇大妄想家とど であった。
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<新改訳第三版 イザヤ書49章7節>
イスラエルを贖う、その聖なる方、主は、人にさげすまれている者、民に忌みきらわれている者、支配者たちの奴隷に向かってこう仰せられる。「王たちは見て立ち上がり、首長たちもひれ伏す。主が真実であり、イスラエルの聖なる方があなたを選んだからである。」
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無名なほうができることも多々…

2023年03月28日 03時27分10秒 | 気分・体調にあわせて
やあみんなそろそろ見つけられたかな?(blogでガス抜きできぬ日間近)
(とど)

2023年3月26日 作歌。

*上句はお題
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歌集『カインの祈り』を上梓します。

2023年03月27日 01時38分12秒 | 出版・掲載情報
澤本佳歩の第一歌集『カインの祈り』が明眸社より上梓の運びとなりました。
2007年〜2022年までに詠んだ短歌の中から353首を収めました。(内、47首は完全未発表の作です)

  百円の工賃の重み噛みしめる仕事を終えてジュース買うとき
  健常に見えると励ますやさしさの底を流れる偏見を嗅ぐ
  「再発をしてたら治療あきらめる」テレビ観ながら母に呟く
  いずれ来る死を主のもとへ帰る日と恐れぬわれに医師の頷く
  充血の眼にて追うハンセン病歌集に見える盲(めしい)の生活(たつき)


【装幀】花山周子氏
【カバー写真】澤本佳歩(著者撮影)
【栞文ご執筆者】堀田季何氏、冨樫由美子氏、西巻真氏
[定価2750円(税抜き価格2500円)/2023年3月27日発売]

Amazon等で購入できます(検索エンジンで調べると、ネットでの取り扱い店が分かります)。
また、HonyaClub で注文すれば、ご指定の書店で受け取ることもできます。

よろしくお願いいたします。
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看板短歌も本編も、じゃ独擅場すぎんか?

2023年03月26日 19時34分05秒 | その他
(申し出は有り難いけど……)お祝いに甘やかしたらワガママ放題
(とど)

2023年3月26日 作歌。

*下句はお題
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向こう見ず?でも協力者も現れて…

2023年03月23日 20時19分00秒 | 気分・体調にあわせて
イカロスの無謀さで編むわが歌集 大空高く飛び立ってゆく
(とど)

2022年10月16日 作歌。

*下句はお題
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あんな凄い方に褒めていただけるなんて。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。

2023年03月21日 03時32分03秒 | 本に寄せて
面映い賛辞はうつつか幻か春の陽気が惑わせている
(とど)

2023年2月12日 作歌。

*下句はお題
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一首鑑賞(94):永田淳「祈りは常に形をなさず」

2023年03月18日 09時48分23秒 | 一首鑑賞
春の夜を震えて咲(ひら)くマグノリア 祈りは常に形をなさず
永田淳『光の鱗』


 クリスチャンでも「祈りが得意」という人はあまりいないだろう。苦手だから人前では絶対に祈りたくない、と頑なに拒む方もいる。それは、纏まらず怯えている内面が全能の神の前に晒け出された様が他者に注意深く聞かれているという状況に遭遇し、身の縮む思いをしたからかもしれない。けれど、為すすべなく打ちひしがれている時に、また他者が壮絶な苦しみの中にあるのを傍目に見守っているしかできない時に、あるいは音信の絶えそのご健康などが気にかかる方を思う時に、ただ神の前に縋るように佇むしかできないことは多くの方が経験されていることに違いない。
 マグノリアはモクレン科の総称であり、具体的には紫木蓮、白木蓮、辛夷、泰山木、ホオノキなどを指す。寒さが緩み始める時分、祈りとも願いとも呻吟ともつかぬ思いが、誰の見ているわけでもない夜に、大きなマグノリアの花弁のように確かな存在感をもって震える——非常に美しい描写であると同時に、ある痛々しさも湛えている歌である。木蓮や辛夷が花ひらく頃に詠まれた歌であれば、もしかしたら東日本大震災の犠牲者のことを悼んで、つと永田の胸に降りてきた一首かとも考えられる。
 長崎で被爆したクリスチャン歌人・竹山広にこういう歌がある。

  一分の黙禱はまこと一分かよしなきことを深くうたがふ

 この歌が収められているのは、『射禱』という題の歌集である。射祷(しゃとう)とは、カトリック信徒の間に根付いているごく短い祈りのことで、矢を射るように繰り返し祈る作法だということだ。竹山の歌集を追っていくと、第二次大戦後、竹山が長年に亘って反戦集会に参列していたことが分かる。この一首を詠んだ頃には老いも深まって集会参加はできなかったようだが、長崎への原爆投下の時刻に合わせて起きて座したことを詠んだ歌も同じ連作中には含まれていた。人の目に見える黙禱はただの一分であっても、その前には長い個人的な思索と水面下の祈りがある——。忙しさに取り紛れて何となく日々を過ごしがちな私達に、深く問いかけてくる歌である。

 重い二首を引いてきたが、祈りへの敷居を高くすることが本稿の狙いではない。一つ助けになると思われる本をご紹介する。女子パウロ会発行の、来住英俊『目からウロコ〜とりなしの祈り』というごく薄い本で、この中に「イメージで祈る」という項がある。そこでは、執り成しの祈りをする際に、ある人の病状の回復や、震災・戦禍などの中にある人々の平安や具体的な助けなどを、言葉にして祈ることが毎日できるに越したことはないが、ずっと言葉で祈り続けるのは難しい場合も多いことに言及されている。その上で、祈ってあげたい人を思い浮かべ、その人と共にイエス様がいてくださること、守りの御手が添えられているのをイメージすることを通じて、執り成しの祈りが形式化したり頓挫してしまったりするのを防ぐことになると説かれている。
 祈りは言葉であって、言葉でない——。前段と逆のことを述べるようであるが、バビロンの王宮に仕えた旧約聖書のダニエルという預言者について触れたい。ダニエル書9章は、祖国エルサレムの荒廃が終わるまでに七十年の歳月がかかると文書によって悟ったダニエルが、取り乱して神に訴え続ける祈りの言葉で章の半分以上が占められていることに私は注目する。動揺のままにワーッと神に語りかける言葉が続き、冷静さからはおよそ遠い祈りである。
 心の奥でふと他者に思いを馳せる祈り、感情的な祈りの言葉の奔出、神はどちらにも心を留めておいでになる。神様は、きちんと整った祈りだけをお聞きになるような狭量な方ではない。皆さんの日々に、主がいつも共にいてくださいますように。
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自作ポストカード♪(12)

2023年03月15日 11時51分46秒 | 言葉に寄せて
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上意下達に従ってれば楽だもんね…

2023年03月13日 17時40分04秒 | その他
どうしても枠をはみ出すものがある 縦割り打破するのが連携よ?
(とど)

2023年2月12日 作歌。

*上句はお題
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身体は一つしか無いんだから…

2023年03月10日 07時26分08秒 | その他
無理だから無理って言っただけなのに トラクト、チラシの同時進行
(とど)

2023年2月19日 作歌。

*上句はお題
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ただ読んでいたのでは解らないことは多々。

2023年03月05日 12時04分40秒 | 言葉に寄せて
文字だけじゃ伝えられないこの気持ち だから取り継ぐ牧師がいるんだ
(とど)

2023年1月22日 作歌。

*上句はお題
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結果的に、愚痴ばかり伝わってる。

2023年03月03日 12時55分11秒 | その他
教会の欠けを補う主の恵み伝えたいのに追いついてない
(とど)

2023年2月5日 作歌。

*下句はお題
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