水の門

体内をながれるもの。ことば。音楽。飲みもの。スピリット。

歌集『カインの祈り』

澤本佳歩歌集『カインの祈り』
詳細は、こちらの記事をご覧ください。

Amazon等で購入できます。 また、HonyaClub で注文すれば、ご指定の書店で受け取ることもできます。
また、読書にご不自由のある方には【サピエ図書館】より音声データ(デイジーデータ)をご利用いただけます。詳細は、こちらの記事をご覧ください。

こいにょぼり~

2008年04月28日 22時23分52秒 | 食べ歩きに寄せて
お~くぼ食堂さんの【こいにょぼり~】に行ってきました。
momoちゃん一押しの「もずくとかつおの玉ねぎサラダ」と「桜えびとニラのひらやちー」をいただき大満足♪

工作にも歌を添えて…。

momoちゃんの お手にかかれば 何だって
美味しく変身! まな板の鯉
(とど)
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色々食べられ満足!ワンプレート・ランチ

2008年04月20日 07時49分26秒 | 食べ歩きに寄せて
昨日は武川~長坂~小淵沢と、北杜市に母と二人で花見へ。そしてその最後に、甲斐小泉の洋食屋【もみの木食堂】でランチをいただきました。約2週間前の月曜日、母が横浜時代の友達を呼んで花見をした際にここでお昼をし、とても良かったので私にも食べさせたいということだったのです。
期待して入ると、12時15分くらいの時点で既に満席。でも、土~月しか営業していないお店、少々遠くから来ている私達としては「またの機会」というのもシャクです。それで、近くを散策して空きを待つことに。
1時少し前にようやくお店に入ることができました。私達はためらうことなく噂の<ワンプレート・ランチ>を注文。

おおお~、コレですか!!白身魚のムニエルに、スモークサーモンのサラダ、グラタン、パン、カボチャスープ(右の細長いガラス器がそうです)。彩りが綺麗です。これにシフォンケーキのアイス添えとコーヒーが後ほど出てきました。特に美味しかったのはスープ。クリーミーでコクがあって良かったです♪

…さてさてBGMの話です。実は母は、「生まれ変わったら女流建築士に!」と豪語するほどの建築好き。2週間前は友達と来ていてあまりじっくり見られなかったようでグルグル見回していましたが、「OM(ソーラーハウス)だわね」とやおら呟きました。確かによく見れば床暖房の温風の噴出し口があります。それに吹き抜けでスピーカーが小さい割りに音がよく響くな…と思っていたのも、もしかしたら空気の循環が良いソーラーシステムであることも影響しているのかもしれません。
音楽は映画音楽のコンピでしょうか?仰々しくなく聴きやすいサントラ風のストリングス曲がかかっていました。でも、BGMとしては納まりはいいけれど、ちょっとベタな感じがしなくもありません。もう少し軽めなテイストがいいんじゃないかな…と思って私が選んだのは、タック&パティの『Paradise Found』。ギターをバックに軽々と舞うソウルフルな歌声が気持ちいい一枚です。
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変り種!みそスパゲティー

2007年12月06日 15時36分28秒 | 食べ歩きに寄せて
お茶のお稽古の帰りに、母と大泉の雑貨&カフェ【山栗】へランチに行ってきました。久々の食べ歩きレポです。(帰ってきてブログを見返したら、何とちょうど一年ぶり!随分間が空いてしまったものです。)
どういうわけだか、木曜定休のお店が多いんですよ、あの辺りは。だもんで、行きしなパン屋に寄って昼食を調達し、図書館のロビーの腰掛で食べて帰るか、帰宅してから食べるかが最近のお定まりでした。ですが、つい先日先生のお宅へ送ってもらう際、近道をして【山栗】の前を通りかかったところ「OPEN」の看板が。「あ、木曜やっているんだね!」でも、もうその日はいつも通りパンを用意してありました。じゃあ今度…ということで、晴れて行ってきたわけです。
お店の存在は、ネットや地域情報誌などで半年ほど前に知っていて、「美味しい」という評判も聞いていました。初めて外観を見た時、「これは当たりかも…」と期待がムクムク。しばらく外食時にもデジカメを持参しなかったのですが、今日こそは…と勇んで出発しました。
結論から言うと、二重丸。ランチ・デザート・ドリンクとも、メニューに趣向が凝らされていて、しかも割安。今日は二人して「みそスパゲティー」のランチを注文しました。サラダには春菊はじめ数種類の青菜に、レタス・大根・玉葱、そして薄ーく削ったチーズに柔らかい味のドレッシング。次いでカボチャのスープ。どちらも丁寧な作りで上品な味です。

メインの「みそスパゲティー」は、細麺の上にみそ・くるみ・胡麻を混ぜたソースに、青菜とゆず、ポーチドエッグ・海苔を添えた変り種。みそ・卵のまろやかさの間から、青菜とゆず・くるみの香味がさり気なく自己主張してきて、これは美味!!
食後のコーヒーも、薫りの深い奥行きのある味。すっかり満腹、満足して店を出ました。
ここのところブログ上で料理レポはしていませんが、2、3ヶ月前から昼食にパスタを作っているんですけど、うーーん、こういうレシピは自分じゃあと5年経っても到底思いつきませんね(笑)。やはりたまに外食して、新しい空気を取り込むことも必要ですね…。

<追記>
あ~~~っと、大事なことを忘れてました!BGMですよ、BGM。もう自分でもこのブログの本題を見失っています(冷汗)。
お店でかかっていたのは、スタンダードなボサ。「波」「ワン・ノート・サンバ」「フェリシダーヂ」等など。男女取り混ぜたヴォーカル、インストと色々、でもとてもベーシック。コンピなんでしょうね。
店舗の半分を占める雑貨スペースで扱っている、木工品やレトロ雑貨、陶磁器などの嗜好が欧風なテイストなので、ボサも悪くなかったのですが、BGMとしてはもう気持ち抑え目の方が、主客がハッキリしていいんじゃないかなぁ…というのが個人的な感想。
で、一応エロール・ガーナーの『Plays Misty』を推しておきます。ちょい甘めな雰囲気が、雑貨の夢のある感じにしっくりくるのではと。それに7曲目の「Where or When」のアドリブに賛美歌「ああベツレヘムよ」を持ち出してきたりしているところも今時分に良さそうだし……って言うのは後付けです(笑)。
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野菜たっぷり!お値打ち洋食ランチ

2006年11月25日 19時09分36秒 | 食べ歩きに寄せて
お茶のお稽古の帰り、大泉でお店を発見したのは半年前。父の住む家から程近い通い慣れた道に、目新しい小ぎれいな建物が。最初は看板の名前を読み取れないまま通り過ぎてしまい、一週間後よく注意しながら道を走って店名をゲット。【CURTIS CREEK】だって。うーーん、ジャズ・トロンボーン奏者みたいな名前だなぁ…と記憶して、早速家に帰ってからネットで調べてみる。
甲府に以前あったお店のようだ。こちらのブログで絶賛されていたのを見て興味津々。だが、お稽古の曜日はあいにく定休日で、なかなか行くことができなかった。
一週間前、母が「美味しかったわよぉ!」と帰宅するなり大騒ぎしていたので何かと思えば、くだんの店で食べてきたらしい。私が発見したのに、と先を越されて地団駄踏んだ私。念願かなって今日、父母と三人でランチしてきた。

コースメニューがいくつかあったが、私はチキンソテーのブルゴーニュソースを頼んだ。
空きっ腹の遅いランチだったため、最初に来た温野菜のサラダは写真を撮り忘れてしまった(苦笑)。ビックリしたのは、口にする具の一つ一つが、違う種類の野菜だったこと。かぶやゴボウ、南瓜、さつまいも等々…、巷のレストランのサラダではめったにお目にかかれない野菜が、軽く10種類は越えていた。
続いて運ばれてきたパンは、地元の小麦粉とそば粉を練りこんだもの。風味が柔らかく、自然な甘みがあった。

おまちかねメインのチキンソテー。ブルゴーニュソースとは、クレソンとパセリのソース。パンに浸して、ソースも残さずいただいた。
デザートはクリームブリュレも繊細かつ濃厚な味。私は母の分まで平らげてしまった(笑)。コーヒーも美味。
これで1500円はお値打ちだよなぁ、と大大満足。今度来るときは、ペペロンチーノかカルボナーラのランチ(1300円)かな~。
お店のBGMは、軽いジャズ・ピアノ。誰の演奏かは、うっかりお店の人に聞きそびれてしまった。ワタクシ的には、ビル・エヴァンスの『Montreux II 』を推しておきたいな。
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豆を自ら挽ける“こだわりの”珈琲屋

2006年11月06日 21時20分51秒 | 食べ歩きに寄せて
先月末 母がラジオで聞きつけた明野の珈琲屋を、今日二人で訪ねてみた。
韮崎から明野に入る曲がりくねった道をずんずん進むと、そのうち下り坂になり「北杜市須玉町」の看板を過ぎた。目印のゴルフ場が見当たらなくて不安になってきた頃に「コーヒー」ののぼりが見えた。それがこぉ~ふぃ~屋【Autumn】だった。
入り口に「ジャズ・レコードの店」とある。期待して扉を開けると、こじんまりとしたカウンターにイスが3つ。
家の設計に関心のある母は、目ざとく天井に設えられた障子を発見し興味津々。
二人してキョロキョロと落ち着かない中、母はブレンドを、私はブレンドのダブルとカボチャプリンをようやく注文した。
するとご主人は豆をミルに仕掛け、「どうぞ」と差し出した。ご自分で挽いてくださいということらしい。
私は、東京のカフェや書店に関するムック本がズラリと並んだ右手の書棚にへばり付き、豆挽きはほとんど母に任せっきり。最後に形ばかり3~4周挽かせてもらったら、コーヒーのいい香りがぷーんと漂ってきた。

コーヒーは深煎りのようなコクがありつつ、後味は爽やか。砂糖もミルクも全然必要なし。手作りというカボチャプリンも上品で美味。
お店に入って一発目にかかった曲は「You'd be so Nice to Come Home to」。「ヘレン・メリルですね」と反応したことから、私が大学時代にビッグバンドに所属していたことに話が及んだ。こちらの店名は、ご主人の苗字「秋田」と好きな「Autumn Leaves」をかけたものだそう。
母とご主人がお喋りしている傍らで、私が夢中になって棚から出してきた本を繰っていると、スピーカー・システムが切り替わる音がし、「枯葉」が流れてきた。聴いたことのないヴァージョン。「誰のものですか?」と聴くと、ご主人は壁際を指差した。

そこでは、ジャズメンのフィギュアが曲に合わせて動いていた。驚いたことに、実際の譜割りに合わせて、演奏しているところだけ動き、休符のところでは休んでいる。「これはビル・エヴァンスっぽいですよね」とご主人。芸が細かいなぁ…と感心して、5曲程このセットで聴かせてもらった。
その後、普通のスピーカー・セットに戻して耳に飛び込んできたのが、来日中のジョアン・ジルベルトの声。スタン・ゲッツのボサ・アルバムだったが、有名な『ゲッツ・ジルベルト』ではなかった。(Amazonでチェックしてみたが、ちょっと同じものは見つからなかった。)
帰宅後、家でビル・エヴァンスの「枯葉」なんて持ってたっけ…と調べてみたけれど、残念、やっぱり無かった!だがその代わりに、ドン・セベスキー・プロデュースによる『I Remember Bill: A Tribute to Bill Evans』に「枯葉」を発見。久々に聴いたけど、怜悧・冷徹な視線の感じられるこういうビッグバンド、私は好き。ビッグバンドならではの大らかな感じのものより好みかも。
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【イノダコーヒ】の姉妹店

2005年12月22日 22時44分47秒 | 食べ歩きに寄せて
もう一週間も前になってしまいましたが、本ブログにたびたび登場する大泉のアイリッシュ・パブ【Bull & Bear】に行って、小間物商会のクリスマス陶器小物が付いてくるケーキプレートを食べてきました。(美味しかった!)
開店の午後2時までしばらく時間があったので、11月末にオープンしたばかりの隣りの【Cafe otono】に入って待つことにしました。
外観は普通の一軒家風。けれどドアを開け一歩中へ入ると、ワインレッドのベルベット地が目にも鮮やかな豪奢な椅子が目に飛び込んできました。八ヶ岳によくある山小屋風のカフェとは違う、街中にある昔ながらの名店の雰囲気。
ちょっと戸惑いながらカウンターの端に腰掛け、デミタスコーヒー付きのみつ豆を注文し、店内を見渡すと、【INODA COFFEE】と大きく書かれた立派なプレートが壁にかかっているのが目に留まりました。ご主人に尋ねると、40年近く京都のイノダコーヒにお勤めになられていて、このたび晴れて独立されたのだとか。
「行ったことはないんですけど、イノダのことを歌った曲を聴いたことがあって…」と言うと、とても嬉しそうな顔をされた後、「ああ、最近亡くなられましたよね…ええと、誰だったっけ…」と奥に引っ込まれ、「そうそう、高田渡さんでしたね」と、辻香織によるカヴァー版「コーヒーブルース」を手に戻ってこられ、続けて「これ、差し上げます」とおっしゃられました。
それから小一時間ほど、お喋りに花が咲き、その間、デミタスコーヒーのお替りが2杯、ドイツのクリスマス時期の発酵焼き菓子シュトレンが一切れ、ウェーハース…と次から次へとテーブルに並びました。
でも、これ、全てご主人のご好意によるものだったんです。結局母と二人でみつ豆二人前の御代しか置かず、店を後にしました。
でも気っ風がいいだけでなく、お菓子とコーヒーの取り合わせといい、それぞれを出すタイミングといい、極上と形容したくなるサービスでした。さすが名店を支えてこられた方ですね。これはご贔屓にしなくっちゃ。
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フランスの片田舎風レストラン

2005年09月19日 17時40分11秒 | 食べ歩きに寄せて
一昨日のお昼は、山梨県長坂町・三分一湧水の近くのフレンチ・レストラン【Le Coq Rouge】(ル・コック・ルージュ)に行ってきました。
こじんまりとした店内は、シンボルの雄鶏をモチーフとした木彫りや絵、ポスターなどが飾られ、フレンチレストランとはいえ、肩肘張らない素朴な雰囲気が漂っていました。
ランチメニューは、数種類の肉料理か本日の魚料理のメインを一品と、パン、14種類の中から選べるデザートと大変充実しており、かなりそそられましたが、この日は午後に予定があったので、魚のメイン料理の単品(からすがれいのポワレ)と本日のサラダを注文しました。
ポワレは身をほぐしてフライパンで焼かれてあり、イカスミを練りこんだパスタとリゾットが添えられていてとても本格的な一品。サラダは千切りにされた人参、ピーマン、赤ピーマンとブロッコリーなど彩り豊か。両方とも香り高く上品な味でした。入り口に置かれたチラシを見ると、シェフはフランスとアメリカで料理人として腕を磨かれたとのことでした。
気になるBGMは、ドアを開けた瞬間から「あ、いいなぁ、お店に合ってる」と感じました。多分ナット・キング・コールでしょう。マイルドな歌声とバックのオーケストラ演奏は、ヨーロッパ的なところとアメリカっぽさをブレンドしたような雰囲気があり、お店のくつろいだ空気を作り上げるのに一役買っていました。
帰宅していつものようにCD選びにかかりましたが、こんなに苦労したのは初めてです。あまりにもお店のBGMがフィットしていたから、自分なりにお薦めを見出すのは至難の業でした。2日かけてやっとエルヴィス・プレスリーのゴスペル・アルバム『His Hand in Mine』に落ち着きました。
でも、今回はお店の方に完全に降参です。今回あれこれ引っ張り出して聴き直してみて気付いたのは、味わいのある(もっと言えば少しクセのある)ヴォーカルものは沢山持っていても、マイルドで聴いていてホッとできるような唄もの(特に男声ヴォーカル)は殆ど持っていないということでした。次回のネットショッピングのテーマはこれかな(笑)。
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お盆過ぎのアイリッシュ・パブ

2005年08月19日 21時32分06秒 | 食べ歩きに寄せて
昨晩は8ヶ月ぶり(!)に八ヶ岳南麓は大泉町にある、地元ではあまりにも有名なアイリッシュ・パブ【BULL & BEAR】に行ってきました。お盆過ぎとはいえ夏休み真っ盛りですから、何しろ家族連れが多く、大変賑わっていました。
今回のお目当ては、BBSで夏季限定と宣伝されていたキルケニーというビール。早速口に含むと、入れたてのきめ細やかな泡の触感とフルーティーな味が何とも爽やか。これは旨い!!とゴクゴク飲み干し、一緒に注文してあったポークチャップ・プレートが運ばれてきた時にはグラスは空になっていました。続いて飲み比べるつもりで、スタンダードにギネスを頼みました。
プレートはメインの豚ソテーの他に、ハーブの効いたポテト・スープ、ブロッコリーとサーモンのサラダ、フライドポテトが付いていて、ヴォリューム満点。どれも美味しく頂きました。
そうこうしている内にギネスもテーブルに。以前一度飲んだきりだったので、殆ど味を覚えていなかったのですが、一口飲んでビックリしました。クリーミーな泡立ちは同じなのですが、誤解を恐れずに言えば、鰹の刺身のような風味がしたのです。でもそれが嫌味じゃない、奥深い濃厚な味で、さすが定番だなぁと思いました。
この日のBGMは、ゆったりとした女性ヴォーカルでした。以前ウルルン滞在記で本場アイルランドのパブの様子を観た時は、フィドルの主旋律が疾走感あふれるこれぞアイルランド!という感じの曲がかかっていましたが、こちらのパブはどちらかと言えば、もう少しなごみ系のものがお好みのようです。
家に帰ってから、パブの情景を頭に浮かべながら、ほろ酔い気分でルナサを聴きました。でも、アレ?何か違うなっていう感じ。スピーディーな緊張感がパブでまったりと過ごした時間にどうもそぐわない気がするのです。ここは格好つけずに、ひとつ王道で行きましょうか。選んだのは、メアリー・ブラックの『Babes in the Woods』。今あらためて聴いていますが、やっぱりいいなぁ。
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レゲエ、ブルースのかかる無国籍料理屋

2005年08月06日 17時20分31秒 | 食べ歩きに寄せて
昨晩は仕事帰りに、JR韮崎駅前の【お~くぼ食堂】に行ってきました。ひょんなキッカケでふらりと初めて訪ねたのは確か11月か12月頃。チゲぞうすいを頼みラム酒をひっかけて、いい気分で帰ってきたのでした。
半年以上ぶりで簾を開けた店内は、オレンジの照明に照らされ以前と変わらぬディープな雰囲気。展示会やライヴなどのミニチラシなどが壁に貼られ、絵本の置いてある一角もあります。しかし何と言っても目立つのが鮮やかな色紙に手書きされたカウンター前のメニュー。カウンター席には、メニューと同じ筆跡で「ご予約 とどさま」の紙があり、ちょっと嬉しかったです。
この日は、厚揚げ、しらすとカニとオクラの冷スパ、ソフトドリンク2杯に、泡盛のロックを2杯(八重山、白百合)注文。冷スパは、カペリーニという細麺をあっさりと味付けしてあり、ヴェトナムのフォーみたいな感じがしました。沖縄料理の店には2回ほど行ったことがあったのですが、泡盛は初体験。でも思ったよりも飲みやすく、ワインのように残らず、今朝もスッキリしていました。これはいいお酒を覚えたなぁ。
以前は遅い時間帯に行ったので、22時過ぎるとブルースに音楽が切り替わって、まったり感とhighな感じが入り混じった何とも言えずいい雰囲気だったことばかり頭に残っていたのですが、今回、食事の時間帯はレゲエをかけていたことが判明。お店の佇まい、料理、飲み物にピッタリ合っていて、憎らしいくらいいいセンスです。
さて恒例のオマケですが…私が選んでみたBGMは、アリ・ファルカ・トゥーレ&ライ・クーダーの『Talking Timbuktu』。ブルージーなので、夜も深まってきた22時過ぎにかかっていたらしっくりくるでしょうね。
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高原の英国式洋館でランチ

2005年08月01日 18時30分37秒 | 食べ歩きに寄せて
小淵沢の八ヶ岳リゾートアウトレットから2~3分の長野県境の深閑とした森の中に、ハウスウェディングも挙げられるプチホテル【アトリエ・ド・アガサ】があります。今日はそこでランチを食べてきました。
ここのティールームは天井が高く、天窓からは陽光が明るく降り注いでいます。テーブルも店内には3つ置かれているだけで、広々と贅沢にスペースを使っています。今日お店に着いた時には、テラス席が賑わっており、こちらも気持ち良さそうでした。
定番メニューはカレーなのですが、今日はゴールデンウィークと夏期限定という日替わりランチを注文。メインは豚肉のローズマリー焼きで、さっぱりとして暑い夏にはちょうどいいメニューでした。和風とも洋風ともつかず不思議な味だったのは、茹でたモロッコいんげんに木の芽のペーストを付けた一品。ホテルの宿泊客には、そんな一風変わった料理のおもてなしを気に入ってリピーターになる方が多いそうです。
この前一度お茶した時には、アカペラ・コーラスで確か「夜空ノムコウ」が流れていたりして(笑)、ベタな選曲だなぁ…と思ったのですが、今日は無難なクラシックのピアノ・ソロがBGMでした。
大きな窓から深々とした緑が見えるこのお店には、アコースティック・ギターを合わせたいなぁと思って選んだのが、ナラダ・レーベルの『GUITAR fingerstyle』。心の洗濯にはもってこいのすがすがしい一枚です。
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高原の風を感じながら和食を

2005年06月30日 20時51分03秒 | 食べ歩きに寄せて
少し前に、お茶でご一緒している方が小淵沢で営んでいる和食レストラン【SHIRATO】に行ってきました。
リゾナーレ小淵沢から歩いて10分にも満たない好立地ながら、表通りから一本路地を入ったお店はゆったりとした空気に包まれています。店内はオフホワイトとワインレッドを基調にしており清楚な印象。窓を開けて一歩テラスに出れば、JR小海線の線路が程近くに見え、気持ち良い高原の風が流れてきました。
この日いただいたのは、油揚げと茄子の煮物、海老とブロッコリーの炒め物がメインのおまかせランチ。和食中心とは言ってもなかなか食べ出があり(特に海老はプリップリの大きなものが2尾も入っており)、ひいき目ぬきで大満足しました。
その日かかっていたBGMはジャズ。ヴォーカルあり、ピアノ・コンボありで、コンピレーションのようでした。BGMにうるさい私の来店を前もって分かっていらしたから、もしかしたら気を遣われたかもしれません。
でも、やっぱりうるさい私は、内心お薦めCDを頭の中で思い巡らせていたのでした。高原の爽やかな晴れ間には、ジャズよりも軽めのニューエイジ系のピアノ・ソロがいいのではないかと思い、フィリップ・アーバーグを選んでみました。その名も『High Plains』。波のように繰り返すフレーズが自然に背景に溶け込んでいくと思います。
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ハンモックが飾られるギャラリー&レストラン

2005年05月08日 20時50分37秒 | 食べ歩きに寄せて
昨年末にMICABOXのライヴで訪れた山梨県高根町の【ギャラリートラックス】に行って、お昼を食べてきました。
ライヴ当日の夜、楽器(PC中心)のセッティングや照明のせいかいかにも現代アートの隠れ家的な佇まいを醸し出していたギャラリーは、森林を写した写真が遠慮がちに飾られ、窓際に大きな長テーブルが二つあるばかりで、中央はがらんとしていました。開け放たれた窓から涼しい風が入ってきて、何とものどかな雰囲気。2時過ぎだったにも関わらず食事中のお客さんが他に二組いました。
食事は30センチはありそうな大きな皿に盛られた野菜中心のおかずをピタパンにはさんで食べる形式。デザートとコーヒーもついてお腹一杯になりました。
地元のお店ガイドに「現代音楽のBGM」と書かれていたので、エレクトロニカでもかかってるかな~?とひそかに期待。今日のBGMは音響系ロックで、穏やかな曇り空にしっくりはまっていました。カウンター内のCDには知らない名前が並んでいて、私に分かったのは、ウィルコの『Yankee Hotel Foxtrot』くらい。時間帯や天候、催し物によってBGMも変えているんだろうなぁ、と興味をそそられました。
このシチュエーションに合うCDとして私が選んでみたのは、タジ・マハールの『Music Fuh Ya'』。お昼を食べた後も何をするでもなくくつろいでいた若い人達がさらに和めるような、スチール・ドラムの音が気持ちいい一枚です。
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しんとした中でいただく讃岐うどん

2005年04月18日 21時59分54秒 | 食べ歩きに寄せて
山梨に越してきてからお茶を習い始め、2年半以上が経ちました。初めは長時間の正座に閉口しましたが、徐々にそのゆったりと流れる時間を楽しめるようになってきました。
一年も経った頃、「お茶の音を聴くとホッとしますね。建水に水を捨てる音とか、蓋置を棚に置く音とか…」と先生に申し上げると、「いい感覚してるわ」とお褒めいただき、作曲家の故黛敏郎氏がお茶を愛好されていて、湯がえしの音をオーケストラで言えばクライマックスだと例えられたことを教えていただきました。
そのお茶の先生は、八ヶ岳南麓の大泉高原で讃岐うどん屋【きままや】を営まれています。
筆で描いた大きな円相を染め上げたのれんをくぐると、黒光りのする木目が美しい床にどっしりした家具が置かれ、そこここに湯呑みや蕎麦ちょこの類いが並んでいます。
お昼の讃岐うどんセットは、たっぷりの天婦羅とちまきが付いてヴォリューム満点です。
お抹茶もいただける店内には、BGMはありません。でもそれで物足りなさを感じることはありません。あえて何か付け加えようとすることが無意味に思える空間なのです。
今回はちょっと番外編でしたが、自然の物音だけをBGMにする潔さが、単なる手抜きとは一線を画している隠れた名店のご紹介でした。
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ボサの似合うベーカリー&カフェ

2005年04月14日 20時15分13秒 | 食べ歩きに寄せて
もう3年ほど足繁く通っている八ヶ岳南麓のベーカリー&カフェ【くのパン】は、女性ヴォーカルによるボサノヴァをBGMにしていらっしゃいます。聞いたところ、奥様のご趣味なのだとか。(たまにノラ・ジョーンズをかけていることもあります。)
店の外観はかわいらしいペンション風。店内にはいたる所に奥様自身の手によるドライフラワーやポストカードが飾られ、暖かい色調の照明とあいまって女性好みのオシャレな空間を作り出しています。
ここのパンは美味しいのは勿論のこと、ヴォリュームがあるのが魅力。お惣菜系のパンが充実していて、男性も喜びそうな品揃えです。
今日お店に入ると、よく聴き覚えのあるノラ・ジョーンズの「Don't Know Why」がボサのリズムに乗って流れてきました。隅に今かかっているCDのケースが置かれていたので手に取ると、私の知らない名前がズラリと並んだコンピレーションでした。よく見れば、「見つめていたい」や「マニック・マンデー」「酒とバラの日々」「ムーン・リヴァー」なども収録されているではありませんか…!面白そう…!!
そんなくのパンさんに私がでしゃばって何か音楽を選ぶほどのこともないのでしょうが、ここはでしゃばって(笑)chieの『Sabia』をお薦めしてみます。小野リサ以来の日本ボサノヴァ界の大型新人と噂されるアーティストのデビュー・アルバム。「クロース・トゥ・ユー」や「三月の水」を始め、ミルトン・ナシメントの「トラヴェシア」「砂の岬」など有名曲が目白押しです。
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森の中で欧風家庭料理を

2005年04月11日 17時18分39秒 | 食べ歩きに寄せて
今日のお昼、八ヶ岳南麓にある森に囲まれた欧風家庭料理レストラン【森の小径】に行ってきました。先週訪ねたら満席で入れず、入り口からチラリと中の様子をうかがっただけで退散していたので、今日はとても楽しみにして行きました。
店内は黒味を帯びた木と壁の白のコントラストが美しいクラシカルなインテリアで、ドライフラワーやロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートがさりげなく飾られていました。
ランチコースはメインディッシュを3品から選びます。サラダにチーズが入っていたり、パンがふかふかだったり、脇役にも手のこんだ料理に満足。
音楽は、この前覗いた時に「クラシックが合いそうな店だな…」と予想した通りに、かなり叙情的なロマン派の弦楽曲がかかっていました。ちょっと失礼してCDラックを拝見すると、クラシックの他にもパット・ブーンやプラターズが…。予約のみ受け付けているディナーに流しているのかな…と推察しました。ご主人の趣味なのでしょうね。
さてまたもや、私の勝手に推薦盤を挙げさせていただきます。本当はクラシックでコレというものを提示できたらいいんでしょうが、その辺りにとんと疎いもので…、『Morelenbaum 2/Sakamoto: Casa』 を選んでみました。ボサノヴァにはつきもののギターが無く、ピアノ+チェロ+ヴォーカルという編成。歌モノというよりは、ヴォーカルも楽器の一つといった佇まいでトリオと呼ぶのがふさわしいかも。クラシック的な凛とした空気感がお店に合いそうです。
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