水の門

背景をながれるもの。ことば。音楽。スピリット。

もういいよ…( ´△`)

2018年09月19日 14時12分38秒 | 風景にあわせて
諍いを鎮火するごと雨風の猛るに願う公演中止
(とど)

2013年9月16日 作歌。
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#通読 2018年8月分まとめ

2018年08月31日 05時41分18秒 | 聖書通読
◆8月14日
コリント⑵12:7「…啓示された事があまりにもすばらしいから…そのために思い上がることのないようにと、わたしの身に一つのとげが与えられました」。パウロさえ素晴らしい啓示に思い上がる誘惑があった。水島和夫の歌〈喉元すぎれば忘れるわれにむしろ痛みは疼きつづけよ〉も浮かぶ。

◆8月22日
エレミヤ17:11「しゃこが自分の産まなかった卵を集めるように不正に富をなす者がいる。人生の半ばで、富は彼を見捨て ついには、神を失った者となる」。このしゃこは甲殻類と思っていて、意味が取りにくい箇所だなぁと常々。NIVではpartridge(ヤマウズラ・イワシャコ)。鳥か!合点

◆8月26日
新改訳エレミヤ22:15-16「…あなたの父は飲み食いしたが、公義と正義を行なったではないか。そのとき、彼は幸福だった。彼はしいたげられた人、貧しい人の訴えをさばき、そのとき、彼は幸福だった…」王が正義を以て統治すれば民は幸福だが、そう行う王自身も幸福と主。これは私達にも当てはまるだろう

◆8月30日
エフェソ6:12「わたしたちの戦いは、血肉を相手にするものではなく、支配と権威、暗闇の世界の支配者、天にいる悪の諸霊を相手にするもの…」。日曜礼拝で解き明かされたコリント⑴12:27-13章。互いの役割を尊重せず優劣をつけるのは分裂を生む、愛以外の賜物は滅びる、にハッとした
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本題から行けよ…!

2018年08月30日 16時42分31秒 | 人(またはその作品)に寄せて
前半を時候の話題に費して尻切れとんぼなCメール果つ
(とど)

2013年10月25日 作歌、2018年8月30日 改訂。
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『捲毛の雲』より

2018年08月28日 17時42分16秒 | 本に寄せて
金井秋彦の歌集『捲毛の雲』を読了。目に留まった歌を引いておきます。


・波形の砂は優しも背を向けて佇つ人の影は罰に似ており
・桑の葉をひたすら食みて死の繭に到らんと言いき忘れがたしも
・日常のことにて今朝も置かれあり経営苦調書癌死亡証明書など
・苦悶の梨という比喩に頷きいるときに別れ告げあう声の優しも
・吹き撓い吹き撓いいし森の樹に夕日は恩寵のごとく包みぬ

・モノシイズムの恐怖とも論のむごさとも読みており経済理論史にして
・扉(ドア)を出で襟もとを直しつつ行きし女(ひと)も軛を負いて働く
・焼木坂の夕空を仰ぎ帰りゆくひと日の涯の慈悲のごときを
・誦唱して憑(のりうつ)る力を思想とぞ昂りて暁ちかくまで読む
・日曜日は病む身を休め枕辺に読み止(さ)して置く天の網島

・鬱のあと生きいきとする声きこゆ堰かるるものの水音にして
・怨の字を掲げて太鼓を打ちつづけいし母親の群も今日去る
・ムイシキンのように魯鈍に生きたかり欅落葉降る道につぶやく
・人の心におのれの影を視るなかれ飢うる勿れと今日は記しぬ
・ポーランドの苦しみよ累積債務負いて民衆も耐えを強いられゆかん

・森の径に地下へおりてゆく梯子がありのぞきてマルテの灯が見ゆと云う
・影が見ゆ影は存在するものを証すと眸ひかりて言いぬ
・ありのまま違和も容れ心開けとぞ熱き鞭なればわが黙しいつ
・頸に仮面吊す男らみつめあう画を置けり卓上暦のわきに
・この朝もきて坐る椅子老いしわが奴隷の膏(あぶら)しみてにおうを

・うらじろ樫さみしき日ぐれの坂帰る女らは燔祭のごときもの負う
・孤りいてじりじりと修羅の影がくる出ずる扉を確かむと言う
・思想より人間性に行きつくと読み終えて詩のことは突き放されぬ
・おのずから鎧わぬものに柊の老いし樹に棘の失せていること
・誘惑が衰えそぼくな消費へと帰るというボードリヤール読めば

・水のなか水が抜手を切るごとく奔りゆくものを恐るると言う
・あかあかと夕日射す建物の壁が見ゆわが煉獄のほのおのごとき
・羽根破れ憩うルドンの老いし天使暗きいず方へ飛び得しならん
・自我半ばひらきし顔を覗きこむゆえにはげしく否みしと言う
・盗聴テープ戻し戻してひと日写す商人一揆よ起れと思う

・潰される店の立場を訴えて対うときの主婦たちの非情な貌は
・頭垂れ胸の傾くまま行けと旅の朝発(あさだ)ちに書きしアミエル
・風草のまるみに風のさやりいしかなしみは幾日ひとを苛む
・生活権奪うのかと誰かが叫ぶときわが怯む昨夜の成行き思えば
・怯懦なる心の檻を見つむると日録なれば書きし一行

・成東に今日きて読みぬ黒き顆の顕われて昏む眼と書きし事由書
・かく生きて術なかりしとわが膏(あぶら)染みしオフィスの椅子に思える
・愚図愚図とするなと今日もきて嚇す札束に撫でられし幾人
・坂下の溝の塵埃(ごみ)さらう主婦たちの働きが日曜日のある朝は見ゆ
・人の象(かたち)して親しげに死は添うと小楢林の空見つめ言う

・自我というものを根こぎに漂いてゆかなと思う漣見つつ
・言葉のみ膨れ舞いあがり欠如へと抛り出さるると手記に寂しも
・野葡萄の青き実こぼれいる椅子に悲しみぬ医師リーフィのことを
・衣嚢(ポケツト)の丸めし紙をとり出して読み聞かすひと冬の愛にて逝きぬ
・灯を消して立つとき壁に螢光を放つ数珠(コンタス)の形が光る

・わが胸に今日は清澄があると記す「春の呪詛」を書き苦しみし後
・肖像権知つているかと叫ぶこえ今日は闘争のオルグが混る
・人は死を果実の芯のごと抱くと日溜りの草に坐り呟く
・職を罷めて程なく死ぬとモオパッサンの「水の上」にありし思い出し読む
・すずめのやり抜きては花粉を吹きている鬱とも無心とも人の黙して

・たとえ天が曇つてもお前ひとりいる茅花ゆるる辺に読みし詩にして
・巻紙は不思議にまるでプルーストのように書けると何の寓意に
・機動隊の盾の中ゆきて署名する職退きてわが今日為ししこと
・この夏も目眩してまた幾日臥す陽の射す窓に葦簀をさげて
・古書市に草臥れて立つわが前のユトリロをすばやく人の抜きゆく

・街に出で人と行き逢うたび惑い休暇つづくごとき錯覚のあり
・脳になおこびりついている職業知枯れゆけよ草木ならば幾月
・辺獄という語のありや坐る辺にナシバンギセル点々と咲く  ※ナンバンギセルの誤植
・逆光にかがよいて飛ぶナツアカネ海辺の記憶の痕のごとくに
・応えせず扉(と)の中にひと日籠りしが花梨を枕辺に置きて眠らん

・津村信夫の歌抽きしノオトを今日は捨つ何書く事のさしあたりなく
・ハムレットの頬笑みと津村の生き方を己れにたぐえ書きし太宰は
・否も諾もなく野の鍵を握りしめ発ちゆけと何に読みし言葉か
・昼出でて来し街に鈍くひかる屋根いつしか狎るるこの淋しさは
・磨り減りし心の孔は癒合することなく老いんいまの生きざま

・波騒ぐ音が前奏に似てつづく見倦きし海と今日は思いぬ
・わが裡の顔を鞭打ち顔は死へ非難すと信仰の書ゆえ優しく
・ひと夜寝てやや篩わされし心なれ昼近くまた雨を出でゆく
・昼街に出でゆくいまの隙だらけの身の内おのれの錘があらぬ
・それで天が見えたならお前は救われる否みつつ反芻しつつ歩めり

・<神はよしと思われた>の善しとう表現に拘りしを理解されざりき
・心深くみつめられ重くなりしゆえの別離と言う若く逝きしシーレも
・心とうはすべての窓に顔を出すことあらぬ思い濠べ行きつつ
・烏麦の青き穂に風のさやぐ音ジャングルジムに凭りて聞きいつ
・指紋押捺拒否の署名に顔そむけられるさま帰りて妻の嘆くは

・優しさへ逃避する嫌な性格とありしひと言にわれの居竦む
・印されし何かがあると新約の奇蹟譚を説く眼に見つめらる
・右の耳ふたがり今日も鬱といる新しき葦簀を軒に吊して
・養われつつ書きしボーヴォワールは嫌いと言いぬつぎ穂なくいつ
・ユダヤ教のラビにして神は全能にあらずと苦しみて叫ぶこの書は

・神のあとに混沌がのこる時代と言う歩み来し浜に滑車が軋る
・コルシカに旅する日描きしユトリロの画の華やぎを今日は思えり
・紛らわしつつ臆しつつ感情さえ詭弁に似てゆくを人は見ており
・午後をきて冬陽明るむ椅子に対う人のフェミニズム少し憎みて
・訪う声に開ければエチオピア救援の少女にてまたも吾は金出す

・雪を掻く声にわれも出てスコップをふるいし疲労ながく癒えぬを
・ヨブの夢に出てくる小さき息のこと抽象のなかに触るるを恋えば
・書くめぐり乱れ乱れしを壁に寄せて寝る夜々書くは遊惰にも似て
・夜半窓を開けて露地の闇見つめいるときあり生(よ)のなべて過ぎし如くに
・穏やかな痴呆のような風景へ脱け出でて何か癒着している

・フィリピンの森根こそぎにして作る割箸を日本人は使い捨つると
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病院帰りに飛ばしてたら…

2018年08月27日 14時00分51秒 | 持病に寄せて
遠乗りに纏うサイレン空音かと窓少し開け確かめてみる
(とど)

2015年9月6日 作歌。
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