1週間前から衰弱したハリー君(15歳)
「今朝は息をしていない」と電話が入りました。
目が見えないから不安だったのでしょうか、
近くに家人の気配がないと、変な声で呼びました。
身体に触れていると、スヤスヤ寝息をたてるのは、人と一緒です。
胸肉のスープを少し飲みました。
昨夜は徹夜になるかもと思っていたら
出血を拭いて新聞紙で身体を覆った午後10時頃から静かな呼吸になりました。
ハリー君の体調悪化で、母の体調も不調でした
一日を寝て過ごすことが多くなり
時間の感覚がなくなるのでしょうか
数日前に起きたことを、今日の事のように語りました。
「ハリーは、死ぬねえ」を毎日、しつこく訊きました。
急に心細くなったと職場に電話もありました。
そのたびに、「その時がきたらハリーは死ぬよ」と、
繰り返しました。
父の選んだ犬ですから
あちらから迎えに来てくれたと思います。
ハリー君、私や母が旅立つときには、お迎えに来てね。
ペットの葬儀は初めてですが、
心の整理に儀式が役に立つかもしれません。
二人で見送るより、大勢の方がよい気がして
「なかよし葬」に参加してきます。
* お葬式は、母と二人でした。
ハリー君の旅立ちは仲間が一緒のようです。