笑顔浴

優しい時間

なぜ?

2009年03月08日 | Weblog
一昨日「おくりびと」を見てきました。

わき上がった想いが
二日かけてゆっくり沈殿してきたようなので
感想を書き留めておきます。

鮭が産卵のために川を上っていくのを
橋から見下ろしながら主人公がつぶやきます。
傷つきながら上流を目指す鮭の横を
すでに生命つきた鮭が下流に流されてゆきます。
「どうせ死ぬのに、なぜこんなに頑張るのだろう?」

風呂友達が一言
「帰りたいんだろう」と云って通りすぎます。

鮭のように母も私も そして あなたも
どうせ、そのうち死にます。
どうせ死ぬのに一生懸命いきているのはなぜでしょう?

私の場合は、
生きたいという本能はもちろんですが
何もしないでいると、ちっとも面白くないし
誰かと関係を持たないと、愛情を交換できず
苦しんだり、悲しんだり、寂しかったり
せっかく生きている甲斐がないというもので
死ぬまでの時間を短縮させてしまうでしょう。

鮭が故郷を目指すときのような
「~したい」という強い生きる意志を探したくなりました。


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2009年03月07日 | Weblog
ベランダ菜園のベビーリーフの茎が
スルスルとのびて黄色の花が咲きました!
野菜の花はどれも本当に可愛いです。

黄色い小花が咲いただけで
ベランダは明るく春らしくなりました。

何もお話ししないのに
黙ってただニコニコしている人が一緒だと
穏やかに話せるのはどうしてでしょう。

「ねえ、今、笑うところじゃないから!」
と注意されながら、それでもよく笑う娘でした。
つられて「でへへ」と笑いながら、訳がわからないうちに、
女子高生の機関銃のようなおしゃべりは次の話題にもつれ込むのです。

目立たない寡黙な人の笑顔の力に
驚いたのは、私17の春。

背中がぽかぽかする庭先で
突然お別れすることになった彼女の霊柩車を見送って
いつもと違うおしゃべりのテンポに気がつきました。

何かしてくれなくても、黙ってそこに、
あなたがいるだけで、いいのです。









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虐待通報

2009年03月05日 | Weblog
ヨーロッパでは薬剤師がDVや虐待防止にも取り組んでいます。
打撲・火傷・すり傷に対して、塗り薬や湿布薬や包帯を販売時に
虐待を発見して相談窓口に通報したり
どうすればいいか相談相手にもなるという記事を5年くらい前に読みました。

そこで、今夏に薬剤師の地域連携をテーマにした
ワークショップのテーマに虐待通報を企画して、
先日、現状をヒアリングさせていただくメールを送っていました。

昨夜8時過ぎに地元の児童相談所のかたから電話をいただきました。
夜遅くまでお仕事をなさっているご様子です。

■「そういえば、薬局からの通報は全くありませんね。
  病院からが多い。学校・地域住民からも通報はあるのですが」

 病院や保険薬局の薬剤師には処方箋という個人情報があります。
 ドラッグストアの薬剤師には顧客管理の「◎◎カード」でしょうか。
 
 しかし、「?!」と感じた時、氏名も住所もわからない時だってあります。
 そんな時は「車の番号」がわかれば児童相談所が調べるそうです。
 できる範囲で最大限の努力をしてみてくださいということなのでしょう。

 薬剤師にも医師と同じように守秘義務がありますが
 虐待の通報は罰せられないので、口止めされても通報くださいとのことです。

 虐待は子供に限りません。 
 子供が年老いた親を虐待したり
 老人が老人に暴力をふるったり
 認知症になった妻が認知症の夫を殴り殺したり
 看病疲れで虐待した事件もありました。
 
 薬剤師は薬局から出て病棟にあがり、
 現在は在宅医療にも進出していますから、
 一歩踏み込んでくださったらいいなあと期待しています。

 
 ところで、私達にも今からできることがあります。
 
 どうせ他人事と見て見ぬふりをしている間に
 暴力を受けながら子供達は大人に成長します。
 そして、それは心の中にずっとくすぶっていて
 必ずどこかで爆発するでしょう。 
 出しやすい場所で、出しやすい人に向かって
  
怖ろしい世の中にならないように周囲の人々が
 良心を行動指針としてくださいますように・・・。 
 人々の良心を育てるのは
 周囲に向けられた今日のあなたや私の笑顔です。
 
 あなたの笑顔を浴びた人が嬉しくて
 気持ちよく誰かに笑顔で接すると笑顔の連鎖が始まります。  
 いつか 奈落の底のその人まで届きますように・・・。
 

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アイスバー

2009年03月04日 | Weblog
100円均一のお店でぶらぶらして
面白いものを見つけました。

アイスバーメーカーです。

バナナをつぶして
レモン汁を加えて凍らせると
バナナアイスバー

キウイを粗くつぶして
砂糖少々を加えて凍らせると
キウイアイスバー

イチゴをつぶして
練乳と混ぜたイチゴミルクを凍らせて
イチゴアイスバー

缶詰の桃をシロップと
ミキサーにかけて凍らせると
ピーチアイスバー

カルピスや抹茶ミルクやコーヒー
にとろみをつけて凍らせると
期待通りの味がするかしら?

簡単な道具ひとつで、お愉しみが広がります。
わくわく&どきどきで
今日もおもしろい一日をお過ごしください。




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3月3日

2009年03月03日 | Weblog
今日は3月3日、ひな祭りです。
花冷えの中、1ヶ月早いなたね梅雨とか・・


私が生まれたお祝いに
祖父母が贈ってくれたおひな様が
私の人生の不幸や悲しみを全部
引き受けてくれたかどうか
さだかではありませんが
かなり頑張ってくれたと感じます。
お雛様、どうもありがとうございます。

紙で作った人形(ひとがた)に自分の災いを移し
川に流したり、炎で焼いたりする風習は、
今も各地でみられます。

自分の不幸を他者に委ねるのは
卑怯者のすることだと
若い私はかたくなに思っていましたが
笑顔を失ったままでは、豊かな心で日々を過ごせません。
だんだん、私が幸せを感じていると
周囲の人も幸せを感じることに気がつきました。

怖ろしさで息苦しくなったら、
いつでも紙でつくった人形(ひとがた)に
怖ろしさを全部引き受けてもらうといいでしょう。

気持ちが軽くなったら誰もが優しくなります。

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