笑顔浴

優しい時間

なぜ?

2009年03月08日 | Weblog
一昨日「おくりびと」を見てきました。

わき上がった想いが
二日かけてゆっくり沈殿してきたようなので
感想を書き留めておきます。

鮭が産卵のために川を上っていくのを
橋から見下ろしながら主人公がつぶやきます。
傷つきながら上流を目指す鮭の横を
すでに生命つきた鮭が下流に流されてゆきます。
「どうせ死ぬのに、なぜこんなに頑張るのだろう?」

風呂友達が一言
「帰りたいんだろう」と云って通りすぎます。

鮭のように母も私も そして あなたも
どうせ、そのうち死にます。
どうせ死ぬのに一生懸命いきているのはなぜでしょう?

私の場合は、
生きたいという本能はもちろんですが
何もしないでいると、ちっとも面白くないし
誰かと関係を持たないと、愛情を交換できず
苦しんだり、悲しんだり、寂しかったり
せっかく生きている甲斐がないというもので
死ぬまでの時間を短縮させてしまうでしょう。

鮭が故郷を目指すときのような
「~したい」という強い生きる意志を探したくなりました。

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