バスーンふぁんたじあ

アマチュアバスーン吹きのメモ書き。

バウマン・ジェームス・バボラーク

2011年02月07日 | CD
先日、昔よくレコード聴いていたヘルマン・バウマンの『ホルン吹きの休日』とアイファー・ジェームズの『ホラ・スタッカート』のCDをアマゾンで購入した。



特に『ホルン吹きの休日』はレコードが擦り切れるほど聴いたのでとても懐かしい。バウマンの音は深く豊かで骨太だ。ピアノはかつてN響のピアノ奏者だった本荘玲子さん。同じくN響のホルンの首席だった故千葉馨氏の奥様だ。このCDのライナー・ノートは千葉馨氏が書かれていて、バウマンとの親交の深さが伝わってくる。

ホルンを吹いていた高校生のとき、千葉馨氏のレッスンを受ける機会が数回あった。大変に大柄でレッスン内容も厳しく、ほとんど初心者同然だった私は毎回怒られに行っているようなものだったが、今となっては懐かしい思い出だ。

アイファー・ジェームスはフィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルで活躍した英国紳士だ。音は艶やかで軽やかだ。デニス・ブレインの父、オーブリー・ブレインに師事していた彼の音は、やはりデニス・ブレインに通じるものがある。

おもしろいことに、この2枚のCDでバウマンとジェームスはともにパックスマンのホルンを使っている。時代によってホルンも主流となるメーカーがあるのだろうか。

そんなんで、最近ホルンのCDをよく聴いているのだが、この間ニールセンでご一緒しているホルンの方からラデク・バボラークというホルン奏者がすごいんだよ、という話を聞いた。2000年からベルリン・フィルの首席だという。最近は、どこのオケにどんな人がいるということに疎くなっていた。

とりあえず聴いてみようと思い、まずはザビーネ・マイヤーやパユなど一緒にニールセンの木五が録音されているCD を購入した。早速聴いてみると、うん、これはすごい。まったく難しさを感じさせない演奏で、しかも音量のコントロールが素晴らしく、pでバスーンと交互に吹くところでは、よく聴いていないとバスーン1本で吹いているように聴こえる。

なので、バボラークのソロのCDを2枚アマゾンで追加で購入した。1枚はバッハの無伴奏チェロ組曲のホルン版。もう1枚はホルンの曲の中では1番好きなブラームスのホルン・トリオ。明日か明後日は到着するだろう。楽しみだ。

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