バスーンふぁんたじあ

アマチュアバスーン吹きのメモ書き。

サブ楽器・アドラー

2009年11月16日 | 楽器
ピュヒナーの調整も近づき、そろそろサブ楽器にも慣れておかなければならない。今日からしばらくは、サブ楽器を吹くことにする。サブ楽器は、アドラー1357w。今年の2月にノナカDRGで購入した。



最初は、ヤマハ・ピュヒナー・フォックスあたりの中古を5~60万で探していたが、なかなか出物がなく、まれにオークションに出ても7~80万まで値が上がってしまう。それなら2~30万でソノーラやシュライバーの中古を購入後オーバーホールして使おうかとも思ったが、こちらも楽器店ではなかなか出物がなく、オークションでも状態の良さそうなものは30万以上になってしまう。オーバーホールすることを考えると、+15~20万をみなければならない。

ずっと使うわけではないから、知り合いにその期間だけ借りるという手もある。前回楽器を調整に出したときはそうしたのだが、やはり人様の楽器だと気をつかうし、手を加えるわけにもいかない。それならば、学生時代の後輩で現在楽器を吹いていない後輩から楽器を譲ってもらうという手もあるか、と考えたが、連絡とるのも大変だし、もしその後輩が将来また楽器を吹きたくなったときに楽器がない、というのも本意ではない。

と、ここ数年悩んでいた。そこへ今年2月、ノナカでアドラーのセールをするという情報が入った。正直言って、新品のアドラー、という選択肢はそれまでまったく頭の中になかった。私はアドラー(旧ソノーラ)にあまりよいイメージを持っていなかったため、新品で買うのはもったいない、と思っていた。

まぁ、しかしセールの価格は現金で買えば50万円代ということで、中古で買ってオーバーホールすればそのくらいになってしまうことを考えれば、視野に入れてもよいかと考えた。お店に連絡を入れてみると、昔と違ってアドラーも現在は音程も音色も良くなり、値段を考えればずいぶんとお買い得だという。信頼している方のお話しなので、一度試奏にいくことにした。

丁度入荷したばかりで、10本ほど試奏できた。通常の塗装の楽器と艶消し(アンティークフィニッシュ)の2種類があった。ボーカルは当時使っていたヤマハのpタイプをもっていった。

アドラーを吹いた感想は、正直驚いた。音程も悪くないし、音色もかよわな響きではない。これなら十分に使えそうだ。申し訳ないがそれまでアドラーは本当に入門用の楽器でたいしたことはないと思っていたが、それは間違っていたようだ。この値段でこの性能ならば申し分ない。

ということで、念のために持っていった現金で即購入した。ちなみに、トゥーネマンの選定品だという。まぁ、それはどうでもよいのだが。

しかしながら、試奏した10本はどれも吹奏感も音色も異なり、製品としての出来にはかなりバラツキがあった。その点は、その上のクラスのヤマハやピュヒナー、フォックスなどとの大きな違いかもしれない。ちなみに、フォックスは吹いたことがない。以前、一緒のアマオケで吹いていた方がフォックスだったので、その方が吹く音が私のフォックスのイメージとなっている。

この楽器は、購入して間もないころに1度だけオケで使用したが、それ以降吹いていない。これからしばらくは慣らし運転と、相性の良いボーカルの選定、それに合うリード作りをしていくことになる。ピュヒナーとはまったく音色が違うし、キータッチも異なるので慣れるまでが大変かもしれない。このところピュヒナーも、楽器とボーカルとリードの関係が上手くいってきているのでこのままピュヒナーを吹いていたいところだが、ぐっと我慢してアドラーに慣れることを優先させよう。

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