だから僕はひとりで旅に出る

人間は汚い。人間は醜い。人間が怖い。だから僕はいい人に会いたくて旅に出る。オープンウォータースイマーの練習と大会の記録

フィニッシュだったのか?

2018年01月29日 22時07分33秒 | 今日の練習
昨日、他の方のブログを読んでいて気になることがあったので流体力学に関する論文を読んで、思いだしたことがあった。

3年前に、「推進力の大きさはキャッチ時が最も大きい」という理論を読んだ。
感覚だとキャッチが最も進んでいる感じがするが確かにキャッチ時は使える筋肉は上腕三頭筋などの小さい筋肉のみで大きいパワーを生み出せない。

と考えてキャッチにパワーを使う泳ぎにフォームを修正していた。

「ダランベールのパラドクス」を読んでいて身体ではなく、水を掻いている手のひらの渦抵抗が気になった。静止している物体に対する抵抗ではなく加速する為の動体に対する増加抵抗は違うのでは・・・。

というわけで探してみたが、水泳に関する研究にそんな論文は無い。
同じような運動で考えるとボート競技だ。

探してみるとあった。要約すると

W (力の大きさ) = M (掴んだ水の重量) × A(手のひらの加速度) A= C1 (一定)
これを一次積分すると速さとなり V (速さ) = C1×T (時間) +C2 となる。

これは右上がりの直線の式となり、手のひらの速さは一定では無くキャッチからフィニッシュに向かってどんどん速く動かさなければならない。手のひらが一定速度なら加速はしないし、むしろ身体本体の抵抗で遅くなるということになる。

つまり、本体を加速する為には入水はゆっくりで徐々に加速し、最後が最高速という動きが必要だ。

この3年間で練習していた内容とは全く違う。ここ2・3年の遅さはこれが原因か?

あ~・・・、物理学を履修していたらもっと詳しく書かれた論文も理解出来るのに・・・。残念だ。

水泳は科学的な解明が出来ていないことが多すぎるなぁ。それに比べボート競技に関する研究は詳しくされている。

UP  200m

S IM 50m×36 1分サークル

Down 50m×6     2300m


泳げるコースはなかったので隅っこの歩行+泳ぐコースで練習。

キャッチからフィニッシュに向けて加速する事に注意して泳いだ。
ちょっと懐かしいような感じだ。

確かに進んでいる感じがする。個人メドレーの練習が必要だが、クロールの練習もやってみよう。