ホトケの顔も三度まで

ノンフィクション作家、探検家角幡唯介のブログ

アラサ―のささやかな悩み

2009年05月09日 02時28分47秒 | 雑記
 このブログにもたびたび登場する探検部後輩○中が、実は本ブログの定期読者らしく、先日城山に行った際、感想をさりげなく聞いてみた。

 「うーん、下品ですよね、文章が」

 そうなのか? 自分ではまったく気がつかなかった。どちらかというと抑制していたほうだ。

 確かに読み返してみると、ウンコの話がちょくちょく出てくる。マラリアの副作用でウンコをもらして子供を産んだ(産んではいない、産ませただな)探検部先輩K(しまった、イニシャルを明かしてしまった。すいません、NKさん!)、早川荘の便所の話、あと他にもなんかあった気がする。チンコケースも下品かもしれない、写真つきだし。

 でも、僕は思うのだ、しかし、と。

 人間、こうした下品系の話って、決してみんな嫌いではない分野なのではないか。女性はどうなのか知らないが、男が集まるとワイ談をするのは古来からの揺るがぬしきたりだ。

 自慢じゃないが、僕は社会の木鐸たる新聞記者時代、ストレートなシモ事件系の特集的な記事を二度ほど書いたことがある。もちろん、社会性があるという前提にたって書いた記事だったが、心の中では「朝日はこのシモ系の記事を果たして紙面化することができるのかな」という社内挑戦的な意味合いも個人的にはあった。結果は1本は没、1本はめでたく紙面化されたが、その記事のせいで某警察署の署長から「君の顔は見たくない」と言われ、ちょっとした地方の特ダネ記者になることを断念せざるを得なかった。そんなものになりたいと思ったこともないが。

 小さい頃の記憶がよみがえる。小学生の頃、母親に言われたことがあった。「この子はいつになったらウンコとオチンチンの話をしなくなるのかしら」と。

 おかあさん、すみません。僕は30歳をすぎてもその手の話が大好きのようですし、社会に垂れ流すことを止められないようです。しかも実名で。おとうさん、すみません、こんなぼくはたぶん一生結婚できないでしょう。

 ああ、酔っ払ってまた余計なことを書いてしまった。この記事は明日の昼に削除しよう。
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1 コメント

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麗しきシモネッタ (○藤鷹)
2009-05-09 21:26:06
お疲れ様です。
いや、つーか角幡さんといえば下ネタでしょう。○人の記事で「下ネタは世界の共通言語だ!」 と宣っておられたではありませんか。(違うか)
付いてくのは大変ですが。

○太郎という方は、○中とは大分芸風が違いそうですが、、まさか同一人物では無いですよね。


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