花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

テーブルアザレア

2019年02月11日 | 学校
寒波のためすっかり冬に逆戻りした南部町。
正門から眺めた名農もご覧の通りの雪景色です。
冬でも夏でも真っ先に目に飛び込んでくるのがツツジ。
円卓のように低く刈り込んであるうえ
たくさん植えられているのでとても目立つのです。
海にはテーブルサンゴがありますが、まさにこれはテーブルツツジ。
面白い仕立て方です。
さてツツジは英語で何というでしょう。
答えはアザレア。実はサツキもアザレアなのだそうです。
同じツツジの仲間だからだと思います。
だとしたらこれはテーブルアザレアが正しい名かもしれません。
ではツツジとサツキの違いは何でしょう。
一番の違いは開花時期だといわれます。
一般にツツジの開花は4月中旬から5月中旬。
それに対してサツキは5月下旬から6月です。
サツキ(皐月)というくせにツツジより1ヶ月遅い6月に咲くのです。
でも大丈夫。このサツキの開花は旧暦5月の意味。
つまり新暦では6月になっていいのです。
サツキ、ツツジ、アザレア、新暦、旧暦。
なんだかややこしくなってきました。

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チコちゃんに叱られる前に

2019年02月11日 | その他
先日、このような掲示物を地域のショッピングセンターで見つけました。
地元のいろいろな高校の活動を紹介したもので、これはその中の1枚。
お隣の農業高校が子供たちに対して行った農業学習の様子です。
どうやら「焼き肉のたれ」作りを指導したようです。
その他、いろいろな学校がその特色を活かした学習機会を
地域の子供たちに提供しているのがよくわかりました。
少子化時代の今、このように各校いろいろな工夫をして学校理解に努めています。
昔は農家が多かったので、農業高校への入学者はたくさんいましたが
農家が減少している今、のんびり構えていては人は集まりません。
また以前もご紹介した通り、現在の農業高校は最先端の技術、
商業や工業と広範囲な分野も学習する高校に進化しています。
しかし地域からは昔ながらの農作物だけを栽培している高校としか理解されていないので
普通高校以上に広報活動を展開しないと本当の魅力が伝わらないのです。
人口増加に伴う食糧不足、温暖化や水の汚染など地球規模の環境問題が発生しており
食や生命、環境に携わる担い手を育成する意義はますます高まっているのですが
入学者が集まらないという理由から、学校の統廃合が待った無しで行われています。
「ボーっと生きてんじゃねーよ!」とチコちゃんにしかられる前に
農業高校はその社会的使命の大きさを自覚し、
地球のためにより積極的な活動をすべきではないでしょうか。
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