花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

農仕舞い

2013年11月11日 | 
名農祭の翌日、収穫感謝祭が開催されました。
ここで必ず行われるのが餅つきです。
先生方や名農生の代表がステージの上で餅をつきます。
まだ農作業はあるのですが、名農祭が終わると実習も一段落。
農家でいう農仕舞いということになります。
かつてこの地域では旧暦の11月下旬に農仕舞いとなり
家族でお膳を囲んだといいます。
そして大晦日を迎えるまで、薪割りや縄作りなど冬支度や
毎日のようにいろいろな神様の年取り行事に追われました。
みなさんが知っている「なべこだんご(へっちょこだんご)」は
11月30日、最初に年取りを行う神様「大師講様」のために作られるものです。
旧暦の11月下旬は新暦に換算すると12月の下旬!
つまり私たちがお正月を迎えるころまで
実際は農作業を行っていたことになります。
先人の暮らしを考えると寒いから外に出たくないとは
まだまだいっていられません。
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研究再開

2013年11月11日 | 学校
正門から校舎に続く坂道。
このように名久井岳を眺めることができる場所があります。
画面の右端に柿の木が見えます。
ご存知、干し柿として利用される渋柿の「妙丹柿」です。
しかし最近は農村の高齢化が進んだことから
手間のかかる干し柿を作る人が減ってきました。
また最近は柿を食べる人も激減しています!
この柿も収穫せずにいつも放置されています。
食べる人がなくなると絶滅する運命にある在来種ですが
一昨年、チームは光を照射することで柿の渋が抜けることを発見しました。
新聞やインターネットなどで話題となりましたが、
昨年はサクラソウ保護などのため本格的な研究を休止していました。
ところが今年になって地元の農業法人からの共同研究の依頼があり
久しぶりに研究を再開するとになりました。
チーム得意の光を使って消費拡大をすることで在来種を保護していく。
この秋、2年生が実験を再開します。
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