花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

育種の目的

2013年03月30日 | 学校
先週、机の中を整理していたら昔教材として使った
珍しい米が2種類出てきました。
まずは左のお米。小さくまん丸い形が特徴です。
品種名は「つぶゆき」。まさにその名の通りの姿です。
青森県で米の育種をしている途中に偶然できたお米で
このユニークな形が認められ?品種登録されました。
しかし生産量は少なくなかなか店頭には並びません。
出来上がってから利用法を考える、こんな育種もあるんですね。
みなさんはこのお米をどのように利用しますか?
右側は普通の形状ですが、これがかの有名な「ネリカ(NERICA)」です!
名前はNEW RICE FOR AFRICA の頭文字。
アジアイネとアフリカイネの交配によって育成された
収量性と対暑性、耐病性に優れた品種です。
アフリカの食料となるよう世界の研究機関が開発しているもので
実用化できるかどうかはアフリカの農家が実際に栽培して決める
農民参加型品種選抜というシステムがとてもユニークです。
この米にはアフリカの飢餓を救うという大きな指命が与えられています。
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福地ホワイト6片種

2013年03月30日 | 学校
光実験温室にニンニクを発見しました。
これは生物生産科の研究チームが栽培研究しているもの。
このニンニクを水耕で育てようと頑張っています。
現在のところ、順調に育っているそうです。
ニンニクを植えて少し保温してあげると芽が出てきます。
この芽はまるでニラのように柔らかくニンニクの匂いもほのかです!
したがってこの葉を料理に使うととても優しいニンニク料理ができます。
もちろん葉は緑色なのでビタミンも入っています。
商業栽培には向かないと捨てられたニンニクを
有効利用して作るこの食材は産地ならではのものかもしれません。
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