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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

Storytellerのすすめ

2024年09月25日 | 生物生産科
各科には学科を代表するプロジェクトがあるものです。
これは南部太ねぎの栽培研究。
失われつつある在来種の復活と継承に挑む取り組みは
生物生産科はもちろん近年の名農を代表する優れた活動です。
FLORAはよく農業クラブのプロジェクトに取り組む際、
まず現状の課題の確認とアイデアが成功した際の予想される結果を考えます。
つまりまだ始まってもいないのに、
このアイデアを採用するときっとこうなるはずだという
ハッピーエンドのストーリーを想像するのです。
そしてみんながハッピーで終わるには何を調べ
どのように時間列を組み立てると、
よりドラマティックに展開できるかを考えたものです。
なぜなら農業クラブでは研究というよりは
プロジェクト活動というように生徒の活動に重きを置くから。
したがってどのように失敗して、どのように乗り越えていったかなど
心情も描かないと評価されないからです。
だからこそ絶滅寸前の伝統野菜を発掘して
地域の皆さんとともに復活させているサクセスストーリーは心を打つのです。
半年後、2年生たちは来年の農業クラブ県大会出場をかけて
校内大会に臨むことになります。活動が一段落する晩秋から冬。
storytellerになり切ってデータを机上に並べて、
心を打つ配列を組み立ててみてはいかがでしょうか。
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参りました

2024年09月16日 | 生物生産科
ここは職員玄関。6月のサクランボから始まったフルーツリレーは
モモやブドウを経てリンゴとなりました。
しかし先日、リンゴを押しのけて主役の場を奪ったのはメロン。
見事なネットメロンです。価格は残念ながら確認するのを忘れてしまったのですが
安くも高くもない設定ではないでしょうか。
いつもフルーツに目がない名農生も
さすがにネットメロンを買う人は、あまりいないようです。
それはともあれ玄関に鉢植えに注目!
これもメロン。立派なメロンが堂々と実っています。
メロンは野菜と違って高度なテクニックが必要な作物。
さらにこのように鉢植えで実らせて飾るなんて
とんでもないテクニックの持ち主。
生物生産科の農場である野菜部門の高い技術を見せつけられました。
これを拝見するだけで良い勉強になります。
期間限定!来校する機会があったらぜひご覧ください。
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アイスクリーム登場!

2024年09月14日 | 生物生産科
生物生産科といえば野菜と果樹栽培。
しかしもうひとつ人気なのが食品製造です。
いつも学校の玄関の上り口で無人販売しています。
ジャムやジュースはもちろん、焼肉のタレやお菓子まで
それはそれは少量多品目を誇る人気のアンテナショップです。
先日、昼休みなのに早々と土肥実験室にあらわれたあるメンバー。
なんとアイスクリームを食べています。
昼休みに業者の方がお弁当などを廊下で販売していますが
溶けてしまうアイスクリームなど持ってくるはずがありません。
どこから買ってきたのかと不思議に思っていたら、これを発見。
なんとこれは冷凍庫でしょうか。
よくみるとバニラ味のアイス100円と書かれているではありませんか。
食品製造研究室はとうとうアイスまで売り出したようです。
また嬉しいことに柿風味という言葉もありません。
ちゃんと地元の農産物を使って町おこし研究に繋げているのは見事です。
ただあくまでもアンテナショップ。校外では販売しておらず
いつも売っているとは限りません。でも学外の方も購入できるので
もし本校を訪れた際は、ぜひお買い求めください。
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Raspberry Pi

2024年08月06日 | 生物生産科
生物生産科といえは名久井農業高校の野菜と果樹学習を一手に引き受ける学科。
かつて名農には水稲と畑作を学ぶ農業科と
果樹と野菜を学ぶ園芸科という2大勢力がありました。
しかし水田がなくなってしまったことから、農業科の学習分野が大幅に縮小。
したがってこの生物生産科は、当時の園芸科と水筒を除いた農業科の学習を
ほぼ受け継いだ学科になっています。
かつての園芸科と違うところが食品製造分野の導入。
名農には立派な食品加工の施設がありますが、
ここを使って次々と新しい加工品を試作販売しているのです。
これはジャム。それもイチゴではなく南部町名産のサクランボです。
酸味が強いのでアイスクリームやヨーグルトにトッピングすると
美味しいとのことです。昔、TEAM FLORA PHOTONICSは
摘果リンゴのアップルピューレを開発し、大会に出場しました。
豊富なポリフェノールと酸味がとても美味しく、
FLORAは放課後に調理室に集まり、摘果リンゴ丸ごとアップルパイを作ったものです。
このジャムもパイにしたらどうでしょう。美味しいチェリーパイになるはずです。
ところで昔、京都大学で開催された科学コンテストに出場した際、
「ラズベリーパイ」を使って装置を作ったという高校や大学がよくありました。
工学系の発表なのに、どうして食べ物が出てくるんだろうと
最初はトンチンカンでしたが、調べてみるとイギリス製の教育用コンピュータの名前でした。
1〜2万円から購入でき、いろいろプログラミングできるので使われていたんですね。
また表記はPieではなくPi。その世界では常識らしいのですが、
畑違いのFLORAはまったく知りませんでした。逆を考えるとFLORAが常識としている
栽培知識は他分野の方はわかりません。いかにわかりやすく伝えるかが大切です。
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サクランボジャム

2024年07月08日 | 生物生産科
生物生産科加工班の無人販売所。
職員玄関に設置されているため、名農生はもちろん
来校されたお客様も購入することができます。
ショップの特徴は少品目、少数量。
でも新商品がどんどん出てくるのです。
この日はサクランボジャムが販売されていました。
嬉しいことに価格はワンコインとリーズナブルな設定。
販売にならないB級品を材料にしたのではないかと思われますが
市販されているサクランボ ジャムは、もっと高価。
まさに産地ならでは、生産者ならでは特権を生かした加工品です。
また品種の違う2つのジャムが用意されているところも
消費者ニーズをくすぐる優れたテクニック。いい勉強をしています。
しかし数量が少ないので、この商品も棚からなくなると
おそらく完売。次の商品に変わるはずです。
名農の加工品は一期一会。いつ次会えるかわからないのでも
ビビッときたらすぐ購入しましょう。
さて今年の南部町のサクランボ狩りは不作のため
予定よりも早く終了となりました。
情報では大産地である山形県も不良だったとのこと。
これも温暖化でしょうか。不気味です。
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