奇想庵@goo

Sports, Games, News and Entertainments

時をかけるみくる~『涼宮ハルヒの消失』

2006年12月02日 01時38分56秒 | 本と雑誌
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=seitenichijin-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4044292043&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>

というわけで、『涼宮ハルヒの消失』読了。
4冊目にして初めて、語り部であり主人公(?)のキョンが大活躍する話。過去に張っておいた伏線まで使った正統派タイムパラドックス。まあ、夏に飛んだ瞬間、ああ、と気付くような内容でもあったわけだが。
それでも、ここまで積み上げてきたからこそ生まれた前半部の緊張感は見事だし、その後のタイムパラドックスネタもよく頑張っている。そもそも、タイムパラドックスは、名作と名高いハインラインの『夏への扉』や広瀬正の一連の作品が有名であるが、作者が頑張れば頑張るほど、読み手は訳が分からなくなるという由々しき宿命を持っている。だが、他のメディアではなかなか上手く描きにくい(「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のようにシンプルなものならともかく)テーマであり、小説ならではの面白さが醸し出せるだけに、その心意気には拍手を送りたい。

なお、この記事のタイトルは記事の内容と一切関係ありません(ぉぃ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿