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奇想庵@goo

Sports, Games, News and Entertainments

2014年3月に読んだ本

2014年04月01日 18時34分25秒 | 本と雑誌
2014年3月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1702ページ
ナイス数:32ナイス

福家警部補の再訪 (創元クライム・クラブ)福家警部補の再訪 (創元クライム・クラブ)感想
前作に比べて主人公のキャラが立ってきた。その分、面白くなってきた。そうなると、もっと手強い犯人との対決を期待したくなる。刑事に見えないネタがちょっとクドいので、そこも改善して欲しいかな。(☆☆☆☆☆)
読了日:3月4日 著者:大倉崇裕
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか (GA文庫)ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか (GA文庫)感想
14歳のバカが主人公で、最初は危惧した。だが、ガキでバカな主人公をいきいきと魅力的に描いていて、中盤以降はグイグイと引き込まれた。いろいろと欠点も目に付いたが、それを上回る面白さがあった。続きも楽しみ。(☆☆☆☆☆☆)
読了日:3月5日 著者:大森藤ノ
調べてもわからないサッカーのすべて調べてもわからないサッカーのすべて感想
『オタクの行動経済学者、スポーツの裏側を読み解く』のJリーグ版という感じだが、分析というより雑学のレベル。サッカーはデータが少なく、またその評価も定まっているとは言い難い。もっとデータを提示し、それを元にした楽しみ方があってもいい。(☆☆☆☆)
読了日:3月6日 著者:猪狩真一
サッカーはミスが9割 (サッカー小僧新書EX001)サッカーはミスが9割 (サッカー小僧新書EX001)感想
ドルトムントファンとしては、あのワクワクするサッカーを最も適切に紹介した内容で楽しく読めた。言葉ばかりが先行しているゲーゲンプレッシングについても分かりやすく語られている。惜しむらくは、その進化の過程を調べて欲しかった。ドルトムントのサッカーに慣れると、パスミスした後に天を見上げる選手にイライラしてしまうようになっちゃったよ。(☆☆☆☆☆☆)
読了日:3月8日 著者:北健一郎
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 2 (GA文庫)ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 2 (GA文庫)感想
素晴らしい!展開自体はオーソドックスだが、主人公の魅力が前面に出ていて、ぐいぐいと引き込まれていった。ラストも悪人を倒してカタルシスを得るのではなく、リリを助けるだけで読ませる力強さが見事。このパワーでこれからもガンガン行って欲しいね。(☆☆☆☆☆☆☆)
読了日:3月11日 著者:大森藤ノ
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 3 (GA文庫)ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 3 (GA文庫)感想
正統派の冒険譚。王道の成長物語。ストレートに、熱く、力強く描かれたシリーズ第3巻。書き手の情熱がパワーとなってじかに伝わってくる。おもしろい!(☆☆☆☆☆☆☆)
読了日:3月13日 著者:大森藤ノ

読書メーター

6冊。前半はいいペースだったのに、後半に失速。

今月は『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』に尽きる。ダンジョン探索RPG(ウィザードリィ系)を題材にしたライトノベルは枚挙に暇がないほど挙げられる。『ソードアート・オンライン』や「迷宮街クロニクル」シリーズは屈指の傑作だった。
本作品は、「ゲーム」ではなくファンタジー世界を舞台にしている。一方で、ゲーム的ギミックをファンタジー世界観に落とし込む作業をしていて、独自性を発揮している。ただそんな要素以上に、少年の成長譚としてストレートに描かれている点が魅力だ。
今後も楽しみだが、一方で、話を広げすぎて焦点がぼやけないで欲しいとも思う。

2月にようやく6巻を読んだ『ログ・ホライズン』。7巻は図書館に予約は入れているが、買って読もうと思ったら在庫切れ。6巻読んだ直後なら在庫あったのに(限定版もあって迷ったのも放置した要因)。なんとも間が悪い。




奇天の本棚 - 2014年03月 (17作品)
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こちらは後半追い上げて17冊。

『テラフォーマーズ』は2巻まではかなりのインパクト。さすがにその後は……って感じだけれど、5巻以降も読みたいと思っている。

通常、コミックを読むときは前の巻から読む。記憶力の無さを自慢にしているので(ぉぃ)仕方がない。今回、『魔法使いの娘ニ非ズ』を読んだときは前作『魔法使いの娘』全8巻から読み返した。
で、「1巻は『魔法使いの娘』を読み終えた直後に読んだため、強い印象を残さなかったが、今回2巻を読むにあたり読み返すと非常に素晴らしい作品だと気付いた。繰り返し読むことで味わい深くなる作家性がある。」と2巻を読んだときに感想を残したのだけれど、2巻を再読したときにどこに感銘を受けたのか思い出せなかった。
本を読んだときは読書メーターに感想を書いているので、内容を忘れていても感想を読み返すことでかなり思い出せる。コミックは前の巻から読み返すのでストーリー面は問題ないのだが、こうした感覚・感想は言語化しておかないと消失してしまうことがある。
ただ一巻ごとに感想を書くのは負担になるし、こうして一ヶ月のまとめのときにもう少し思ったことを書き残すというやり方がいいかと思っている。

『ちゃんと描いてますからっ!』は4巻で完結。無闇に引っ張らずにうまくまとめた印象。星里もちるは「少年キャプテン」時代から読んでいる。とはいえ『りびんぐゲーム』以降は読まなくなっていただけに、久しぶりに堪能できた。少年少女をメインに描いたほうが良さが生きると思う。

『僕らはみんな河合荘』はいまいちばん読んでいて笑えるコミック。基本下ネタがメインだけれど、少年少女のラブコメをダシにして大人たちのキャラクターの良さが引き立っているのがユニーク。宮原るりは『恋愛ラボ』に続くアニメ化だけれど、果たしてこのお下劣な感覚がちゃんと描かれるのか(笑)




2014年2月に読んだ本
2014年1月に読んだ本


2014年2月に読んだ本

2014年03月04日 22時30分26秒 | 本と雑誌
2014年2月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:975ページ
ナイス数:47ナイス

福家警部補の挨拶 (創元推理文庫)福家警部補の挨拶 (創元推理文庫)感想
ドラマは未見。倒叙ミステリは過去にも読んだことはあるはずだが、思い浮かばない。小説よりも映像向きな手法だろう。面白く読めたが、あと一歩上積みが欲しいと感じた。キャラクターしかり、トリックしかり。続編も読んでみたい。(☆☆☆☆)
読了日:2月7日 著者:大倉崇裕
セレッソ・アイデンティティ 育成型クラブが歩んできた20年セレッソ・アイデンティティ 育成型クラブが歩んできた20年感想
セレッソ大阪ができて20年にしてようやく自他ともに認めるようなセレッソらしさというものができたと思う。決して順風満帆ではなかった。タイトルもいまだ獲れていない。それでも、若い力が躍動し、ワクワクするような攻撃サッカーのスタイルを確立した。この本はそんなセレッソの歩みを関わった多くの人々のコメントを積み上げる形で描いている。よくメディアに取り上げられる柿谷の「物語」も、セレッソから見れば大きな失敗であり、単なる「いい話」とはしていない。(☆☆☆☆☆☆☆)
読了日:2月19日 著者:横井素子
ログ・ホライズン6 夜明けの迷い子ログ・ホライズン6 夜明けの迷い子感想
ガールズサイドということで、内面描写が多く、ちょっとどうかと思うこともあった。ラストのレイドバトルは楽しく読めた。やはり、戦ってこそ、かな。(☆☆☆☆☆)
読了日:2月25日 著者:橙乃ままれ

読書メーター

3冊。今月はソチ五輪に集中していたので仕方ない。

『ログ・ホライズン』は6巻を読む前に3巻から再読。かなり、記憶が薄れている。TVアニメも新鮮な気持ちで見ていたほどの鳥頭ぶり。早く7巻を読まねば。




2014年2月に読んだコミック

奇天の本棚 - 2014年02月 (4作品)
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こちらは4冊。3月に入ってからすでに4冊読んだので、今月はもう少し増えそう。




2014年1月に読んだ本


2014年1月に読んだ本

2014年02月06日 00時29分53秒 | 本と雑誌
2014年1月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2765ページ
ナイス数:81ナイス

ようこそ授賞式の夕べに (成風堂書店事件メモ(邂逅編)) (ミステリ・フロンティア)ようこそ授賞式の夕べに (成風堂書店事件メモ(邂逅編)) (ミステリ・フロンティア)感想
「日常の謎」はキャラクター小説だと思っている。本作はまさにそれが実感できる。ミステリとしては見るべきものはないが、キャラクター小説としてはこれまでの2シリーズの登場人物たちがいきいきと描かれていて楽しめる。もう少し「毒」の使い方が上手ければと思ったが、ないものねだりをしても仕方ないか。(☆☆☆☆☆)
読了日:1月8日 著者:大崎梢
はじめからその話をすればよかったはじめからその話をすればよかった感想
借りて読む段になってからエッセイ集と知った。普段エッセイは読まないが、せっかく借りたのだからと読了。住む世界がまったく異なるから、書かれた小説を興味深く読めるのだろう。やはり、小説が読みたいね。(☆☆☆☆)
読了日:1月9日 著者:宮下奈都
大日本サムライガール 6 (星海社FICTIONS)大日本サムライガール 6 (星海社FICTIONS)感想
政治話の前半と芸能界展開の後半。車の両輪というよりは少し分離しすぎている気もするが、楽しめる範囲内ではある。ただひまりんもそうだけど、一夜にしてブレイクって展開そのものが日本ではおとぎ話になっちゃってるのんだよね。(☆☆☆☆☆☆)
読了日:1月11日 著者:至道流星
江戸の備忘録江戸の備忘録感想
驚くようなエピソードはないが、読んだ古文書の量に裏打ちされた信頼感がある。軽く読める好著。(☆☆☆☆)
読了日:1月14日 著者:磯田道史
イン・ザ・ヘブンイン・ザ・ヘブン感想
久しぶりに新井素子らしさを堪能した短編集。『もいちどあなたにあいたいな』では空回っている感じもしていただけに、短編のほうがすっきりした感覚を味わえた。特に印象に残ったのは「絵里」。わたしの思考の根幹が、確かに新井素子でできていると再確認してしまった。(☆☆☆☆☆☆☆)
読了日:1月23日 著者:新井素子
おさがしの本は (光文社文庫)おさがしの本は (光文社文庫)感想
「日常の謎」はキャラクター性が重要だと思う。その点で、この連作短編集の主人公に魅力を感じることができず、楽しめなかった。図書館のレファレンス・カウンターを舞台に、そこに寄せられる「探している本」を求める話。ただミステリ的にはメリハリが乏しく、連作短編的にはストーリーに厚みがない。どこかにピリリとくる部分があれば、と残念に思う。(☆☆☆)
読了日:1月23日 著者:門井慶喜
アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者7 (講談社ラノベ文庫)アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者7 (講談社ラノベ文庫)感想
可もなし不可もなしって感じの出来だけど、エンターテイメントとしてはソツなく仕上がっている。読んでいるときは楽しく、あとには何も残らないってのも素晴らしいものなんだけどね。(☆☆☆☆☆)
読了日:1月28日 著者:榊一郎
疾風ロンド (実業之日本社文庫)疾風ロンド (実業之日本社文庫)感想
マクガフィンを巡るサスペンスだが、マクガフィンの扱いが軽すぎて惹きこまれなかった。もっとスラップスティックなノリなら良いが、東野圭吾の作風とはマッチしないだろうし。安っぽい2時間ドラマ的で、それを狙うならもっとスカッとするような展開が欲しかった。なんとも中途半端な印象はぬぐえない。(☆☆☆)
読了日:1月29日 著者:東野圭吾
ふるさと銀河線 軌道春秋 (双葉文庫)ふるさと銀河線 軌道春秋 (双葉文庫)感想
高田郁らしさは発揮されている。感動話にもって行かずに、分かりやすい救いを与えない。その点は好感が持てるのだが、なんとも辛気臭い。『みをつくし料理帖』では、料理という華がある。それがあるからこそ、艱難辛苦の深みも増す。個々の作品は悪くはないし、テーマも多彩なのに、一本調子を感じてしまうのが残念だ。(☆☆☆☆)
読了日:1月29日 著者:高田郁

読書メーター




2013年は81冊と目標の100冊を下回った。今年こそという思いを込めつつ、1月は9冊。できれば毎月二桁には乗せたいところだけれど。

9冊のうち語るべき本は『イン・ザ・ヘブン』だけど、すでに記事にしたので他に感想に付け加えることはない。

むしろ創作のあり方に関しては、日本テレビ系ドラマ『明日、ママがいない』や別人による作曲が明らかになった佐村河内守の件に興味をひかれる。特に後者は、作者の物語性が売りで、作品の質が問われないのかという点が気にかかる。誰が作っても似たようなものだから、作者の話題性に乗っかるのが当然というコメントを目にした。確かにプロモーションなどによる話題づくりがヒットに繋がることも多い。しかし、話題性だけでヒットできるのは一部のジャンル・メディアに限られると思う。




2014年1月に読んだコミック

奇天の本棚 - 2014年01月 (15作品)
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『鬼灯の冷徹』『となりの関くん』はアニメ視聴中。
『桜Trick』『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』もアニメを見てコミックを読んでみた形だが、『最近、妹~』の方は切るかどうか迷い中。『咲-Saki-』もそうだが、今季は百合(というかレズ)系が多すぎ。いや、嬉しいけど(笑)。

先日、「深夜アニメでも、男同士や女同士の性描写はできても、男女間の性描写ができないってところがニッポンのヘンタイさを加速させているようなw」とツイートした。性描写はともかく、ちゃんとつきあっている男女が主人公というケースが男性向けでは非常に少ない。(少女マンガではそれなりにある。ラブコメでも付き合うのがゴールというわけじゃないし)

どうしても、「ゆがみ」を感じてしまう。いや、百合は百合であっていいんだけどw


感想:『イン・ザ・ヘブン』

2014年01月23日 23時11分53秒 | 本と雑誌
イン・ザ・ヘブンイン・ザ・ヘブン
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2013-10-31


■イン・ザ・ヘブン

新井素子らしい「くどさ」が短編だと味わいとして成立している。

■つつがなきよう

人類を突き放した視点が新井素子らしさを感じる一品。

■あけみちゃん

ちょっと強引なまとめ方に思えたが、あとがきを読んで少し見方が変わったかも。

■林檎

ショートショート。可もなく不可もなく。

■ここを出たら

落とし方にもうひとひねり欲しい気がした。

■ノックの音が

タイトルだけでにやりとする。

■絵里

この短編集の中でもっとも印象に残る作品。社会の常識が「幻想」だということを、さらっと描くあたりに新井素子の真骨頂がある。

■幻臭

ありがちのネタかなあ。

■ゲーム

方向性がおもしろい。ネット民ぽさが出てるね。

■あの懐かしい蝉の声は

スマホやネットの利用能力という意味ではすでに第六感の有無が発生していそうな現実をうまく寓話的に描いていて、この世界観でもう少し読んでみたいと思った。

◆テトラポッドは暇を持て余しています

新井素子ならこの程度のことは必然としか言い様がない(笑)




久しぶりに新井素子らしさを堪能した短編集。『もいちどあなたにあいたいな』では空回っている感じもしていただけに、短編のほうがすっきりした感覚を味わえた。特に印象に残ったのは「絵里」。わたしの思考の根幹が、確かに新井素子でできていると再確認してしまった。


「2014年本屋大賞」ノミネート発表!

2014年01月22日 20時44分27秒 | 本と雑誌
2014年本屋大賞ノミネート10作が発表された。

本屋大賞

■『教場』長岡弘樹/小学館
教場教場
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2013-06-19


■『去年の冬、きみと別れ』中村文則/幻冬舎
去年の冬、きみと別れ去年の冬、きみと別れ
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2013-09-26


■『さようなら、オレンジ』岩城けい/筑摩書房
さようなら、オレンジ (単行本)さようなら、オレンジ (単行本)
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2013-08-30


■『島はぼくらと』辻村深月/講談社
島はぼくらと島はぼくらと
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2013-06-05


■『聖なる怠け者の冒険』森見登美彦/朝日新聞出版
聖なる怠け者の冒険聖なる怠け者の冒険
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2013-05-21


■『想像ラジオ』いとうせいこう/河出書房新社
想像ラジオ想像ラジオ
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2013-03-02


■『とっぴんぱらりの風太郎』万城目学/文藝春秋
とっぴんぱらりの風太郎とっぴんぱらりの風太郎
価格:¥ 1,995(税込)
発売日:2013-09-28


■『村上海賊の娘』和田竜/新潮社
村上海賊の娘 上巻村上海賊の娘 上巻
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2013-10-22
村上海賊の娘 下巻村上海賊の娘 下巻
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2013-10-22


■『昨夜のカレー、明日のパン』木皿泉/河出書房新社
昨夜のカレー、明日のパン昨夜のカレー、明日のパン
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2013-04-19


■『ランチのアッコちゃん』柚木麻子/双葉社
ランチのアッコちゃんランチのアッコちゃん
価格:¥ 1,155(税込)
発売日:2013-04-17





読んだのは、『昨夜のカレー、明日のパン』『ランチのアッコちゃん』の2冊。

長岡弘樹は『傍聞き』を読んだ。『教場』はこのミス2位。これを機会に読んでみたい。

『去年の冬、きみと別れ』はこのミス15位。中村文則の名前は記憶にかすかに残る程度だった。

『さようなら、オレンジ』は第150回芥川賞候補作。芥川賞には興味がないので、今回のノミネートまでまったく知らない作品だった。

『島はぼくらと』は図書館で借りながら、読まずに返却してしまった作品。実は、過去にも『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『サクラ咲く』で同様の事態に。辻村深月は読んでみたい作家なのだが、なぜか読めない。

森見登美彦は代表作『夜は短し歩けよ乙女』を読んだだけで、それ以降はなかなか手に取ろうという気にならなかった。

『想像ラジオ』は第149回芥川賞候補作。受賞は逃したが、話題にはなった。

『とっぴんぱらりの風太郎』は第150回直木賞候補作。万城目学はずっと読みたい作家に挙げているのだが、これまで読む機会がなかった。

和田竜はデビュー作の『のぼうの城』を読んだ。『村上海賊の娘』もそのタイトルには興味を惹かれたが、手に取るまでには至らなかった。

『昨夜のカレー、明日のパン』の読書メーターに残した感想は、「悪くはない。悪くはないけれど、現代日本のノスタルジーへの憧憬をただ肯定しているだけのようにも感じる。ファンタジーであることはいい。でも、ありきたり。個々の切り口はおもしろいのに。」というもの。

『ランチのアッコちゃん』の読書メーターに残した感想は、「この手のファンタジーは、面白ければ(あるいは、癒されれば)それでいい。ただ、この作品の続編が出たとしても、手に取ってみたいとは思わない。もう少し、ワクワクしたり心躍るものが欲しかった。嗜好の違いと言うべきかもしれないが。」というもの。柚木麻子は『伊藤くんA to E』が第150回直木賞候補作となった。


2013年12月に読んだ本

2014年01月04日 23時07分53秒 | 本と雑誌
2013年12月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:928ページ
ナイス数:43ナイス

数学文章作法 基礎編 (ちくま学芸文庫)数学文章作法 基礎編 (ちくま学芸文庫)感想
数学に限らず様々な文章に対して大いに参考になる書。簡潔でありながら丁寧に書かれていて、読者のためにという著者の思いが伝わってくる。分かっていても実践できない我が身の体たらくぶりを日々情けなく思うばかり。(☆☆☆☆☆☆)
読了日:12月6日 著者:結城浩
数学ガールの誕生  理想の数学対話を求めて数学ガールの誕生 理想の数学対話を求めて感想
講演集。『数学文章作法』に書かれた「読者のことを考える」を『数学ガール』の中でどのように実践していたかが語られている。著者の姿勢はシンプルだが、徹しようとすればその困難のほどはいかばかりか。積読になっていた「ガロア理論」以降を早く読まねばと強く思った。(☆☆☆☆☆☆)
読了日:12月10日 著者:結城浩
オタクの行動経済学者、スポーツの裏側を読み解くオタクの行動経済学者、スポーツの裏側を読み解く感想
スポーツの常識にデータと行動経済学を武器に挑んでいる本。NFLなどアメリカスポーツがメインで、それにまつわる話だけでも面白い。日本だとデータを集めるのも困難で、羨ましく感じる。「損失回避」に基づくヘッドコーチの判断やドラフトの評価はもっと詳しく知りたいと思った。「審判のバイアス」はホームチームに対してだけではなく、人気チームにも働いているように感じるがどうだろう?(☆☆☆☆☆☆☆)
読了日:12月20日 著者:トビアス・J・モスコウィッツ,L・ジョン・ワーサイム

読書メーター




12月は3冊に終わり、2013年としては81冊となった。

2009年7月より読書メーターで管理を始めて、2009年は半年で250冊、2010年150冊、2011年142冊、2012年90冊と年々減少している。ライトノベルの読書量が減っているのは確かだけれど、それだけではなく全体として読んでいる量が少ないと思う。

今月に至っては小説がゼロ。フィクションを読みたいと思う欲求が減っているのかもしれない。

結城浩に関しては、『数学ガール ガロア理論』以降が積読。読みたいと思ってはいるのだけれど。借りた本は返却期限があるが、買ってしまうとどうしても後回しになってしまう典型。

『オタクの行動経済学者、スポーツの裏側を読み解く』についてはブログの記事を書いたのだが、保存ボタンを押したら、ログイン画面に。長時間経過すると起きる仕様だが、そんなに時間が経ったと思わなかったので油断した。保存する前にコピペするようにはしているのだが、魔が差したとしか……。マジでOCN辞めようかとも考えたが、どこのブログでも起きそうだしね。

2013年11月に読んだ本
2013年10月に読んだ本
2013年9月に読んだ本
2013年8月に読んだ本
2013年7月に読んだ本
2013年6月に読んだ本
2013年5月に読んだ本
2013年4月に読んだ本
2013年3月に読んだ本
2013年2月に読んだ本
2013年1月に読んだ本
2012年に読んだ本
2011年に読んだ本




2013年12月に読んだコミック

奇天の本棚 - 2013年12月 (19作品)
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コミックの★評価は適当なので(よっぽどつまらなくない限り4か5。気分で判断しているだけ)参考にならないと思う。

今月は19冊で、年間では117冊。目標には及ばないが、まあこんなものか。もう少し新規に手を出したいのだけれど……。


2013年に売れた本

2013年12月10日 22時38分55秒 | 本と雑誌
Amazonが発表した「Best of 2013 Books年間ランキング」。和書総合を見てみよう。

◆1位 永遠の0
著者:百田尚樹/講談社文庫
2009/7/15

永遠の0 (講談社文庫)永遠の0 (講談社文庫)
価格:¥ 920(税込)
発売日:2009-07-15

2012年23位。トーハン2013年年間ベストセラー文庫総合1位。

◆2位 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
著者:村上春樹/文藝春秋
2013/4/12

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
価格:¥ 1,785(税込)
発売日:2013-04-12

トーハン2013年年間ベストセラー総合2位。

◆3位 30日できれいな字が書けるペン字練習帳
著者:中塚翠涛/宝島社TJMOOK
2009/12/4

30日できれいな字が書けるペン字練習帳 (TJMOOK)30日できれいな字が書けるペン字練習帳 (TJMOOK)
価格:¥ 600(税込)
発売日:2009-12-04


◆4位 海賊とよばれた男 上
著者:百田尚樹/講談社
2012/7/12

海賊とよばれた男 上海賊とよばれた男 上
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2012-07-12

トーハン2013年年間ベストセラー総合4位。

◆5位 医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法
著者:近藤誠/アスコム
2012/12/13

医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法
価格:¥ 1,155(税込)
発売日:2012-12-13

トーハン2013年年間ベストセラー総合1位。

◆6位 オレたちバブル入行組
著者:池井戸潤/文春文庫
2007/12/6

オレたちバブル入行組 (文春文庫)オレたちバブル入行組 (文春文庫)
価格:¥ 690(税込)
発売日:2007-12-06

トーハン2013年年間ベストセラー文庫総合2位。

◆7位 とびだせ どうぶつの森 超完全カタログ
徳間書店
2012/12/21

とびだせ どうぶつの森 超完全カタログとびだせ どうぶつの森 超完全カタログ
価格:¥ 1,155(税込)
発売日:2012-12-21

トーハン2013年年間ベストセラー総合17位。

◆8位 海賊とよばれた男 下
著者:百田尚樹/講談社
2012/7/12

海賊とよばれた男 下海賊とよばれた男 下
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2012-07-12

トーハン2013年年間ベストセラー総合4位。

◆9位 オレたち花のバブル組
著者:池井戸潤/文春文庫
2010/12/3

オレたち花のバブル組 (文春文庫)オレたち花のバブル組 (文春文庫)
価格:¥ 690(税込)
発売日:2010-12-03

トーハン2013年年間ベストセラー文庫総合2位。

◆10位 パズル&ドラゴンズ モンスター図鑑
エンターブレイン ファミ通の攻略本
2012/12/19

パズル&ドラゴンズ モンスター図鑑 (ファミ通の攻略本)パズル&ドラゴンズ モンスター図鑑 (ファミ通の攻略本)
価格:¥ 998(税込)
発売日:2012-12-19

トーハン2013年年間ベストセラーゲーム関連書8位。

◆11位 大泉エッセイ~僕が綴った16年
著者:大泉洋/メディアファクトリー ダ・ヴィンチブックス
2013/4/19

大泉エッセイ ~僕が綴った16年 (ダ・ヴィンチブックス)大泉エッセイ ~僕が綴った16年 (ダ・ヴィンチブックス)
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2013-04-19

トーハン2013年年間ベストセラーノンフィクション他10位。

◆12位 スタンフォードの自分を変える教室
著者:ケリー・マクゴニガル/大和書房
2012/10/20

スタンフォードの自分を変える教室スタンフォードの自分を変える教室
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2012-10-20

トーハン2013年年間ベストセラー総合12位。

◆13位 ロスジェネの逆襲
著者:池井戸潤/ダイヤモンド社
2012/6/29

ロスジェネの逆襲ロスジェネの逆襲
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2012-06-29

トーハン2013年年間ベストセラー総合5位。

◆14位 できる大人のモノの言い方大全
編集:話題の達人倶楽部/青春出版社
2012/9/25

できる大人のモノの言い方大全できる大人のモノの言い方大全
価格:¥ 1,050(税込)
発売日:2012-09-25

トーハン2013年年間ベストセラー総合9位。

◆15位 ファミ通App NO.007 Android
エンターブレインムック
2013/5/23

ファミ通App NO.007 Android (エンターブレインムック)ファミ通App NO.007 Android (エンターブレインムック)
価格:¥ 600(税込)
発売日:2013-05-23


◆16位 伝え方が9割
著者:佐々木圭一/ダイヤモンド社
2013/3/1

伝え方が9割伝え方が9割
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2013-03-01

トーハン2013年年間ベストセラー総合19位。

◆17位 DUO 3.0
著者:鈴木陽一/アイシーピー
2000/3/1

DUO 3.0DUO 3.0
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2000-03

2012年7位。

◆18位 艦これ白書 -艦隊これくしょん オフィシャルブック-
角川マガジンズ
2013/10/18

艦これ白書 -艦隊これくしょん オフィシャルブック-艦これ白書 -艦隊これくしょん オフィシャルブック-
価格:¥ 1,995(税込)
発売日:2013-10-18


◆19位 DVD付 樫木式カーヴィーダンスで部分やせ!
著者:樫木裕実/学習研究社
2011/2/4

DVD付 樫木式カーヴィーダンスで部分やせ!(ヒットムックダイエットカロリーシリーズ)DVD付 樫木式カーヴィーダンスで部分やせ!(ヒットムックダイエットカロリーシリーズ)
価格:¥ 1,000(税込)
発売日:2011-02-04

2012年1位。

◆20位 ももいろクローバーZ責任編集 『ももクロぴあ vol.2』
ぴあMOOK
2013/7/2

ももいろクローバーZ責任編集 『ももクロぴあ vol.2』 (ぴあMOOK)ももいろクローバーZ責任編集 『ももクロぴあ vol.2』 (ぴあMOOK)
価格:¥ 980(税込)
発売日:2013-07-02


◆21位 艦隊これくしょん -艦これ- 鎮守府生活のすゝめ Vol.1
エンターブレインムック
2013/9/30

艦隊これくしょん -艦これ- 鎮守府生活のすゝめ Vol.1 (エンターブレインムック)艦隊これくしょん -艦これ- 鎮守府生活のすゝめ Vol.1 (エンターブレインムック)
価格:¥ 990(税込)
発売日:2013-09-30


◆22位 丕緒の鳥 十二国記
著者:小野不由美/新潮文庫
2013/6/26

丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫)丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫)
価格:¥ 620(税込)
発売日:2013-06-26

トーハン2013年年間ベストセラー文庫総合12位。

◆23位 TOEICテスト新公式問題集〈Vol.5〉
国際ビジネスコミュニケーション協会
2012/6/1

TOEICテスト新公式問題集〈Vol.5〉TOEICテスト新公式問題集〈Vol.5〉
価格:¥ 2,940(税込)
発売日:2012-06


◆24位 裸の時代
著者:Kis-My-Ft2/集英社
2013/7/19

裸の時代裸の時代
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2013-07-19


◆25位 置かれた場所で咲きなさい
著者:渡辺和子/幻冬舎
2012/4/25

置かれた場所で咲きなさい置かれた場所で咲きなさい
価格:¥ 1,000(税込)
発売日:2012-04-25

2012年6位。トーハン2013年年間ベストセラー総合10位。

◆26位 聞く力―心をひらく35のヒント
著者:阿川佐和子/文春新書
2012/1/1

聞く力―心をひらく35のヒント (文春新書)聞く力―心をひらく35のヒント (文春新書)
価格:¥ 840(税込)
発売日:2012-01

トーハン2013年年間ベストセラー総合3位。

◆27位 生き方―人間として一番大切なこと
著者:稲盛和夫/サンマーク出版
2004/7/1

生き方―人間として一番大切なこと生き方―人間として一番大切なこと
価格:¥ 1,785(税込)
発売日:2004-07

トーハン2013年年間ベストセラービジネス9位。

◆28位 DVD付き 樫木裕実 カーヴィーボディ 1週間美やせプログラム
著者:樫木裕実/扶桑社ムック
2013/2/16

DVD付き 樫木裕実 カーヴィーボディ 1週間美やせプログラム (扶桑社ムック)DVD付き 樫木裕実 カーヴィーボディ 1週間美やせプログラム (扶桑社ムック)
価格:¥ 1,000(税込)
発売日:2013-02-16


◆29位 雑談力が上がる話し方―30秒でうちとける会話のルール
著者:齋藤孝/ダイヤモンド社
2010/4/9

雑談力が上がる話し方―30秒でうちとける会話のルール雑談力が上がる話し方―30秒でうちとける会話のルール
価格:¥ 1,500(税込)
発売日:2010-04-09

トーハン2013年年間ベストセラー総合20位。

◆30位 DUO 3.0 / CD復習用
著者:鈴木陽一/アイシーピー
2000/3/1

DUO 3.0 / CD復習用DUO 3.0 / CD復習用
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2000-03

2012年19位。

◆31位 人間にとって成熟とは何か
著者:曽野綾子/幻冬舎新書
2013/7/28

人間にとって成熟とは何か (幻冬舎新書)人間にとって成熟とは何か (幻冬舎新書)
価格:¥ 798(税込)
発売日:2013-07-28

トーハン2013年年間ベストセラー総合7位。

◆32位 ファミ通App iPhone&Android NO.005
エンターブレインムック
2012/12/19

ファミ通App iPhone&Android NO.005 (エンターブレインムック)ファミ通App iPhone&Android NO.005 (エンターブレインムック)
価格:¥ 600(税込)
発売日:2012-12-19


◆33位 ハダカの美奈子
著者:林下美奈子/講談社
2013/5/2

ハダカの美奈子ハダカの美奈子
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2013-05-02


◆34位 金持ち父さん貧乏父さん
著者:ロバート・キヨサキ/筑摩書房
2000/11/9

金持ち父さん貧乏父さん金持ち父さん貧乏父さん
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2000-11-09

2012年22位。

◆35位 統計学が最強の学問である
著者:西内啓/ダイヤモンド社
2013/1/25

統計学が最強の学問である統計学が最強の学問である
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2013-01-25

トーハン2013年年間ベストセラービジネス5位。

◆36位 ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~
著者:三上延/メディアワークス文庫
2013/2/22

ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)
価格:¥ 599(税込)
発売日:2013-02-22

トーハン2013年年間ベストセラー文庫総合6位。

◆37位 7つの習慣―成功には原則があった!
著者:スティーブン・R・コヴィー/キングベアー出版
1996/12/1

7つの習慣―成功には原則があった!7つの習慣―成功には原則があった!
価格:¥ 2,039(税込)
発売日:1996-12

2012年15位。

◆38位 さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
著者:マーカス・バッキンガム、ドナルド・O・クリフトン/日本経済新聞出版社
2001/12/1

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かすさあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2001-12-01

2012年32位。

◆39位 クイック・ジャパン Special Issue ももいろクローバーZ ~The Legend~ 2008-2013
太田出版
2013/4/20

クイック・ジャパン Special Issue ももいろクローバーZ ~The Legend~ 2008-2013クイック・ジャパン Special Issue ももいろクローバーZ ~The Legend~ 2008-2013
価格:¥ 1,400(税込)
発売日:2013-04-20


◆40位 暴走列伝 単車の虎 極ノ書
エンターブレインムック
2013/4/26

暴走列伝 単車の虎 極ノ書 (エンターブレインムック)暴走列伝 単車の虎 極ノ書 (エンターブレインムック)
価格:¥ 600(税込)
発売日:2013-04-26


41~50位は割愛。

2012年は17位に入った『カゲロウデイズ -in a daze-』が小説では最高だったが、今年は百田尚樹、村上春樹、池井戸潤が上位を賑わせた。
実用書・自己啓発書が多いのは例年通り。

トーハンでは総合ベスト20に「とびだせ どうぶつの森」の攻略本が3冊ラインナップされた。Amazonでは、パズドラ、艦これがランクインし人気の高さを示した。

2012年はAKB48系の写真集がAmazonの50位以内に数冊入ったが、今年はももクロ関連が目立つ。

トーハン2013年年間ベストセラー文芸4位、Amazonでも文芸・文庫・新書で8位となった桜木紫乃『ホテルローヤル』は直木賞受賞を機に売れた本と言えるだろう。最近は直木賞を取ってもベストセラーになるとは限らないので、意外な印象も。

Amazonの2013年著者ランキングでは、百田尚樹、池井戸潤、村上春樹、東野圭吾、有川浩に続いて佐藤亜有子がランキングされた。以下、宮部みゆき、伊坂幸太郎、湊かなえ、三浦しをんと人気作家が続く中で、恥ずかしながら初めて聞く名前だった。


2013年11月に読んだ本

2013年12月02日 04時56分29秒 | 本と雑誌
2013年11月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:2124ページ
ナイス数:73ナイス

銀二貫 (幻冬舎時代小説文庫)銀二貫 (幻冬舎時代小説文庫)感想
みをつくしに比べるとどうしても分かりやすい展開にはなるが、脇役がいい味を出している。もう少し主人公とヒロインに魅力があればと思うが、よくまとまっている。佳作といった感じ。(☆☆☆☆☆)
読了日:11月2日 著者:高田郁
書店ガール 2 最強のふたり (PHP文芸文庫)書店ガール 2 最強のふたり (PHP文芸文庫)感想
1巻では主人公たちに共感しにくかったが、2巻では過度なキャラ立てもなく心地よく読めた。1巻でもそうだが、ストーリー的な起伏よりも日常の書店の些細なエピソードの積み重ねが面白く、2巻ではそれがより前面に出たように感じる。続刊も期待したいね。(☆☆☆☆☆☆)
読了日:11月8日 著者:碧野圭
金融の世界史: バブルと戦争と株式市場 (新潮選書)金融の世界史: バブルと戦争と株式市場 (新潮選書)感想
文章は読みやすく、西洋一辺倒ではなく視野も広い。金融や経済に関しては門外漢なので、知らない単語があったりはしたけれど、この分野についてもっと知りたいと思わせる内容だった。(☆☆☆☆☆☆)
読了日:11月9日 著者:板谷敏彦
パティシエの秘密推理 お召し上がりは容疑者から (幻冬舎文庫)パティシエの秘密推理 お召し上がりは容疑者から (幻冬舎文庫)感想
キャラ立てや会話のやりとりは相変わらず絶妙。ラノベ書いたら人気出そうなのにね。『昨日まで不思議の校舎』に続いて、なんでミステリにしちゃったのかと思うことしばし。第4話の犯人に対しては、なんでおめおめと生きていられるのって言いたくなる。殺意を持ち、それを実行することの重さを考えれば、ライトミステリであってもアレはないだろう。こんなのを読むと、「これだからゆとり世代は」なんて感じてしまうのは年のせいだけか?(☆☆☆)
読了日:11月16日 著者:似鳥鶏
大日本サムライガール 5 (星海社FICTIONS)大日本サムライガール 5 (星海社FICTIONS)感想
順風すぎて、ぬるい状況はいいんだけど、日毬が話の軸から外れてしまって、展開的には停滞した印象が残った。それを打破するような次巻への引きだけど、伏線の張り方とかはもう少しどうにかして欲しい感じだ。面白いんだけど、羽月莉音を知るだけに、もっと上を求めてしまうんだよねえw(☆☆☆☆☆)
読了日:11月20日 著者:至道流星
香川戦記 (イースト新書)香川戦記 (イースト新書)感想
ドルトムント時代の香川のプレイはほぼ全て視聴した。それだけに読んでいて懐かしい気分にはなる。しかし、それも過去のことだ。香川が去り、私はドルトムントのファンになった。マンUの香川を見るより、ドルトムントのサッカーに魅了された。再びそこに香川が戻ることはないかもしれないが、ドルトムントが世界に勇躍するまさにその時に香川がいたという証が本書と言えるだろう。(☆☆☆☆)
読了日:11月28日 著者:キッカー

読書メーター




今年も残り1ヶ月。ここまで78冊。年間100冊にも届きそうにない。読書メーターに登録して、250冊→150冊→142冊→90冊と年々減少している。今年は90冊さえ厳しい。ライトノベルを読む量が減っている影響もあるとはいえ、もう少しなんとかしたいものだ。

米澤穂信に対してはゼロ年代的主人公の性格でイライラしたが、似鳥鶏に対してはミステリの枠組みに関して大きな引っ掛かりを感じる。ミステリは「情」と「理」のバランスが重要なジャンルだと思っているが、似鳥作品では「理」がほとんど崩壊しつつあるように思ってしまう。ライトノベルだと「理」がなくても構わないので、そっちに行って欲しいくらいだがそうもいかないんだろうね。

2013年10月に読んだ本
2013年9月に読んだ本
2013年8月に読んだ本
2013年7月に読んだ本
2013年6月に読んだ本
2013年5月に読んだ本
2013年4月に読んだ本
2013年3月に読んだ本
2013年2月に読んだ本
2013年1月に読んだ本
2012年に読んだ本
2011年に読んだ本




2013年11月に読んだコミック

『きんいろモザイク』2-3巻(原 悠衣)
『ダイヤのA』37-38巻(寺嶋 裕二)
『侵略!イカ娘』15巻(安部 真弘)
『ラストイニング』38-39巻(中原 裕)
『あさひなぐ』9巻(こざき 亜衣)
『銀の匙 Silver Spoon』9巻(荒川 弘)
『パーツのぱ』7-8巻(藤堂 あきと)
『ゆゆ式』2-5巻(三上 小又)
『大東京トイボックス』10巻(うめ)
『大東京トイボックスSP』(うめ)

17冊。読みたいものはまだまだあるが、積んであるものを一部解消。

『大東京トイボックス』は全10巻で完結。『東京トイボックス』から続く、ゲーム製作現場を舞台としたコミック。クリエイターの苦悩といったテーマから、うまくテーマをずらしてしっかりと完結させた点は評価できる。表現の自由のような「分かりやすい」テーマ設定は一般向けエンタメとしては適切。ただ、もっとマニアックに、面白いものを作るための苦悩、歓喜、挫折などを熱く描いて欲しかった気もする。『ブラック・ジャック創作話~手塚治虫の仕事場から~』がそんな感じだけど、それをフィクションでいま描くのは難しいとは分かるけど。


2013年10月に読んだ本

2013年11月03日 02時05分28秒 | 本と雑誌
2013年10月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2030ページ
ナイス数:58ナイス

みちくさ道中みちくさ道中感想
借りてからエッセイ集だと気付いた。昔はエッセイもよく読んだが、最近はまったく読まなくなった。著者の小説は好きだが、エッセイは別もの。エッセイとしての質が低いわけではないのだが、肌には合わなかった。小説をこそ読みたい。(☆☆☆)
読了日:10月5日 著者:木内昇
ランチのアッコちゃんランチのアッコちゃん感想
この手のファンタジーは、面白ければ(あるいは、癒されれば)それでいい。ただ、この作品の続編が出たとしても、手に取ってみたいとは思わない。もう少し、ワクワクしたり心躍るものが欲しかった。嗜好の違いと言うべきかもしれないが。(☆☆☆)
読了日:10月9日 著者:柚木麻子
サエズリ図書館のワルツさん 2 (星海社FICTIONS)サエズリ図書館のワルツさん 2 (星海社FICTIONS)感想
1巻は連作短編で、世界観を描いただけという感じだったが、2巻ではチドリさんを主人公に、テーマをストレートに描いている。ちょっとストレート過ぎる感じもするが、ファンタジーだからこその強みでもある。ワルツさんに対する感情など、細部の心の動きに読み応えがある一方、表現や技巧が内容についていっていない印象も残った。(☆☆☆☆)
読了日:10月12日 著者:紅玉いづき,sime
蔵書の苦しみ (光文社新書)蔵書の苦しみ (光文社新書)感想
半分コミックで5000冊くらいあるけど、ここ10年はほとんど増えてない。金がない、置き場がない、他に蒐集の楽しみを見つけたなどあるけど、それでも、本に囲まれていると落ち着く、安心できるみたいな気持ちは変わらない。この本は分かる人にはホントよく分かる内容だけど、分からない人には分からない心情なのかなあ。苦しみという幸せが満載な一冊だね。(☆☆☆)
読了日:10月25日 著者:岡崎武志
第2回電王戦のすべて第2回電王戦のすべて感想
プロだからこそ感じるコンピュータへの畏怖のようなものを読んでいて感じた。一流のプロでも悪手・疑問手は指すし、コンピュータも序盤中盤だけでなく終盤にだってミスをする。素人目にはまだ人間に戦う余地があるように見えるが、コンピュータの進化のスピードを考慮するとそれがいつまで続くか分からない。コンピュータの手の内を研究した第1局・第3局は棋士優位だったので、事前にソフトを与えられるようルール化された第3回は棋士側の反撃が期待される。切磋琢磨する時間が少しでも続いて欲しいものだ。(☆☆☆☆☆)
読了日:10月26日 著者:
大日本サムライガール 4 (星海社FICTIONS)大日本サムライガール 4 (星海社FICTIONS)感想
羽月莉音が加速度的にスケールアップしていったのとは対照的に、神楽日毬はスケールダウンの感あり。主人公の颯斗の有能さが日毬を未熟に見せてしまっている。新キャラ槙野栞の存在がどう刺激を与えるかだけど、ちょっとパワー不足に思えてしまう。手詰まり感を吹き飛ばす次のひと波乱に期待したい。(☆☆☆☆☆)
読了日:10月30日 著者:至道流星
アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者6 (講談社ラノベ文庫)アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者6 (講談社ラノベ文庫)感想
それなりに重いテーマを扱っているようでいて、あくまで物語のためのテーマに過ぎない。そうした割り切りはさすがだと思う。主人公のヘタレさをちゃんと描きながら、最後は落としどころへきちんと導くあたりもうまい。このシリーズは著者のそうした巧みさが楽しみどころになっている。(☆☆☆☆☆)
読了日:10月30日 著者:榊一郎
世界から猫が消えたなら世界から猫が消えたなら感想
読みやすくはある。よかったのはそこだけ。リア充が何かを悟ったかのように人生哲学を語る話って感じ。ひたすら主人公はよ死ねよーと思いながら読んでいた。日本の男性向けエンターテイメントの多くはマザコンが根底にあって成り立っているけど、それを前面に押し出しながら、いい話にしてしまうあたりは見事だけれど。ヒットする作品づくりという観点からは、なかなか興味深かった。(☆☆)
読了日:10月30日 著者:川村元気

読書メーター




下旬に駆け込みで読んで8冊。10月終わって年間72冊なので、100冊には届きそうにない。時間と気力があれば、一気に読めるのだけれど……。

シリーズものを除くとやや低調な印象。最近は新規開拓に積極的という感じでもないので、もう少しどうにかしたいのだが。

2013年9月に読んだ本
2013年8月に読んだ本
2013年7月に読んだ本
2013年6月に読んだ本
2013年5月に読んだ本
2013年4月に読んだ本
2013年3月に読んだ本
2013年2月に読んだ本
2013年1月に読んだ本
2012年に読んだ本
2011年に読んだ本




2013年10月に読んだコミック

なし!

11月はコミック強化月間に……


艦これ白書 艦隊これくしょんオフィシャルブック

2013年10月20日 21時24分59秒 | 本と雑誌
艦これ白書 -艦隊これくしょん オフィシャルブック-艦これ白書 -艦隊これくしょん オフィシャルブック-
価格:¥ 1,995(税込)
発売日:2013-10-18





公式でこのようなツイートもされたように、誤植の多さが話題になっている「初のオフィシャルブック」。

18日発売だったが、Amazonの予約では24日着の予定となっていた。評判次第では解約も考えていたが、発送が繰り上がり今日届いた。まあ、お布施と思えば……。

全172ページ。折込でポスター&カレンダー付き。
ざっと見た感じ、イラスト集。公式の立ち絵を集めただけ。それでも見応えはあるけれど。中破イラストは小さくて見にくい。

実艦の写真・性能・歴史が掲載されているが、ここで誤植が大量発生している模様。

各艦コメントはついているが、ほんのさわり程度。声優・イラストレーターが全て公開されているのは初めてか。

中破コレクションとして、長門などのイラストが1ページ1枚で10ページ。

スペシャルインタビューとして、上坂すみれ、岡宮道生、田中謙介三氏のものが掲載されている。

攻略的要素は皆無。ブラウザゲームで、定期的にアップデートが行われていて、攻略情報を扱うのは難しいのは確かだが。
価格に見合う内容とは言い難いが、ファンアイテムとしてはこんなものか。初出のイラストとか見たいとは思うが、それは今後の展開で出てきそう。