おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

黒・白・黄の3色蛾・トラガ 蜜を吸う

2013年06月20日 00時00分00秒 | 昆虫


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 黒、白、黄の翅模様が特徴の蛾、トラガ。
 2012年5月中旬の昼間、モンシロチョウ、ウスバシロチョウ、モンキチョウといっしょに
 ハルジオンやヒメジョオンを飛び回り、蜜を吸っていた。
 本種は大きさ(開帳)55~58mm。
 和名は翅模様をトラのそれに見做したと思われる。
 学名:Chelonomorpha japana japana ヤガ科

 引用・参考文献等:*Website「みんなで作る日本産蛾類図鑑」 *当ブログ2012年05月15日
 謝辞:当ブログ2012年07月05日の写真はカノコガでなくトラガであり、
    タイトルと写真・内容に齟齬があるとのご指摘を匿名氏からうけました。感謝致します。
    つきましては、2012年07月05日を修正し、本日あらためてトラガを採り上げます。
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年05月13日 撮影地:宇都宮市宮山田町






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なに、なさってんですか96 タマネギ切り

2013年06月19日 00時00分00秒 | 農業

写真1 タマネギの葉と根を切るおばあちゃん


写真2 親子でタマネギの葉と根を切る。男性は1950年生まれ


写真3 タマネギ入りコンテナを軽4輪に乗せる夫妻


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 里みち・農道歩きの途中、傾斜畑で作業中の女性2人、男性1人、軽4輪2台、タマネギ収穫中
 現場に着き、なに、なさってんですか、次のよう
   1.傾斜畑でタマネギ切り
   これかい、見てのとおりタマネギ切り
   タマネギは葉っぱが倒れたら収穫時期

   ビニールハウスに入れ、陽よけして干す、ハウスのサイドは網だけにして
   上から雨水を落とさないように風で乾かす
   切口が乾いてから出荷、約1週間で出荷できる
   JA出荷、市場出し、直売所出しがある

   2.市況をにらみながら出荷するタマネギ
   北海道の出荷を見ながら、市況を見ながら出荷する
   今(6月)出ているのは滋賀県など西のもの
   タマネギ出荷は順に北上する、作り方が違う
   北海道は雪が融けてから植え、7月中旬から出る、ここが終わる頃から出る
   ここは、11月、12月に植える
   九州、鳥取など西日本、静岡は9月、10月に植える
   浜松、姫路の新タマネギは4月、5月、6月に出る
   自分は、この合間に出す、5月、6月、7月に

   3.タマネギは麦に替わり作るようになった、カネがとれる
   タマネギは田んぼの2毛作の副産物
   昔、麦の替わりに田んぼに作っていた
   畑で作れるように品種改良された
   畑で作るのは、ここ10年~20年
   田んぼで作る麦に替わりカネがとれる
   田んぼより収入がよい、出荷した分だけ金額になる

   4.昭和25年生まれは“小僧っ子、駆け出し”
   昔ながらの自作地でやっているのは兼業農家
   兼業農家は、ヒャクショウ・百姓、農業の方は赤字
   ヒャクショウは、うまくいってトントン、ヘタすると赤字
   赤字は兼業収入で埋める
   自分は自営の兼業なので植えつけたもの100%を出荷できない
   
   自分が入っている自治会は60~70戸
   元からの百姓は25軒くらい、あとは二男、三男、分家
   自分で耕すのは10軒未満
   息子で農業だけやっているのはいない
   農業していても兼業
   40歳で兼業でヒャクショウやっているのが若い、70歳以上が主
   我々の年代は“小僧っ子の駆け出し”
   認定農家でも、セガレは農業やってない
   米と麦を30町歩やっていても、セガレは会社勤め、アルバイトを使って農作業

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2013年06月02日 撮影地:栃木県下野市




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早苗田水路のアキアカネ(未成熟)

2013年06月18日 00時00分00秒 | 昆虫






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 2013年05月18日、農村歩きの定路、早苗田の脇を流れる水路の土手や畦の草にとまるアキアカネ。
 未成熟個体で、高い山へ登る前のよう。
 3枚の写真の個体は同一。
 本種アキアカネは、6月頃羽化し、夏、避暑のため高い山に登り、秋、里に下りてくる。
 学名:Sympetrum frequens トンボ科

 引用・参考文献等:*Website「昆虫エクスプローラ」(http://www.insects.jp/);アキアカネ
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2013年05月18日 撮影地:栃木県下野市
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なに、なさってんですか95 草退治

2013年06月17日 00時00分00秒 | 農業

 写真1 畦の草に除草剤をかける昭和1桁生まれの男性、82歳。手前から順にブロコッリー、緑の発芽麦、ビニールトンネル(ユウガオ)が見える。



 写真2 昭和1桁生まれ82歳、農業後継者の少ない伝統集落の農業を支える。


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 軽四輪トラックから下りる男性、背にタンク、左手に吐出ノズル、右手に手押しハンドル(写真1)
 初めて会う
 次のように教えてくださる

1.畦の草退治
   <こんちわー> いいあんばいですね
   <これから、どういう作業をなさるんですか> いやー、この草退治だんべな
   <草退治、畦の> うん

2.雑草防止の麦つくり
   <(写真1の緑の発芽麦)これは麦ですか> こら、麦
   <麦をとるんですか> いや、とんない、とんない、今、ちっと、ほしたらば、うなっちゃうんだ(耘う)   
   <うなっちゃう> うん、草が生えないように麦播いたんだ

3.麦跡には8月播きブロッコリー
   <麦の後は何をつくるんですか> これはー、今度は、なんだ、ブロッコリーかな
   <ブロッコロリーを> うん、この後
   <秋ぐらいに播く> いや、うん、もー、とにかくあいだな、8月、はしり(播種)するわけさ
   <8月に> 8月に種播きするわけだ
   <秋とる> うん、秋とる
   <秋、冬、正月ごろ> いや、正月まではな、だいたい10月だな
   <10月で終わり> うん、終わりだな
   <(写真1・写真2)このブロッコリー、ハクサイも旦那さんのとこですか> そう、そう、そう
     これは、もー、今、出荷するわけだな、この後
   <(写真1・写真2のブロッコリー)これは、いつ播いたんですか> 
     それはー、2月の頃かな、大変なんだ、これはな、寒いから、子ども(苗)を育てんのには
   <ビニールかぶせて> そう、そう、そう

4.ナスつくりでカンピョウ止める
   <(写真1のビニールトンネル)あのカンピョウも旦那さんのもの> いや、違う
   <旦那さん、カンピョウはつくってない> 作ってない
   <止めたんですか> 止めた、止めて何年になっぺ、10年じゃきかないかな
   <なんか、わけがあるんですか> いやー、わけはー、ないけど、
     とにかくー、なんだ、ナスをつくるようになったから
   <ナスをね> うん、ナスが、ちょうどー、カンピョウ時期とぶつかっちゃうんで
   <ナスの方が値がいんですか> いや、ソウバ・相場がいいちゅわけじゃないけど、
     カンピョウは手が大変だもの、おかあちゃんと2人じゃできねーよ

5.かあちゃんと2人ではカンピョウつくりは無理、3人は必要
   <おかあちゃと2人じゃね> だいたい3人いなくちゃな、カンピョウは
    だって、剥いて、おかあちゃんが手なごして(剥かれるユウガオの実・カンピョウを手繰る)、
    それを、こんだ干してくれる人がいなくっちゃ、しゃーあんめな


  執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2013年05月18日 撮影地:栃木県下野市

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自家でユウガオ苗育て <ユウガオ栽培・干瓢つくり02>

2013年06月16日 00時00分00秒 | 農業
写真1 写真2

 写真1 ポットに仮植えされた2枚葉のユウガオ苗。2008年03月29日
 写真2 ポットに仮植えされ、3枚葉になったユウガオ苗。水まき中(写真3と同じ)。2008年03月29日


写真3 写真4

 写真3 Sさんの奥様が水まき。2008年03月29日
 写真4 これがユウガオの種を播いてある箱、と教えるSさん。左の箱に新芽。箱には腐葉土と籾殻燻炭が入っている。2008年03月15日

写真5 写真6

 写真5 仮植え用ポット。腐葉土と籾殻燻炭が入っている。2008年03月15日
 写真6 ユウガオ苗育てに使われる腐葉土と籾殻薫炭。ともに手造り。2008年03月15日

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 2008年03月、栃木県下野市のSさん(80歳)は次のようにご教示
   3月上旬播種のユウガオは、発芽してニマイバ・2枚葉になるとポットに仮植えされる(写真1~写真3)
   気温が上がると、昼間、水をかける(写真2・写真3)

 育苗はビニールハウスの中で行う
 育苗ビニールハウスは、夏、干瓢干し場になる

 2011年からSさん宅では自家育苗を止め、JA販売苗を買う
 この苗購入は、助成金もあり、多くの農家に波及
 ホウレンソウ、イチゴなどとの労働競合も避けられる

 引用・参考文献等:弊ブログ2013年06月08日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:上記 撮影地:栃木県下野市








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