おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

なに、なさってんですか96 タマネギ切り

2013年06月19日 00時00分00秒 | 農業

写真1 タマネギの葉と根を切るおばあちゃん


写真2 親子でタマネギの葉と根を切る。男性は1950年生まれ


写真3 タマネギ入りコンテナを軽4輪に乗せる夫妻


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 里みち・農道歩きの途中、傾斜畑で作業中の女性2人、男性1人、軽4輪2台、タマネギ収穫中
 現場に着き、なに、なさってんですか、次のよう
   1.傾斜畑でタマネギ切り
   これかい、見てのとおりタマネギ切り
   タマネギは葉っぱが倒れたら収穫時期

   ビニールハウスに入れ、陽よけして干す、ハウスのサイドは網だけにして
   上から雨水を落とさないように風で乾かす
   切口が乾いてから出荷、約1週間で出荷できる
   JA出荷、市場出し、直売所出しがある

   2.市況をにらみながら出荷するタマネギ
   北海道の出荷を見ながら、市況を見ながら出荷する
   今(6月)出ているのは滋賀県など西のもの
   タマネギ出荷は順に北上する、作り方が違う
   北海道は雪が融けてから植え、7月中旬から出る、ここが終わる頃から出る
   ここは、11月、12月に植える
   九州、鳥取など西日本、静岡は9月、10月に植える
   浜松、姫路の新タマネギは4月、5月、6月に出る
   自分は、この合間に出す、5月、6月、7月に

   3.タマネギは麦に替わり作るようになった、カネがとれる
   タマネギは田んぼの2毛作の副産物
   昔、麦の替わりに田んぼに作っていた
   畑で作れるように品種改良された
   畑で作るのは、ここ10年~20年
   田んぼで作る麦に替わりカネがとれる
   田んぼより収入がよい、出荷した分だけ金額になる

   4.昭和25年生まれは“小僧っ子、駆け出し”
   昔ながらの自作地でやっているのは兼業農家
   兼業農家は、ヒャクショウ・百姓、農業の方は赤字
   ヒャクショウは、うまくいってトントン、ヘタすると赤字
   赤字は兼業収入で埋める
   自分は自営の兼業なので植えつけたもの100%を出荷できない
   
   自分が入っている自治会は60~70戸
   元からの百姓は25軒くらい、あとは二男、三男、分家
   自分で耕すのは10軒未満
   息子で農業だけやっているのはいない
   農業していても兼業
   40歳で兼業でヒャクショウやっているのが若い、70歳以上が主
   我々の年代は“小僧っ子の駆け出し”
   認定農家でも、セガレは農業やってない
   米と麦を30町歩やっていても、セガレは会社勤め、アルバイトを使って農作業

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2013年06月02日 撮影地:栃木県下野市




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