おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

平地林の縁に白い花びっしり <初夏原風景>

2016年05月31日 00時00分00秒 | 景観

写真1 白い花満開のエゴノキ、平地林の縁に自生。枝は下向き横に直線状に伸びる
     ミズキほどではないが、上下の枝は重なってないように見える


写真2 下向き横に伸びる枝に並ぶ長い花柄、その先に垂れる花。写真1のエゴノキ


写真3 公園に植栽されたエゴノキの花

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 5月中旬、里みち・農道歩きの左前方
 平地林の縁、下向き横の直線状枝にびっしり咲く白い花(写真1)、足が止まる
 その名はエゴノキ
 Tさんのカボチャ畑(弊ブログ2016年05月28日)と道挟む平地林の縁
 これまでも咲いていたであろう、気にも留めなかった
 気に留めると、けっこうあちこちに咲いている、たとえば公園(写真3)
 白いフード付き電燈のような楚々とした花

 清々しい花とは違い、根や果皮などに有毒物質・サポニンを含有、要注意
 かつて、水中で根や果実、葉を叩き潰して流し、麻痺した魚を獲った
 幹は粘りがあり強いので次のように使われた
  ①火であぶり曲げて背負い籠や輪かんじきに使った
  ②和傘の柄・中棒にある上下二つのロクロ(骨が集まる中心部分)に使った
 エゴノキは果皮を噛むと「えぐい・えごい」ので、その名がついた


 引用・参考文献等:*岡山理科大学総合情報学部生物地球システム学科植物生態研究室(波田研)・植物雑学事典;エゴノキ
             *大工園認著『野の花めぐり 夏編』(株式会社 南方新社 2003年)17頁;エゴノキ
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2016年05月20日 撮影地:栃木県下野市
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