おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

夏祭り 牽き手を待つ山車(だし)

2012年07月10日 00時00分00秒 | 農村

写真1 山車蔵から牽き出された山車、年1回の天日干し、虫干し


写真2 色彩豊富な木彫。左甚五郎作の可能性あり。


写真3 ラデン(螺鈿)も施されている。
 

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 ここは宇都宮市上田原町東組。大谷石を蔵の屋根材や外壁に使っている農家がある(当ブログ2011年02月09日同年05月03日)。
 かねて、氏神・愛宕神社の脇にある倉庫が気になっていた。縦長の形状から、祭り山車(だし)が収められていると考えていた。
 2012年7月8日、図らずも写真のようなダシを確認。5人ほどの氏子の手で倉庫の前に牽き出されている。聞くと次のようである。
  山車は左甚五郎あるいは弟子の手になる木彫で飾られている。
  大正時代、旧宇都宮市の花屋敷から購入。
  天王様の祭りに牽かれていた。
  しかし、現在、東組は80余世帯を数えるが、牽き手がいない。
  また、道路が狭くて警察署から通行許可が出ない。
  そのため、倉庫から出し、天日干しを行うだけ。それが、本日。
  周りの天王原地区や西地区にも山車がある。

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年07月08日 撮影地:栃木県宇都宮市上田原町東組
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