ホワイトシェパード・アリエスの日々 ≪一雲日記≫

いつまでもどこまでも一緒に歩こう!

親ばかに気づく瞬間

2011-09-18 | 3~4歳
 うしろで寝ているアリエスが、えらく騒がしい寝返りをうつ。体の構造上、背中でゴロッとローリングするのが難しいのはわかるけどね。急にあわてたようなしぐさと、そのおおーきなため息はなんだ。

 少しするととっても香ばしい香りが漂ってきて・・・


ええ、おならしましたけど、なにか?


 このくさい匂いで笑ってしまい、シアワセになってしまうのはなぜでしょう??

さらに、さらに

2011-09-17 | 3~4歳



 子犬の頃はすごくかわいかった。

 大きくなったら、もっともっとかわいくなった。

 おじいちゃんになるまで、こうやってどんどんかわいくなるんだろうか。

 子犬でなくなったからって、捨ててしまう人の気が知れねえ。

Born to Run !!

2011-09-16 | 3~4歳
 クッション性の高いいわゆる「いい運動靴」は、かえって足をいためる。

 準備運動をすると、ケガが30%増加する。

 ・・・という説を唱える運動生理学者がいる。足底が地面を感知できないことにより、各筋肉や各関節が正しく姿勢を修正できないという考え。アスリートに裸足でトレーニングを課したらケガが減り記録が良くなり・・・などという噂もある。バリバリのキャリアウーマンが人生に疲れ、何もかも投げ出してバリ島に移住したら、心も体も健康を取り戻した。本人が考えるに、裸足で砂浜を歩き回ったことが何よりの理由であったそうだ。

 逆説も根強い。慣れない現代人が靴を脱ぎ捨てたら、あちこち痛くなるに決まっている。いい運動靴こそ、記録を支えケガを防ぐのだと。

 さて、何が正しいかは知らないが、自分は個人的に前者の意見に多分に共感するところがある。ヒトが喪失した能力、失いつつある生来の力、そういったものにはつい興味がわく。10年単位でさえ、子供の運動能力が見事に低下していることが報道されたりする。遺伝子レベルから生活様式に至るまで、獲得の困難さと喪失の簡単さに驚く。

 全表面コンクリート固め、何が落ちているか分かったものではない状況では、素足というのは現実的に無理。考えてみれば、犬はいつも裸足なのだねーーー。そんなヤワなヒトのために登場したのが5本指スニーカーだ。靴下はもう珍しくないけど、靴。注文してやっと届いた。

 健全に走るために生まれた子に、健全に走るために生まれた靴を見せびらかしてみた。母ちゃんも、肉球を買ったよ!!


 ム・・・じゃまだなーこれ

 無視して草を食む・・・

 興味なーし

 

点検の記

2011-09-06 | 3~4歳
 台風12号は温帯低気圧になってなお、猛威を振るいそうな勢いだ。被害に遭われた方々には心からお見舞いを申し上げます。これからの進路にあたる地域では命が奪われないように祈るばかりです。


 私達の居住地域は多少の風雨と遠雷があっただけだから、テレビで見るその破壊力に驚く。雨といえばまったくゲリラ的で、10分ほどすると晴れ間が出ている。ただアリエスと河原に出る時のみ、神経を張りつめている日々だった。

 朝見た折の妙にゆったりとした流れが気にかかり、夕方川を見に行った。アリエスの運動は私にとってこのうえなく大切な日常だからだ。このあたりは普段からしょっちゅう市の管理係がパトロールに来ていて、災害のハイリスク時にも水位を調べたり事前に物品を移動しておいたり、手際よく土手下への進入が禁止されたりと、細かな対応がなされている地域だ。行ってみた時は土手上の歩行に関しては制限がなく、大型機械で土手の草刈り作業が黙々と続けられていた。

 だが・・・。いつもの河原はもう浸水して川の一部になっていた。憩いの公園も何枚もある野球場もサッカー場もキャンプサイトも草原も、まさに土手の内側は洪水だった。
 津波、堤防の決壊、ほんの浅瀬の渦。水というものは優しげに見えて、圧倒的な速さと重さで突然牙をむく。以前アリエスとラフティングをした折、ちょろそうな流れに体を持っていかれて焦ったことがあった。昔は水泳選手の自分がライフジャケットを着こみ、経験豊かなガイドさんがつきっきりで、流されても必ず引っかかる地形であったにも関わらず。

 上流の地域での降雨についてデータとしては認識していても、遠く離れタイムラグもある現在地での危機感を想起するのは、わりと難しい。これからはもっともっと気をつけよう・・・

 そう思っていた時、ふと思い出した。新潟に住んでいて中越沖地震を経験した当時のこと。揺れの直後、自分は「けっこう大きかったけど、まあ大丈夫だな」と思った。ところが一緒にいた同僚が「どこが揺れたのかな」と言ったのである。この場は問題なくても、別の場所に甚大な被害を受けた可能性のある人々がいる。私はそのことに思い至らなかったのだ。要するに想像力の欠如で、それは共感の希薄さにつながってしまう。その後少しずつ時間が経っていっても、受けた傷の大小による言動の差異は、日常の中でけっこう頻繁にみられた。魚沼地域で直撃を受けた先輩は地震の話題の中で、わずかな言葉の使い方に激怒して上司と衝突したし、他にも似たような場面がいくつかあった。

 この春の震災でもあちこちで起こる豪雨でも、自然に対してあまりにも微弱な人間の力が毎回露呈する。ヒトの分際では計り知れない領域に対する畏れや、過去から受け継いだはずの知恵や、それから、被災した人々に思い至ることができる心、そういったものが、個人レベルでは何らかの連帯を生むことができるのだろうと思う。


 
川が同じ高さになってる


半分の全景を見る・・・すべて水没


もう半分、いつも歩く道・・・手前も奥も小さな川に


父ちゃんお疲れ様会

2011-09-05 | 3~4歳
【アリエス記者】

 この8月、父ちゃんは職場での重大なニンムを終えたらしい。別に仕事自体が終了ではないのだが、組織の中で精神的負担の重いマネジメント業務を3年にわたって頑張った。完全なる汚れ役で、この苦労はいつも辛口の母ちゃんでさえ父ちゃんをいたわるほどだったよ。

 母ちゃんはゴージャスにちょっといいレストランへ行くことも考えたらしいけど、父ちゃんはちょっとの時間でもボクと一緒がいいみたい。結局家でハンバーグ大会になった。これで特別かいっ、と突っ込んではいけないよ。母ちゃんの料理は、食べるのに勇気がいる(こともある)。

 ボクももちろん家族の一員として、父ちゃんにお疲れ様という気持ちを込め、ハンバーグを頬張った。豚のヒレ肉もついて、大満足だったよ。旗まで立ててもらったもんねー!しょぼいけど。父ちゃん、また何かお疲れなことしてくれないかな・・・




 
【アリ子の記】

 2-3日の夏休みが取れればいいほうのアリ男は、闘い済んで眠りオヤジになっていた。アリエスもしっかり付き合っていたが、アリ男はべったりくっついていたいらしく、ソファの下に布団を引きずっていってそこで寝ていた。おいおい・・・。アリエスの安らかな寝顔は、みんなのごちそうだ。