ホワイトシェパード・アリエスの日々 ≪一雲日記≫

いつまでもどこまでも一緒に歩こう!

Born to Run !!

2011-09-16 | 3~4歳
 クッション性の高いいわゆる「いい運動靴」は、かえって足をいためる。

 準備運動をすると、ケガが30%増加する。

 ・・・という説を唱える運動生理学者がいる。足底が地面を感知できないことにより、各筋肉や各関節が正しく姿勢を修正できないという考え。アスリートに裸足でトレーニングを課したらケガが減り記録が良くなり・・・などという噂もある。バリバリのキャリアウーマンが人生に疲れ、何もかも投げ出してバリ島に移住したら、心も体も健康を取り戻した。本人が考えるに、裸足で砂浜を歩き回ったことが何よりの理由であったそうだ。

 逆説も根強い。慣れない現代人が靴を脱ぎ捨てたら、あちこち痛くなるに決まっている。いい運動靴こそ、記録を支えケガを防ぐのだと。

 さて、何が正しいかは知らないが、自分は個人的に前者の意見に多分に共感するところがある。ヒトが喪失した能力、失いつつある生来の力、そういったものにはつい興味がわく。10年単位でさえ、子供の運動能力が見事に低下していることが報道されたりする。遺伝子レベルから生活様式に至るまで、獲得の困難さと喪失の簡単さに驚く。

 全表面コンクリート固め、何が落ちているか分かったものではない状況では、素足というのは現実的に無理。考えてみれば、犬はいつも裸足なのだねーーー。そんなヤワなヒトのために登場したのが5本指スニーカーだ。靴下はもう珍しくないけど、靴。注文してやっと届いた。

 健全に走るために生まれた子に、健全に走るために生まれた靴を見せびらかしてみた。母ちゃんも、肉球を買ったよ!!


 ム・・・じゃまだなーこれ

 無視して草を食む・・・

 興味なーし