ホワイトシェパード・アリエスの日々 ≪一雲日記≫

いつまでもどこまでも一緒に歩こう!

お付き合いありがとう

2011-09-29 | 3~4歳

数日前の野球グラウンド、水はけわるぅ~・・・「母ちゃんどこ走るのよ」


 9月16日に日記に登場した5本指スニーカー、我が家での通称「肉球タビ」の短期使用感は、ハナマル!あまりに気に入って走ったり歩いたりしたがるため、アリエスはいつも引っ張り出されてやや迷惑かも。でも健気なことに、ちっとも嫌そうな顔をせずついて来てくれる。ええヤツや。

 その肉球タビについて。長期的にはあちこち痛くなるのかもしれないが、今のところ大丈夫。足底が直接着地する感覚がありながら、ちゃんと守られてもいる。なんと言っても、地面をグリップする感がとても心地よい。底は極力薄く作られているが、用途によっていくつかシリーズがあるので選ぶことが可能だ。

 はじめは全部の指が自分の場所に入ってくれるのに時間がかかったけれども、慣れるとスッと履くことができる。5本とも、やはり長い人に合わせて作ってあるので、全部の指がフィットするというわけにはいかない。私は第2趾が長くてぴったり、第5趾が短くてカラカラではある。それでもあまり不都合はない感じ。

 アリエスは自由散歩中にいきなりピョンッ!!と垂直跳びをすることがある。それを見て笑ってしまいつつ、ジャンプした箇所には動物なり危険なり何かがあるのだろうと思いながら、後から行く私はそこをよけて進む。あの垂直跳びを思うと、自分の本当の筋力の弱さというものにびっくりする。アリエスの体のすごさが分かる。そう、この靴を履くと。 

 これまでいかに「親切な靴」に自分の運動神経を錯覚させてもらってきたことか。反跳材も衝撃吸収材も入っていないこの靴で、無様にベタベタと走る自分を発見する。この自覚こそ、けれども、なんだか心地のいいものだった。そうだよなー人間って、この程度なんだよなー。頭に頼り切り、道具に頼り切り、そんなふうにして邁進するヒトとしての自分を、本来の地平に引き戻してくれるような。大げさじゃなく、なにやら清々しい気分。多くのヒトを魅了する、それがこの靴の魔力なのかも。