ホワイトシェパード・アリエスの日々 ≪一雲日記≫

いつまでもどこまでも一緒に歩こう!

英雄と馬

2012-05-29 | 4~5歳
 ガッツリはまりそうな気がして、ずっと避けてきた中国歴史英雄ものの小説。とうとう手を出してしまいました。三国志、水滸伝、史記。古今東西の多くの人がその時代の言葉で書き継ぎ、書く人によって主人公も変わりそうなほど登場人物もサイドストーリーもてんこ盛り。危ないんだよなーこういうの。

 かくして、まんまと陥落しました。うっかり電車なんかで読んだら大変。仁王立ちで号泣とかは避けたい。ヒーロー達の活躍も目が離せないんだけど、とりわけ心に残るのは、馬との友情だ。

 これらの物語の時代、闘う時は馬である。馬と苦楽を共にし、生死を共にし、無二の友として運命を切り拓いてゆく話が、いくつも散りばめられている。馬との別れのシーンなんて出てきたら、電車を降りる頃には目にクマができるほどがっくり落ち込むよ。

 いつもいつも、馬とアリエスがだぶって見えてしまうんだよな。泣いたり笑ったりしながら一緒に暮らしていく。アリエスが向けてくる真っ直ぐで無垢な目に毎日心を洗濯してもらい、ヒトとして生きていくことの意味を考える。私も自分の命が尽きる時、物語の英雄たちと同じように、ヤツと出会えたことを喜びながら去ると思うな。
 
 熱い思いで帰宅すると・・・脱力~


な、なんだっ?


なんとアクロバティックな寝相


これで眠れるあんたがすごい