ホワイトシェパード・アリエスの日々 ≪一雲日記≫

いつまでもどこまでも一緒に歩こう!

今年もお悩み

2009-04-06 | 1~2歳
 大好きなアニーちゃんとぎゅうぎゅう詰め

 煩悩尽きず・・・実は叱られ好き

 ううむ・・・悩み深い

 今月は混合ワクチン、狂犬病予防接種と予防関連の月。月末からはフィラリア駆虫薬の投与も始まる。

 昨年も悩んだことだが、やっぱり今回も、私の線引きとしてはワクチンとフィラリア駆虫はOK、ノミ・ダニ駆虫薬はNGというところになりそうだ。アリエスは室内犬なので、ダニは1年中要注意として対処してきた。外出時は必ずハーブ液を塗布し、帰宅すると毛づくろいと清拭。今年はカタンメタルも使ってみようかと思っているが、磁場って大丈夫?という懸念もあるので考え中。先日初めてメダルをつけている子を発見したのでママさんに尋ねると、「一切ダニ被害なし」であったとのこと。大型犬は不整脈が多い説もあるようなので、どうだろうか。まわりに使ってる人いないかなー。

 近頃、「ノミの予防はマナーです」というテレビコマーシャルが流されている。それはまったくその通りだが、首に滴下するタイプの駆虫薬の選択に直結する表現なのが気になる。数滴をたらして、なぜ全身に効果があるのかが恐ろしく不気味だ。つまりは経皮吸収され、肝代謝され、皮脂腺に持続分泌され・・・ということなのだろう。その薬を使わないことにした子にも、犬同士の接触により「薬がウツる」ことだってあるんじゃないの??それはダニと別種の害ではないの?絶対悪としての疾患を予防・治療する人工物、それを100%善と思わせる言葉に、なんだか腑に落ちないものを感じる。

 かといって、過激な自然崇拝も違和感がある。犬で言えばドッグフード、ワクチン、予防薬、駆虫薬、シャンプーなどのトリミング関係の製品。各種企業を告発したり、「使ってはいけない」といった批判をする記者や団体がたくさんあるようだ。自己完結型の生活からはるかに遠ざかった現代の生活では、何事も途中経過が分からない。それは確かに自分の意図しない結果に至るリスクもあるが、やりたくないこと見たくないものを知らずに済む安穏な暮らしでもある。批判には、満足のいく代替案がないことも多い。

 きっと地球や地球上の生物のためには人間なんて存在しない方がいいのだろう。だが生命体である以上、基本的には人間には生存する意志があり、他の生物を圧倒してピラミッドの頂点に君臨し、ヒトに特化した医学というものが存続し、動物実験をふまえて医薬品等が生み出される。無用な残酷な実験は無論問題外だが、では何もデータのないものを、家族に使える?

 物が言えず生活の中での選択も自分でできないアリエスと暮らして、以前から抱いていたヒトと動物のジレンマが顕在化した。できる限り安全なものをと思うけれど、結局は「安全である」ということをどこで信じる1線を画するか、ということに過ぎないのだなとつくづく感じる。