ホワイトシェパード・アリエスの日々 ≪一雲日記≫

いつまでもどこまでも一緒に歩こう!

岡山最高!!第2弾

2009-04-02 | 1~2歳
 

 今回驚いたことがいくつかある。どのパパママ達もとても優しくおおらか。男の子同士ガウガウしても、余裕シャクシャクだ。余程であれば止めるのだろうが、普通のドッグランなら係員でも飛んできそうなガウ声でも、「ハイハイ」といった感じで眺めている。確かに犬同士ですぐに実力が分かるらしく、血まみれで闘うような場面は見なかった。この犬達もこの人達も、すごいなぁと感心した。

 アリエスをひと目見て、何人ものパパさんが「よく頑張ったねぇ」「よく運動したね」と声をかけてくれる。筋肉のつき方や手がこぶしを握ったようになっているので分かるのだそうだ。確かにこれまで、運動だけは!と頑張ってきたが、そんな毎日をすぐに見抜いてしまうなんて、この人達みんなプロ!?とこれまたびっくり。そのことをアリ子母に話した。

 私 「すごいよね、そんなとこ見てるなんて、プロだよねー」
 母 「アリじゃなくて、あんたを見て分かったんじゃないの」
 私 「あぁー・・・なるほど・・・」(がっくり)

 さて、この2日間のアリエス。傾向は同じ。リードをつけているとワンワンうるさく、リードオフになると黙って遊んでいる。異犬種や境界外を警戒して吠え、フリーの状態ではホワイトシェパードの年頃の男の子には別に挑まない。おいっ。チワワちゃんやダックスくんに反応してる場合じゃないだろっ。特に細長いシルエットの犬に敏感だが、果たして今回もダックスくんが視界に入るたびに騒いでいた。ただ、ランではだいぶマシになり、しっぽをつかんで止めた初回以外は一緒に遊ばないまでもスルーすることもでき、声で止めることも可能だった。リードをつけると大騒ぎになるのは大変で、2日間を通してダックスくんに慣れることはなかった。
 半年前の那須でのミーティングに比べ、みんなと一緒にじっとしていることができる時間がだいぶ長くなった。前回はすぐにワホワホ言い出して恐縮地獄だったが、今回は座ったり伏せたりで静かに待つことができた。これまでの私達を知るパパママ達から、以前より落ち着いたーと言ってもらうことができて何やら舞い上がってしまった。
 アリエスは怖さで吠えることのほかに、自分で仕事にしているフシがあるなと思った。ただし永遠の下っ端とも言える感じで、メインの闘争には決して加わらない。周辺で他犬種を牽制したりみんなの会場を(頼んでないけど)守ったり、そんな役目を自分に課しているように見えてならなかった。吠えの典型として語られる、いわゆるリーダーとして、とかいうのとは全然別種の行動に思える。リードをつけている状態でも、彼は一生懸命働いているつもりなのではないかと感じた。

 先輩パパママ、ブリーダーさん、それぞれが色々なアドバイスをくれてとても勉強になったが、ひとつの事柄でもみんな正反対の内容だったりもする。以前の私なら、間違っていないか慌てたりあれこれ迷ったりでふらついていた。でも、少しずつでも自分達が成長していると思えるなら、世界中に他にいないアリエスの専門家として、自分なりの道を探っていこうと思う。だんだんしぶとくなってきたというのか・・・。これだけ違う考え方で、みんな良い子を育てているのだから、私達にも私達の歩き方があるはずだ、そう思える。

 とにもかくにも、親戚のように温かく見守ってくれる人々に出会えた、感動の旅でした!