今日はコータ君親子と一緒に石川県の大会へ。 去年は小学生低学年の部でちょっと大人気なかった(というか、出るクラスが違っていた)ので、今回は初~二段の部らしきB級にエントリー(子供の強い子はC級みたいだったが、まあ石川県女子の代表のK姉さんが3級でB級に出てたみたいだからまぁこんなところか)。
2連敗失格の予選1回戦。先手番+相手はノーマル四間ということで、よろこんで右四間にしたものの、いつもの米長玉銀冠ではなく、天守閣美濃のまま開戦。
居飛車やや良しと思われる分れから、馬をたたき切って飛車成りと、やや性急かな?でも2枚飛車だし… と思っていたら、 「え?△9九角成とかスルー?!」 「▲8五歩って自分から突くの? 自分の王様8七よ、相手の馬は6四に引き付けてるのよ?!」 と、どう見ても自爆行為ですありがとうございました負け。
後のない2局目、相手の原始中飛車にスキありとみて仕掛けるものの、あっさり▲5五銀~▲5四歩と、とんてもないクサビを作られてしまう…。 それでもまだ頑張って!と祈ってたら、ゆうゆうとハシ歩(しかも王とは逆の…)を突き越している。
その間に相手の攻撃準備完了→必死に受ける→さらに傷口広がる→圧敗、ということで早々にゲームオーバー。
大局観というか、バランス感覚というか、概念的なことをもう少し教えなくちゃいかんかな…と思いつつ、指導対局へ向かわせたところ剛打一発・見事な勝利を収めて、プロからも「よく読んでる、初段くらいの力」と褒められて、さっきまで泣きべそだったのが、1級の認定証をもらってニッコリ。
図はその最終盤。 飛車回りを軽く△4六歩と止められたところ。
ここから、▲5六歩!△同銀▲4六飛△5五歩に ▲4一銀!で上手投了。
たぶん多面指しでウッカリされたと思うけれど、ウッキーも△5五銀打~△4六歩~△5五歩の手順は上手っぽいなぁと感心してた(その前の角頭攻めで、角金交換になったので、少し甘く見られたとも思う) ので、▲4一銀にはホントにビックリした。(プロも「あ、金あるのね!」と言われて投了)
しかし、本人は▲5六歩の時に狙っていたと、エッヘン(笑) 確かに強くなったと思う。ウッキーより読んでるよ…と思いつつ、その前の△7六金~△8六歩~△8七歩の攻めをもう少し何とか…とも思うわけで。
そろそろ4年生。 直線的なワザだけでなく、総合的な視野も持っていってほしい時期かもしれないなぁ…と考えながら岐路に着いたのでありました。 (細かい棋譜等はまたあとで~お父さん「zipで下さい」 笑)