ボカシ入りw
日曜日の教室で師範が、中級へのステップとして居飛車ー振り飛車の対抗形を題材に教えてみえた。 それが原因か高学年の将棋を見ると対抗形ばかりw グチャグチャの乱戦になるのは低学年組(タイキ、ヨシキ、ノト弟…と言った1~3年)だけれど、逆に一手一手の読みというか、意志については低学年組の方が…という気もする?
アトム君(小5)ーノト兄君(小6)は、かなり前は棒銀、先週は対抗形とよく言えば模索中、悪く言えばまだフラフラ?なのかな。
写真だけなのでどちらの手番か分からなかったけど、先手・後手ともに「とりあえず美濃囲い」になっていて、なんとなくホッ。 よく見ればハシを受けてなかったり、両方とも飛車先の歩が切れてないのに銀交換になってたり??? して、細かい事を言えばナンだけど、まぁ棋歴・棋力(共に春~夏ごろ入会)ということもあるし。
2人とも黙って考えてるので、他の子の将棋を見に行ってると、先手の▲4五歩に、後手の兄君は△4三銀!と自陣に打った模様?!
う~ん、良くワカンナイやw この後もお互い小考を繰り返し時間がかかる将棋になったので、また他の子の写真へ行ってるウチに、どうやら後手の兄君が勝ったよう。
同じ相手との2局目は、また同じような対抗形…でも今度はアトム君は棒銀模様に出てた。こういう工夫が見られると嬉しく思いますですよ。
1局目と違い、今度はアトム君の方がハシを詰めて素直な左美濃(7九玉型のメリットはわかんないでしょう)から仕掛け、逆に?後手の兄君の方が3三銀と5三角が自然ではない感じ。たぶんここから▲3五歩同歩同銀3四歩に、強く▲4四歩と取り込んだのが好手。 一瞬銀損にはなるが、それ以上に▲4三歩成が大きい(でも喜びすぎて4四歩と取り込む時に、と金にしてしまったのはご愛敬w)
それからしばらくして下図。 あれ?先手良いはずなのに、そんなにリードしてない?? 4三のと金で飛車を取らずに5三の角を取って同金とされたみたい。(あと4九銀の割り打ちも食らってる…)
戦いが一段落した?ところで見てみると、先手から見て角金交換の駒得で、ちょっと良いかな?くらいのリード(野球で言うと5回が終わって先手1点リードくらい?)で、3二と、と飛車を取って、3三の銀か2一の桂を取ればもっとリードしてたような。(無死満塁でゲッツーの1点のみ?)
とはいえ、反省点もハッキリしてる(「ハシ歩は受ける」、「銀を5段目に出さない」など)ので、また来週そのことをもう一度確認して(師範がやってくれるハズ…)から、再度対局して欲しいと。
しかし、ノト兄君は気のいい子だなぁ~と。 走り回る弟君を止めながら、「2局目はアトム君が勝ちました。」と笑顔で報告に来るあたり、面倒見の良さと大らかさがある。 将棋の方も甘さはあるけれど、慎重で決めるべきパンチは出せるから、リョータ君・ノムラ君と同学年で来年同じ学校になるのでこの3人でチーム組んでも結構行けるような気もする… (リョータ君、ノムラ君にも考えさせよう)