リュウ君に今まで負けた将棋は、立石流とか5筋位取り中飛車とかもしくは、30秒or10秒の、まぁ趣向で指したもので、まだ本気を出すまでも…という感じもある。
おサルの三間飛車にも、最初は飛車先の歩を突くのが遅れて、すんなり石田流から、テキトーに指して勝つのが多かったので、ちゃんと飛車先の歩を5段目まで突くようになった、のが第一段階。
次にお父さんの真似か、棒銀に出ると見せかけて、再度銀を引いて、桂馬を使う指し方をするようになったが、コレも手損でうまく行かない。
そして、この間ついに、普通の急戦定跡か?と思ったが、5筋を先に突かないので仕掛けが失敗。 後で正しい手順を教えたので、今度はこちらもおさらいしておこう。(△5六歩も△5四銀も自信ないので、仕掛けさせて捌きに出るか…)
ということで、今日は何で来るのか?と思っていたら、なんと居飛穴! しかも5筋不突きの一番やっかいな形できたのである。 これにはまだ有効な対策が見当たらなくて、それでここんところゴキゲンとか早石田にシフトしてる(HPの更新が止まっている大きな要因)。
まさかねぇ。リュウもこういう将棋を指すようになったか…と感慨深い。 仕方ないのでカナシス第二形態を採用したのだが、これがまたハッキリせん戦法で… 丁寧にスキを作らず、相手の指し手も牽制する神経戦へ。 (実はこれでほとんど勝ったことがない)
先に動いてきたリュウ君の手を咎めて、おサル優勢→楽観から手順前後で混戦まではいつものパターンなのだけれど、リュウ君は少し有利になったと思った瞬間、筋を何も考えずに指してしまう悪いクセがある。
おサルの△4七飛成に、文字通りノータイムで▲8六桂。 確かに筋ではあるんだけれど、△8五銀とされて固まっているようでは…。 こういうところで腰を落ち着けて考えたらなぁ、とホントに惜しい。
ここから▲7五歩△8六銀▲同銀△7六桂に、詰めろを受けた▲8八香が敗着。△5七角で金が助からない格好。
まあこれは穴熊の経験値の少なさからか…と思うのだけど。しかし、何となく淡泊、というか攻めが軽快なだけに、終盤にやや物足りなさを感じる、というのは言い過ぎかな? もうすぐおサルは勝てなくなると思うけれど、それまでにもうちょっとだけ壁になろうと思う。