2011年6月28日(火曜日)
もんじゅについて保安院からの情報です(6月27日現在)。
機構のホームページのどこに公表されているのかわからない情報です。
機構さん、はやくアップしてね。
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本日(6/27)IVTMの引き抜き後の目視確認を行いましたので、
以下のとおり報告いたします。
引き抜き後のIVTMを起立転倒治具に収納し、
プラバッグ越しに目視による確認を行った結果、
以下の事が確認されました。
・IVTM本体の上部・下部案内管との接続部については、
炉内観察等により予め想定されていた変形、隙間を確認するとともに、
接続ピンは全て残っていることを確認した。
・回転ラック部については、擦り傷は認められたものの、
変形等の異常は認められなかった。
回転ラック軸受台下面の縁に摩耗の痕が認められた。
・IVTM本体に設置された観察窓から回転ラックの駆動軸接続部の
相対位置が下方に移動していることが確認された。
(炉内中継装置本体の構造概要①の部分、
平行ピン等が破断、変形の可能性有り。)
今後、ナトリウム洗浄後の分解調査により詳細に調査することとしている。
実はpdfの図表とかもあるんだけど、わたしにはそれを
ブログにアップすることができない・・・トホホ・・・
不都合な情報は隠すという体質がいまだに抜けないということでしょうか。
機会があれば機構側に公開を働きかけていただければと思います。
こういった報告書は、最初の報告では記載されていたことが、
後になって不都合な部分を意図的に削除されたりすることがあります。
「常陽」の事故報告書では、第2報までは時系列の表がついており、
「事故発生後も全くそれに気づかず、そのまま全電源喪失試験などを行なった」
ということが書かれていましたが最終報ではその表自体が削除されていました。
おかしな部分を見逃さないためにも、全ての報告書の迅速な公開と、隠蔽を見逃さない監視が求められます。