午後7時過ぎ、用があってタミヨさん家に電話した。
お話中だった。
携帯に電話したが、留守電につながってしまう。
30分ほどして、また電話した。
お話中・・・携帯にもつながらない。
8時にもう一度かけた。
ひょっとして、受話器が外れているのかもしれない。
もしかして、具合が悪くなって倒れこんでるのかもしれない。
いくら冷めた関係といえども、ちょっと心配になった。
タミヨさん家にいってみることにした。
なんと・・・お友達と2時間・・・お話中だった。
お友達の一代記を聞いてあげてた・・・んだって。
出がらしやけど、お茶のんでくか?
このお菓子、あんなそうやし、あんたにやるわ。
って、言うか? ふつう・・・
(ほんな、あんねもん、うちかていらんわ)
と、心ん中でつぶやく。
出がらしの茶を飲まされ、あんねぇ菓子を食わされ
家路についたわたしは、またしても用事が何だったのか
忘れてしまっていたのである。