2007年11月9日(金曜日)
昨日は、福井のアオッサで
第18回男女共同参画全国都市会議in福井に参加。
基調講演「男女共同参画とワーク・ライフ・バランス」
の途中から傍聴したが、なんとつまらない講演!
というのが正直な感想。
陽のあたる場所を歩き続けているとしか
思えない講師の話は、働く女性を取り巻く
職場環境や雇用形態など現実を、まったく
無視した内容で、
今日はあなたの研究発表会なの?
とさえ思ってしまった。
講師は最後に「ワーク・ライフ・バランス」は
男女共同参画につながるとまるで、
付け足しのようにおっしゃっていたが、
いったいどこがつながるねん?
その後、DVの分科会にも参加。
参加者のほとんどが、自治体からの
担当職員か、相談員の方ばかり。
自立支援サポートグループの世話人と
当事者の方からの事例発表があり、
参加者は3つのグループに別れ討議する方法で
進められた。
わたしのグループの進行役は、
DVについて何の知識もなかったという女性・・
事例発表を聞いて、どう思いましたかで
始まった討議は、なんと!
各自治体職員の取り組みや、相談員の自慢話ばかり!
おもわず、口を挟み、
みなさんの事例の話をする場所ではなく、
当事者グループの報告からみえてきた問題点と
それをどう解決しいていったらいいのかに
切り替えるよう提案した。
男女共同参画を推進していくための
都市会議でありながら、まったく
男女共同参画についての話が出てこないことにも
びっくり!
各グループからの報告後、全体討議になったので
国が進めようとしている家族や家庭のありかたと
男女共同参画、それがDVにどう影響しているのかを
サポートグループの世話人に伺った。
世話人の方は、
家族や家庭のなかで繰り返されるのがDVであり、
いまの国が進めようとしている男女共同参画には
疑問を感じているひとりであるとの
感想を話された。
また、何十年とそれが当たり前の生活を
送ってきた世代のかたに、認識をあらためるように
求めることの限界を感じているとのことであった。
分科会のスタッフを担っている方々は
ご苦労ではあるが、まったくDVについての
知識もなく、司会進行もシロートさん・・
参加者の中にはDVという言葉さえ
知らなかったという人までいた・・
救いは、友人のSさんと同じ分科会だったので
帰り際に、今日の不満をおたがい
ぶちまけあって少し、すっきりしたことかな・・