kintyre's Diary 新館

野球(西武ファン)や映画観賞記等を書き綴っています。野球のオフ期には関心の高いニュース等も取り上げています。

2012年、映画観賞履歴~1年の観賞を振り返る

2012-12-31 10:46:44 | 映画全般

012年も残すところ今日が最後となりました。そこで、備忘録的に今年観た映画を振り返ります。

まずは1~6月の上半期で52本、7月以降が55本を観賞。ごく平均的な本数(月8~9本)ですが、年間本数としては過去最多を記録しましたが、これは12月にTOHOの1カ月フリーパスを利用しているので本数が多くなったのが要因でしょう。

【製作国内訳】(%は小数点1ケタ表示であり全てを足しても100%にはなりません)
アメリカ(単独)52本 48.6%
ヨーロッパ(ヨーロッパ同士の合作含む)23本 21.5%
日本 18本 16.8%
オーストラリア 3本 2.8%
アメリカ・ヨーロッパ合作 7本 6.5%
その他の合作 4本 3.6%

ここで観た映画の製作国の内訳を見るとアメリカ単独製作がほぼ半数を占めていますね。従来このような統計を出していませんでしたが、何となくこのくらいの数字かな?って思っていました。邦画の割合は大体毎年10~12%前後と記憶していたので、今年は多少多かったようです。

因みに107本は全て劇場観賞でDVDやTV観賞はありません。そして、観賞に要した1本あたりの単価は1,212円でした。2011年が1,478円だったので266円減らすことに成功。これは現在利用中のフリーパスの効果もありますが、毎月1日やその他の1,000円の日、TOHOシネマイレージカードの特典(6本観ると1本無料)などを上手く利用で来たからだと思いますが、出来れば1,100円台を目指していたので目標にはあと一息でした。

【1月】
1.ポール・マッカートニー The Love We Make~9.11からコンサート・フォー・ニューヨーク・シティ
2.ロンドン・ブールバード
3.パーフェクト・センス
4.恋の罪
5.デビルズ・ダブル~ある影武者の物語
6.ロボジー
7.ダーク・フェアリー
8.グッド・ドクター~禁断のカルテ
9.アニマル・キングダム
【2月】
10.善き人
11.マシンガン・プリーチャー
12.ハンター
13.ドラゴン・タトゥーの女
14.ALWAYS三丁目の夕日'64
15.麒麟の翼
16.ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
17.J.エドガー
18.人生はビギナーズ
19.おとなのけんか
【3月】
20.ヤング≒アダルト
21.顔のないスパイ
22.ザ・レッジ 12時の死刑台
23.タイム
24.シャーロック・ホームズ シャドウ・ゲーム
25.戦火の馬
26.英雄の証明
27.テイク・シェルター
28.ヒューゴの不思議な発見 3D
【4月】
29.スーパー・チューズデイ 正義を売った日
30.ヘルプ 心がつなぐストーリー
31.バトルシップ
32.マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙
33.マンク✛破戒僧✛
34.マリリン7日間の恋
35.ドライブ
【5月】
36.アーティスト
37.貞子 3D
38.裏切りのサーカス
39.タクシー・ドライバー
40.ル・アーヴルの靴みがき
41.キラー・エリート
42.幸せの教室
43.テルマエ・ロマエ
44.ファミリー・ツリー
【6月】
45.MIB3 3D
46.極秘指令ドッグ×ドッグ
47.君への誓い
48.ダーク・シャドウ
49.スノーホワイト
50.ディヴァイド
51.私が、生きる肌
52.ジェーン・エア
【7月】
53.それでも、愛している
54.幸せへのキセキ
55.ラム・ダイアリー
56.ワン・デイ
57.少年は残酷な弓を射る
58.崖っぷちの男
59.リンカーン弁護士
60.プリンセス・カイウラニ
61.Brave Hearts 海猿
【8月】
62.アウンサンスーチー引き裂かれた愛
63.ピラニア・リターンズ 3D
64.ローマ法王の休日
65.アメイジング・スパイダーマン 3D
66.アナザー
67.ヘルター・スケルター
68.1/2デイズ
69.トータル・リコール
【9月】
70.The Grey凍える太陽
71.プロメテウス 3D
72.アヴェンジャーズ 3D
73.あなたへ
74.最強の二人
75.デンジャラス・ラン
76.バイオハザード5リトリビューション3D
77.踊る大捜査線The Final 新たなる希望
【10月】
78.ハンガー・ゲーム
79.鍵泥棒のメソッド
80.ボーン・レガシー
81.エクスペンダブルズ2
82.ツナグ
83.危険なメソッド
84.ソハの地下水道
【11月】
85.アルゴ
86.推理作家ポー最期の5日間
87.シャドー・チェイサー
88.リンカーン/秘密の書 3D
89.トールマン
90.終りの信託
91.ロックアウト
92.ボディ・ハント
93.情熱のピアニズム
94.悪の教典
【12月】
95.カラスの親指
96.007スカイフォール
97.HICK ルリ13歳の旅
98.ホビット 思いがけない冒険 3D
99.人生の特等席
100.綱引いちゃった
101.ウーマン・イン・ブラック
102.恋のロンドン狂騒曲
103.もうひとりのシェークスピア
104.砂漠でサーモン・フィッシング
105.恋愛だけじゃダメかしら?
106.マリー・アントワネットに別れをつげて
107.今日、恋をはじめます

【年間総合】
1.私が、生きる肌(スペイン)
2.最強の二人(フランス)
3.ヘルプ 心がつなぐストーリー(アメリカ)
4.ル・アーヴルの靴みがき(フィンランド・フランス・ドイツ)
5.アーティスト(フランス)
6.アルゴ(アメリカ)
7.アヴェンジャーズ 3D(アメリカ)
8.砂漠でサーモン・フィッシング(イギリス)
9.ソハの地下水道(ドイツ・ポーランド)
10.ツナグ(日本)
次.デンジャラス・ラン(アメリカ)
次.カラスの親指(日本)
次.ハンター(オーストラリア)

年間ランキングに関しては昨年もそうでしたが「敢えて」順位を付けただけで、作品の善し悪しを判断するものでは無くあくまでも私自身の好みです。1~10位の順番に関しても何度か修正をした上でこの順位となりました。

1位は「私が、生きる肌」でこれはすんなりと決まりました。最初から最後まで目が離せない展開で、一切の無駄なシーンは無く全てのシーンがどこかで繋がる布石として表現されているのは流石としか言いようがありません。
2位の「最強の二人」は1位とは僅差での2位で1位でも文句ない内容でした。
3位はアメリカ映画の中では一番印象的だった作品で黒人のメイド達の話でした。ここまでの上位3本は順当で迷いもありませんでした。

4位以下はかなり迷った末でのランキングで4位はフィンランド出身のアナ・カウリスマキ監督の独特の雰囲気がここでも良く出ていて私好みの作品でした。
5位はアカデミー賞で話題をさらった無声映画で、これがフランス製作の映画であると言うことでその着眼点が良かった。
6位はベン・アフレック主演・監督作でテヘランでのアメリカ大使館占拠事件の裏側を真実に基づいた映画化作品で、最初から最後まで緊迫感あふれる展開が印象に残った。
7位は今回のランクインで一番娯楽色の強い作品で、これぞまさにアメコミの映画化でストーリーとか細かい点の論評は抜きにして純粋に楽しめた作品。マーヴェル・コミックスのキャラが一堂に集まり、またそれを演じる俳優陣の顔触れも良かった。
8位は最近観たばかりの作品でユワン・マクレガーがアラビア半島のイエメンで英国外務省主導のもとでアラブの富豪の夢である「砂漠でサーモン・フィシング」をするという荒唐無稽なアイデア実現に奔走する話。
9位はポーランドで実際にあった話である、ユダヤ人を下水道に匿うもので、最近のヨーロッパ映画で度々取り上げられ題材だ。
10位は日本映画代表のような形でこれがランクイン。これはいくつかのストーリーが一本に纏まっている話で、悔いを残して亡くなった人へ一度だけ会う事を仲介する霊能者とその孫の話。佐藤隆夫が生死不明の彼女をあきらめきれないで会う話は泣けてきた。

次点では3本記したが、この3本はトップ10では迷うが次点としては推薦できる作品だ。惜しむらくは年末に観ることがスケジュール的に無理だった「レ・ミゼラブル」は恐らく来年のランキング入りが期待出来そうな作品だ。

来年はどんな作品と巡る会えるのか、今からワクワクしている。

【ワースト】
1.ヘルター・スケルター(日本)
2.ディヴァイド (アメリカ)
3.極秘指令ドッグ×ドッグ(アメリカ)
4.アナザー(日本)
5.HICK ルリ13歳の旅(アメリカ)

今回は「おまけ」としてワースト作品も作成した。ここでの1位は断トツで文句なく「ヘルター・スケルター」でこちらも一切迷いは無かった。4位の作品と併せて邦画が2本ランクイン。2,3位は分けの分からない展開がワースト入り要因で、5位は期待の子役クロエ・グレース=モレッツ出演ということで期待値が高かった分だけ、ここに入ってしまった。



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22 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは (とらねこ)
2012-12-31 19:27:01
今年もお世話になりました。
『私が生きる肌』が一位!納得です。これと『ル・アーヴル』でどちらにしようかと悩むぐらいでした。
『ディヴァイド』と『HICK ルリ』は共に見ようと思っていて、評判の悪さに思わずスルーしてしまいました。でも、DVDで念のため酷さを確かめようと思います(笑)
来年もよろしくお願いします。
返信する
>こんばんは (kintyre)
2013-01-01 16:10:51
>とらねこさん、明けましておめでとうございます。

すごい本数をご覧になっている中からの1位ですから、やはり「ル・アーヴル」は独特の世界観に支配されていて印象に残った作品です。私の中での4位は2位の作品と入れ替わっていても不思議では無かったのですが、熟慮の末に4位と位置付けました。
10位の「ドライヴ」は私は次点外なのですが、ヨーロッパ的な映像表現が印象に残っています。

本年も宜しくお願い致します。
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明けましておめでとうございます (ノルウェーまだ~む)
2013-01-01 17:15:00
コメントありがとうございました。
「ル・アーブルの靴磨き」は結構沢山の人がランクインされてましたねー
私は見逃しちゃったので、絶対DVDで見ようと思ってます!
他は結構同じですね~
今年もよろしくお願いいたします。
返信する
こんばんわ (にゃむばなな)
2013-01-01 17:21:48
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

『私が、生きる肌』を推されている方は多いですよね。
確かにあれだけの衝撃作でありながら、あの構成の巧さと感動は素晴らしいものがありましたからね。
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あけましておめでとうございます! (mori2)
2013-01-01 17:38:19
kintyre様、あけましておめでとうございます。
コメントありがとうございました。
「私が、生きる肌」は、吾輩も大好きな
“ド変態映画”でございました(^^;。
107本?奇しくも同じ本数ですね~。
いやあ、珍しい!
本年もよろしくお願いいたします!
返信する
『私が、生きる肌』。 (BC)
2013-01-01 21:44:17
kintyreさん、明けましておめでとうございます。

『私が、生きる肌』は物語の発想が凄かったですね。

kintyreさんがベストに挙げておられる日本映画は未見なので参考にしたいと思います。

2013年もよろしくお願いしますね。
返信する
あけましておめでとうございます (ituka)
2013-01-01 21:50:01
本年もどうぞよろしくおねがいします。
鑑賞本数はワタシの方が若干少ないです。ただリピート回数がチョット多かったかもしれませんね^^
普段は平日鑑賞は皆無なので週末のみとなれば、大体このくらいになりますよね^^

映画1本の単価を抑える最も効果的なのが
どうでもいい3D作品は極力避けようかなと思っています^^;
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こんばんは (かのん)
2013-01-01 22:30:29
あけましておめでとうございます。

『私が、生きる肌』もヨカッタですね。
どうして自分のには入れなかっただろう?と後悔しちゃいます。

本年もどうぞ宜しくお願いします。
返信する
あけましておめでとうございます (yukarin)
2013-01-02 11:27:16
昨年はお世話になりました。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

「私が、生きる肌」は印象に残る作品でした。
ワーストにある「アナザー」はわかります。
なんか中途半端でツッコミ所がある作品でした、、、

今年も素敵な作品に出会えるといいですよね!
返信する
Unknown (kintyre)
2013-01-02 21:50:12
>ノルウェーまだ~むさん、こんばんは
「ル・アーヴル」は公開館が少なかったと記憶していますが、ミニシアター向けの作品なのでどうしてもタイミングが合わないと難しいですが、DVDで是非ご堪能頂けたらと思います。
>にゃむばななさん、こんばんは
ご指摘にあるように、これをご覧になった方の大部分はランクインされていると思います。あの複雑な物語を、見事にまとめたアルモドヴァル監督は流石ですね。
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