西京極 紫の館

サッカー観戦、映画や音楽鑑賞、読書などなど、
日々のなんやらかんやらを書いてみようかな、と♪

My Best Movie & Books 2012

2012年12月30日 11時17分00秒 | 日々の雑感
年内はもう映画を観に行く予定がないので、
今年のMy Bestをまとめておこうと思います。

まず映画について。

今年観た映画は合計65本。
去年より2本減ですが、これは年内に観ようと思っていた
「レ・ミゼラブル」と「大奥」と「フランケン・ウィニー」を
年明け以降に持ち越してしまったせい。
観賞ペースとしては去年同様でした。

1位 007 スカイフォール 監督/サム・メンデス

僕の中の「ショーンコネリー以外のボンドを認めない!」という食わず嫌いを克服させてくれた。
敵役に存在感があれば、まだまだスパイ物も楽しめると思いました。
ただ、昨今の風潮で悪役をなんでもサイバーテロにしちゃうのは芸がない。
まだ年明け以降も公開中なので未見の方は是非!

2位 ヒミズ 監督/園子温

今年大ブレークした染谷将太クンと二階堂ふみチャンのすごさが光ります。
予想される世間からの批判を顧みず、
敢えて東日本大震災をテーマに組み入れた監督にクリエイターとしての気概を感じました。

3位 最強のふたり 監督/エリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ

「50/50」同様、ハンディキャップをポジティブにとらえる事で人間性を取り戻そうとする物語。
こちらも「真実の介護はこんな甘いもんじゃない!」との批判もあろうかと思うけれど、
それでも「人生は捨てたもんじゃない」と思いたいじゃないですか!

次点は最期まで僕の中で「最強のふたり」とどっちにしようか悩んだ末、
僅差で次点とした「マリリン 7日間の恋」でした。


あとここには挙げませんでしたが、今年はアニメにも収穫が多かった印象です。
「まどか☆マギカ」「ベルセルク」「宇宙戦艦ヤマト2199」…まぁ賛否あるでしょうが「ヱヴァQ」。
それに比べて3D映画は不作でしたね。
高い観賞代を払ってまで3Dで観る価値のない作品ばかりだった気がします。
そのせいか一時に比べると3D映画が減ったな、と。
来年はもっと減って…いずれは一時的なブームだったとなるのでしょうか?


話は変わって僕の読んだ本のBEST3です。

今年は例年に比べて歴史小説の比率が下がり、過去の名作・古典を読む機会が増えました。
この歳になってようやく古典や名作に興味が持てる様になってきたのでしょう。

1位 海辺のカフカ 村上春樹 新潮文庫
 
この独特のストーリーテリングにあらためて脱帽です。
「ねじまき鳥クロニクル」も今年読みましたが、やはり村上春樹はイイ。
なぜノーベル文学賞をあげないんだ!?

2位 影法師 百田尚樹 講談社文庫

ベタな人情話と云えば人情話だけど、こういう不器用な生き方、報われない生き方が好き。
そしてたった一人だけその生き方を理解している者がいる…そこがイイんです。

3位 華氏451度 R.ブラッドベリ ハヤカワSF文庫 

ネットに情報があふれる現代社会の危うさとオーバーラップする内容。
SF小説でありながら散文的な文体も(今更ながら)新鮮でした。今は「火星年代記」読んでます。
レイ・ブラッドベリ2012年6月5日逝去。ご冥福をお祈りします。

次点もこれまた古典SFの「渚にて」
原発論議で盛り上がった今年だからこそ読む価値のある作品でした。

今年は北方水滸伝の第2部「楊令伝」も完結読了したが、まだ未完の印象しかなかったのでランク外。
完結編となる「岳飛伝」は文庫化されるのは2014年以降でしょうね…
来年も古典SFをちょこちょこ読みたいな、と。


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13 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Thanks (masala)
2012-12-30 17:45:45
今年一年ありがとうございました。
また来年もよろしくお願いします!
今年ももう少しで (京極)
2012-12-30 17:53:20
今年一年りがとうございました!
ゲーム編も楽しみにしています、明日は聖杯戦争に一絵きます。
来年こそ昇格しましょう!
Unknown (ikuko)
2012-12-30 20:13:33
フランケン・ウイニーもおもしろそうですね。
ティム・バートンというのも惹かれます*

村上春樹、こんなにノーベル賞にいちばん近いって言われながらの、続く落選、
選考委員、意地でも張っちゃってるんでしょうか。。
日本インターネット映画大賞募集中 (日本インターネット映画大賞)
2012-12-30 22:01:41
突然で申しわけありません。現在2012年の映画ベストテンを選ぶ企画「日本インターネット映画大賞」を開催中です。投票は1/17(木)締切です。ふるってご参加いただくようよろしくお願いいたします。
日本インターネット映画大賞のURLはhttp://www.movieawards.jp/です。
なお、twitterも開設しましたので、フォローいただければ最新情報等配信する予定です(http://twitter.com/movieawards_jp)
みなさまへ (西京極 紫)
2012-12-30 23:31:19
コメントありがとうございました。

masalaさん>
「少年は残酷な弓を射る」は観損ねてしまった作品です。
きっと胸に残る内容だったのでしょうね。
気にはなってました。

京極さん>
ゲーム編は今年はやりません。
だって一年中モンハン3Gしかやってませんもん(苦笑)

ikukoさん>
年明け一発目は「フランケン・ウィニー」の予定です。
また一言レビュー記事にしますんで、よろしく。

日本インターネット映画大賞さま>
え~と、投票フォームを拝見しましたが…ややこしいです(苦笑)
もっと簡単な投票フォームをお願いします。
結果は楽しみにしておりますので。

以上、みなさま今年はお世話になりました。
来年も当ブログを宜しくお願い致します。
謹賀新年 (kintyre)
2013-01-01 17:03:21
明けましておめでとうございます。

3位のは私のランクでは2位でしたが、これが1位でも不思議では無かった程の良い作品でした。1位はMが交代、ミス・マニーペニーが彼女とは驚きの展開で、次作からは新たな展開になりそうで期待が持てそうです。

本年も宜しくお願い致します。
kintyreさんへ (西京極 紫)
2013-01-01 21:43:49
明けましておめでとうございます。

kintyreさんの2012年映画ベスト10拝見しました。
「私が生きる肌」がトップなのですね。
他のブログでも評価が高い作品ですが、
僕は観ていないので評価対象から外していました。
僕のポリシーで劇場で観た映画しか評価していないのです。
きっと良い映画なのでしょうね。

今年もいろいろ映画観ていきましょう。
宜しくお願い致します!
明けましておめでとうございます! (kira)
2013-01-02 12:42:07
昨年は沢山の作品で、TBを戴きまして
大変お世話になりました。

紫さんのベスト3、何れも印象的な作品でしたが、
「ヒミズ」は、邦画のマイベストからは外れましたが、
若い2人の熱演が収穫でしたよね
今年も2人にはいい作品と出会って欲しいです♪

なかなかコメントを残せませんが、今年も
宜しくお付き合い下さいませ
kiraさんへ (西京極 紫)
2013-01-02 14:03:12
あけましておめでとうございます。
コメントありがとうございます。

kiraさんの2012年ベストムービーと
僕の1位、3位がかぶっていますね、光栄です。
「タイタニック3D」は劇場では観ていないので
僕のレビューでは対象外でした。
アカデミー作品賞を獲った作品の3D化ですから
クオリティの高さは約束されていますよね。

「ヒミズ」は公開されたのは昨年末ですし、
今年の評価対象外にされておられる方も多かったですし。

今年も宜しくお願い致します。
あけまして (sakurai)
2013-01-04 15:17:11
おめでとうございます。
今年も負けませんよ!!
映画もサッカーも全力でぶち当たりたいと!!

暮れにちょいと忙しかったもんで、遅くなりましてすいません。
一応主婦なもんで。こう見えても(?)、おせちに掃除に忙しかったです。やっとゆっくりできた。

007ときましたか!!気品のある007に感じましたが、新たなボンドを構築した功績は大きいですよね。
ヒミズはどうしても感性が合いませんでした。
来週、「希望の国」に行く予定です。

今度、ぜひともNDまでおいでください。
私の娘は、今年から大阪の住人になります。
一度くらいは行かないとねえ・・・。試合のある時を狙って行こうかしらと思ってます。

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