今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

「アルジャーノンに花束を」一話の感想

2015-04-12 10:06:51 | ドラマ

何故か見ている内に寝てしまったので、改めて録画を見直しました。
すると初めは見えなかったものが色々見えてきました。
監修が野島さんですか、(あまり好きじゃないけど)さすがだなぁと思いました。

昔のユースケサンタマリアさんのドラマの時はパン屋さんだったのが今回は花屋さん設定なんですね。
花が画面に広がってほんわかしたムードです。
萩原聖人が少し変わり者の経営者で、出所した少年や咲人のような人を雇って面倒を見ています。とても気のいい人です。

方や脳生理科学研究所という所で働く望月遥香(栗山)が研究中のモルモットを逃がしたことで、研究所は騒然とします。
その逃げたモルモットを、回り回ってなぜか咲人が捕まえて、さぁこれからどうなる?という所です。
まだ何も話は始まっていません。

山下さんはもともとおっとりしてるし、ぼーっとした演技をしてもあんまり変わりがないですね。
そしてスーツ姿になると驚くほどの格好良さです。
ただの頭の弱い人には見えません。こういう所がアイドルなんですよねぇ。

ところで、7、8年前に香里奈さんがドラマ「だいすき!」で知的障害者の主役を演じていました。
主人公が子供を身ごもって一人で産み育て、周りに助けられながら生きていく話です。
主人公はあまり障害の意識が無くて、周りと軋轢を起こしながら生活しています。見ていてハラハラしました。
とてもリアルで切なかったです。でも周りの暖かい人たちにことごとく支えられていました。
あれを思い出しました。

このドラマの咲人は、周りに支えてくれる人がいないんですね。
従業員は元ワルばっかりだし、何かと狡い窪田にカモにされています。
山下さんが欠点の無い美男子のせいか、どうも今ひとつ同情の気持ちが起こらないんですよね。
リアリティが無いのかな。
また、香里奈さんの時には「子供を育てていく」という使命がありましたが、このドラマはまだそういうものがありません。
まだこれからです。

刑務所から出たばかりの工藤さん演じる楢山は複雑な家庭の事情を背負っています。
どう考えても身勝手な両親の犠牲になって犯罪を犯してしまいました。
行き場のない怒りやモヤモヤを抱えています。工藤さんはこの尖った役を上手く演じていますね。
窪田君も一癖ある役にぴったり。脇役がとても光っています。
咲人をサポートするのが栗山さんってことになるのかしらね。
アタルのイメージが強くて、「また?」と思ってしまいますが…。

障害者が主人公っていうのは見てるだけで切なくつらいのですが、テーマはそれだけじゃないので、もっと気楽に見て行きましょう。