今日の考え事〈applemint1104〉

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「HERO」一話の感想

2014-07-16 16:35:24 | ドラマ

「HERO」一話の感想です。
どうも新鮮味が感じられなくて、見る気がしなかったのですが、視聴率が20%超えたんですね~、凄い。
改めて録画を見直してみました。

13年ぶりの久利生公平は健在で安定しています。
何もかも昔と変わらず、相変わらず健康器具の通販買ってるし、田中さんのバーへ行って食事し、仕事ぶりもマイペースです。

新しい事務官の麻木(北川景子)は何やら威勢がよく頭も切れ仕事の出来るタイプ。
久利生とコンビを組むことになったのだが全然テンポが合わない。麻木はせっかちで前に前に急かすが、久利生はじっくり考えながら進める。

何かちょっとちぐはぐな感じでした。北川さんはバイクの知識など思わず漏らす元ヤンキーの設定らしいですが、そんな風にも見えません。
色白な美人ですが野性味が足りないので、熱演してるのは分かりますけどちょっと無理な感じがします。
それでも、以前の雨宮さんとは大違いです。
雨宮さんはウブで、何かにつけてプンプン怒っている可愛い人でしたが、今は「もう検事になって、久利生とも別れたようだ」との話です。
この辺りの話も、麻木は率直に聞き出します。

今回の話、本当に良く作ってあって、充分練られた面白い話でした。
でも1時間25分は長かったです。集中力が切れてしまいます。
人物紹介も入ってるし内部のコントみたいなのもあり、つい本題を忘れてしまいます。
50カラットのネックレスの盗難があまり切羽詰まって描かれなかったからでしようか?

いえいえ、それがただの話のネタだとしても、見ているだけでほのぼのとする城西支部。
事件が無くても日常の出来事だけで楽しめてしまいます。ここがくせ者ですね‥。

でも今回の配役は、何か華がないです。
阿部ちゃんや、大塚寧々さん、勝村さんがいなくなり、新しく警備員だった正名さんや若手の濱田さん、吉田さんなどが新たに加わりました。
警備員が事務官にって話、必要だったんでしょうかね?
ドラマって続編を作る時、年数が経ちすぎた時、前の出演者の出演料が高くなってしまって、予算オーバーになることがあるんですってね。
そりゃ~キャストって全部まとめて予算組むんでしょうから、誰か一人が高いと、他を節約しなければなりませんよね。
そういう事情なのかしら、今回のキャストがあれなのは‥。
と、穿った見方をしてしまいます。

深みを感じさせる場面もありました。
久利生が居酒屋の仕込みを手伝っている時に麻木と話す場面。
「よっぽどの確信がない限り、起訴っていうのはしちゃいけないことなんだ。その人が受ける負担が大きいからさ。仕事を奪うかもしれない。本人に対して限りないダメージになる。例え時効が迫っていようとも、基本的に軽い気持ちで起訴してはいけないんだ」と。(私の意訳です)
それを聞いた麻木は「皆さんそう思ってるんですかぁ?」と聞く。久利生は「ああ、皆そう思ってるよ」と返す。
麻木は「私だけが、知らなかったのね‥」と反省する。(何でも吸収する所がこの人の良さです)

このようなしっかりした考えが久利生の基本なんですね。ただのマイペースではないぞ。
今回は初回なので色んな物が詰め込みすぎでしたが、来週からは軽くなると思われます。
2度見るのもありです。
気がつかなかった所を発見できて楽しめます。