今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

震災から1年半

2012-09-12 00:15:30 | 日記

ここ何日か、被災地のその後を取り上げたニュースの映像が何度も映っていた。
被災地では、時の経過を思わせるようにガレキの丘に草が生えていて、それが辺りの風景に馴染んでいる。
復興は思ったほどは進んでいないようだ。集団移転など、まだまだ問題が山積みらしい。
それにしても連日の猛暑の下で、マスクをしながら黙々ととガレキの片付けをしている人々が大勢いる。
何とも頭の下がる思いです。

一軒の家の重さは70トンあると言う。
それに家財やら何やらで、一世帯の所有物の重さはどの位になるのだろう。
それらを数十分で根こそぎさらって行った地震、津波。
自然の力は驚異という他ない。

あの積み上がったガレキには消毒液を散布していた。虫などが発生するらしい。
もうもうと煙が舞い上がっている。

しかし何と私たちは高度な文明の場所に住んでいるのだろう。
本当に70トン以上の持ち物を持たなければ、生活していけないのだろうか。
所有するのは簡単だが、それが不要な物になった時、処分するのに時間とお金がかかる。
あの、ガスマスクのような物をつけて暑い中で延々と一年以上かかって処分しなければならないほどの労力と費用がかかるのだ。
道路や電柱や施設は必要かもしれないが、個人はもっとコンパクトな住まいでもいいのではなかろうか。
余りにも多すぎるガレキ。その片付けに国家予算を組んで、何年がかりで処理しなければならない。
文明って何?
と思ったのは私だけじゃないはず。

海の上の船を「板の一枚下は地獄」みたいな風に言いますね。正確には何だったかな?
日本もそれに似ている。地震の多い国は、地面のすぐ下は地獄、みたいなもんだ。
なら、もっと簡素な住まいにしないといけないのでは。
必要以上の物を持ちすぎない。要らない物は普段から処分する癖をつける。
何らかの災害が起こって自分の家がゴミになってしまう可能性もある、と言うことを考えて、スマートな住まいと生活を目指す。
そういう心がけが、これからの防災には必要なのでは、と思いました。



コメントを投稿