今日の考え事〈applemint1104〉

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「インハンド」最終話の感想

2019-06-23 11:49:14 | ドラマ

 壮大なスケールでしたが、最後は上手くまとまった感じでした。
今までの経緯ですが、福山という元紐倉の上司の会社のCEOが極秘に持っていた米軍の新型エボラウィルスを、その息子が研究のために盗み、ある山の中で動物たちにばらまいた、というストーリーで 合ってますか?

山の中の動物から新型エボラウィルスが人間達に広まって、相羽村という所から感染者が出始めました。 初めの感染者は200名。飛沫感染するためにどんどん広がった。しかも5日で死ぬという恐ろしいウィルスです。二十数名が亡くなりました。 相羽村は封鎖されます。自衛隊が入り、小学校に感染者が隔離され対策室が設置されました。

紐倉博士は、小学校の一室に研究データと設備を持ちこんで研究を始めます。 ワクチンを作るためです。が、たちまち半年が過ぎます。研究の手がかりは見つからない。 その内、助手の高家が倒れました。感染したのです‥

福山が入院しています。癌でした。彼は息子についてこう言います。
「自分の育て方が悪かった。人として、息子ともっと向き合えば良かった。せっかく親子だったのだから」という言葉を残して亡くなりました。
そんな「親の心子知らず」の息子は、反省もせず紐倉に自分の行為をこう言います。
「エボラウィルスをばらまいたのは、将来の日本を救う為だ」と。 今千人犠牲が出ても、将来の何十万人の命を救う方が大事だと言うのです。 高家は激しく怒り「おまえは亡くなった人たちがどんな人生を生きていたのか何も知らないだろう。どんな家族がいて友達がいたのかを」と詰ります。 同意を求める福山息子に、紐倉は言います。 「お前は間違っている。今日が無事に終わって明日がある。明日があって明後日がある。そういう掛け替えのない日を積み重ねたのが未来なのだ。今日なくして明日はない」 と彼を正すのでした。

紐倉はある発見をします。 死者数が止まり始めていることと、ある地区からだけ患者数が少ないことを。 その地域は昔から人糞で育てた有機野菜作りをしていた地区。 そこで育ち、野菜を長年食べてきた高家の体の中で寄生虫が生きていて、弱毒化したエボラウィルスに作用したのではないかという仮説を立てました。 高家の体の中で何かが起きていました。そうして感染した高家は無事助かりました。

SM対策室からの発表で、新型エボラウィルスに対抗するウィルスが見つかり、新しいワクチンがまもなく作られると発表されました。 紐倉博士は認められ、国から表彰されることになりました。が、断りました。

最終回なのに山場でした。よくこんなスケールの大きな話をドラマにできたもんだなと感心しました。
少ない人間と予算で回して‥

今回は一番の危機的状況でしたが、無事に乗り越えました。
にしても、新型エボラウィルスに立ち向かったのが昔から食べていた人糞の栄養、寄生虫だったとは‥
出産シーンは要らなかったような感じです。お腹開けっ放しで縫うシーン無かったのは、時間の関係なんでしょうか。
高家がいよいよ危ないという時に、紐倉の本音が出ました。「お前のせいで、自分は人間が好きになった。今まで以上に人間を知りたいと思う。お前に聞きたいことも沢山ある」 という言葉です。傲慢なだけじゃない、人間らしさをちゃんと持っていた人なんだと安心します。

濱田さんの演技の上手さ、痛感しました。ホントに死にそうだったし、ちょっとした表情も微妙さもすべて素晴らしかったです。 そして、山Pの美しさと言ったら‥
肌トロトロ、眉目秀麗、最後のジャニーズの美男子ここにありといった感じです。 菜々緒さんもナチュラルなメイクで自然さを出していました。

しかし新型エボラウィルスを生物兵器として米国が開発していた、そして移送中にウィルスがまき散らされてフィリピンの島の人達が死んだ。更に死んだ人達を焼き討ちにした、なんて‥
米国が聞いたらどう思うんでしょうね。面白かったけど内容的には?‥そこまで考えなくていいのかな。
余韻がありましたから、続きがありそうです。楽しみです。