いつも佐伯さんの書くものを読むと感動してしまうのです。昨日の朝日新聞のコラムはまたひとしおでした。
「加速するAI技術、迫られる『人間とはなにか』」という題です。
佐伯さんは将棋の藤井四段がAIのソフトを使って練習を重ねてきたことを挙げ、来たり来るAI技術がこのまま進むことを予想しながら、その懸念を語っています。
それが彼独特の語り口で書いてるので、何というかとても新鮮です。
「加速するAI技術、迫られる『人間とはなにか』」という題です。
佐伯さんは将棋の藤井四段がAIのソフトを使って練習を重ねてきたことを挙げ、来たり来るAI技術がこのまま進むことを予想しながら、その懸念を語っています。
それが彼独特の語り口で書いてるので、何というかとても新鮮です。
最近の人工知能は膨大なデータを集めて人間がする「深い思考」、ディープランニングを学んでいます。
深い思考ってありますよね。突然どこかから閃いたり、パッと浮かんだりするのとか。
でも、それが怖さもあると。
藤井さんがAIに一度だけ負けたのですが、AIは思わぬ奇策を考え出して、自ら自滅して行ったというのです。
人間だと「下手な考え休むに似たり」とか言いますけどね。人間ならブレーキがかかることがAIには出来ない。暴走して自滅してしまう。
それが将棋ならいいけど、日常の奥に入り込んだAIがあまりに独創的な事を考え出すと、人間はついて行けなのではないか、と言うのです。
深い思考ってありますよね。突然どこかから閃いたり、パッと浮かんだりするのとか。
でも、それが怖さもあると。
藤井さんがAIに一度だけ負けたのですが、AIは思わぬ奇策を考え出して、自ら自滅して行ったというのです。
人間だと「下手な考え休むに似たり」とか言いますけどね。人間ならブレーキがかかることがAIには出来ない。暴走して自滅してしまう。
それが将棋ならいいけど、日常の奥に入り込んだAIがあまりに独創的な事を考え出すと、人間はついて行けなのではないか、と言うのです。
今まで人間は技術開発して、それを資本に経済を発展させてきた。コンピューターも、概ね人間の外にあるものを操り、「科学技術の先駆的な展開で圧倒的な力を持った」のが資本主義国。
しかし、AIは分析する対象が人間なのです。外界の自然や世界を作り変えるものでなく、人間のシミュレーションであります。その創造技術なのです。
人間の頭脳だけを模倣しそれを巨大にして人間の役に立たせるって出来るのでしょうか。
人間の頭脳だけを模倣しそれを巨大にして人間の役に立たせるって出来るのでしょうか。
これは相当考えなければならない。「人間とは何か」という根源的な問いの前に立たされるだろうと。
何が幸福なのか。もう誰にも分らなくなっています。
今の技術もかなり暴走してるように見えます。まぁ原子爆弾作った時点でもう人類は積んでるのかもしれないけど。
それでも誰もこれを止められない。
市場経済に身を任せてきた我々がイノベーションの加速を許している。AIはいつか私たち人間を取り込むかもしれない。
そのような事を佐伯さんの視点で書いておられました。こういう、鋭く切り込む所が私は好きです。
本当に「安堂ロイド」の世界になって来たなぁ、と思います…。