今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

「カルテット」8話の感想

2017-03-08 14:16:33 | ドラマ
何でしょう、先週のドタバタ劇からガラッと変わったしっとりした回でした。
冗漫でどうでもいいような戯言の場面が続きます。
こういうのは坂元さんの本領だと思いますが、何となくイラッとする場面です。
いい大人が「しりとりしよう」とか「見た夢」だとか、昼食の回し食いとか、「中学生かいな」と思う下らなさ。
でもこういう所がこの脚本家の良さなので、何とも言えません。
よく聞くと真面目な事言ってますし。
 
今回はすずめちゃんのお話がとても切なかったです。
別府さんが家を査定しに来た弟さんから「一緒に住んでるのはダメ人間だろう」と言われます。それを聞いたすずめは何も言わず、不動産屋のバイトに出かけます。
スーツを着て髪を結んで、爺さんばかりの会社に勤め始めます。
会社で貰ったピアノリサイタルのチケットを別府さんと真紀さんに上げるのですが‥
彼女はこの二人、どちらも好きなようです。
「それじゃあなたの好きはどこに置くの」と不動産の社長に聞かれ、あいまいな返事をします。
すずめちゃんは夢の中でおしゃれをして別府さんとデートしているのですが、とても楽しそうです。
起きた時、涙が流れ落ちます。
 
なんで?なぜ告白しないんでしょう。何かまずい事でもあったっけ?
真紀さんはバツイチですよ。すずめちゃんの方が条件がいいのでは?
自分の心を封印するすずめ。そんな彼女を見て察する家森でした。彼はまた、すずめを見つめていたのです。
家森の意中の人はすずめらしいのです。
ん?これは二組のカップル誕生でしょう。

しかし、いつもルーズな服を着て、テトラコーヒー牛乳を飲んでるすずめはとても可愛いです。
これで30過ぎなの?
階段の途中に腰かけて、ひっそり誰かの話に聞き耳を立てている。
こういう場面はトットちゃんを思い出します。黒柳さんも、子供の頃階段に腰かけて本を読んでいる子だったと言います。
 
微妙にずれてる変わった人たちの集まりなのですが、それはそれで調和がとれています。
ずっとこのまま日常を見ていたいような気がしてくるのです。
最後に、遠方から元姑の所に捜査課の刑事がやってきます。
この人、火の粉で裁判官の長男をやった人ですね。な・なんと!真紀は「早乙女真紀」ではなかったというのです。
では一体誰?
「分かりません」と刑事は言いますが‥
 
うーむ、成りすましか?
早乙女真紀の戸籍を買ってなりすましていた中国籍の女、だとか。あるいはスパイ関係か。
失踪者か。そんなところしか思い浮かばない。
何でも、最終回にかけて怒涛の展開となるそうです。
いやー楽しみですね、というか、怖いですけど。
年が明けてから忽ちワンクールが終わりそうです。早いなぁ。