あぽいち

温泉とヨガ、たまに心臓外科医

やせるツボと牛丼の魅力

2010-09-30 19:07:51 | Weblog
今日の午後、山の病院で回診していたら、かなり認知があり、いつも毒舌を語るNさんから、ブタ先生といわれ、ここ数年太ったことは否めないが、ちょっとショック。
先日、ここの鍼灸師の資格をもつリハビリのお姉さんとランチを食べにいったときに、やせる耳ツボの話になり、実験台になってほしいといわれていたので、本日、早速、リハビリ室を訪問して、両耳に針を埋め込んでもらいました。聞けばこの病院内に経験者は多数、食欲が落ちるとのことだが、東洋医学にWHYを求めてはいけない、賛否両論、やはり、気持ちの持ちようだと思いますが、信じるものは救われる。
本日から経過観察するとのことで、まず、体重と腹囲測定がありましたが、自分でもびっくり、体重は96kg、腹囲は104cmとどこからどう見ても、わかっていたが肥満、先日の体脂肪は25%とやや肥満ぐらいだったのに、、、。
2年前は確か90kgジャストだったのに、いつの間にか+6kg、いかんです。

ところが、今日、来るときにコンビニで牛丼の謎という本を買ってきて、さっき夕診の空き時間に読んでいたら、無性に食べたくなってしまい、看護婦さんにこの辺に牛丼屋はないのか聞いたら、隣の市まで出ないとないとの事、ショボーとしていると、看護婦さんの一人が、遅くなってもいいなら、隣の市まで用事があるので、買ってきましょうかとのこと。
もう、神様のように見えました。
先ほどの耳ツボのことはすっかり忘れ、特盛を注文、鍼灸師のお姉さんにばれて、白い目で見られながらも牛丼の魅力には勝てず。
ということで、話の流れから、夜勤さん、事務当直さんらの分もご馳走する羽目に、そして誰が言い出したか、なぜかケンタッキーも食べたいといわれ、OKしないわけにはいかず、笑顔で、もちろんと、太っ腹をたたいてみせる。
まー、楽しければよしです。
これから、牛丼待ちです、早く来ないかなー。

専門医

2010-09-30 17:48:40 | Weblog
そういえば、心臓血管外科の専門医申請で、書類提出後、1ヶ月たちますが、何の連絡もきませんが、どうなっているのでしょうか。
もしかして届いていないのでか、それとも書類に不備があるのか?
よくわかりませんが、筆記試験まであと一ヶ月あまりとなりました。
そろそろ勉強しなきゃいかんと思うのですが、何をすればいいのかさっぱりわからず。
いったいどんな問題なのでしょうか。
成人のメジャー疾患であればある程度知識はあると思いますが、小児や末梢血管はあまり経験がなく、その他、ナンでしょう人工心肺とか、一般常識も出るのでしょうか?
手術のガイドラインは一度ひととおり目を通しておいたほうがいいですかね。

どなたか経験のあられるかたおりましたら、アドバイスください。

hyper eye medical system

2010-09-30 17:18:01 | Weblog
今週は瑞穂さんのhyper eye medical systemという機械のデモ機をお借りしまして、CABGの術中グラフト評価に使いました。いわゆる赤外線でイソジアニドグリーンを捉えるSPYの後発品であります。今年発売になったとのことで、売りは値段とカラー映像ということであります。値段は確か定価で840万ぐらい、SPYと比べるとかなり安い、しかもカラーですので、かなりリアルでインパクトがあります。ボスは職人肌でして、吻合には自信を持っていますので、いつもこういったものにはまったく興味を示しません。今回もほぼ無視、勝手にどうぞという感じでしたので、さすがに買ってはもらえないでしょうが、私としては、やはり、ほしいですね。映像もきれいですので、ムンテラ用としても非常にわかりやすいと思います。ただ、吻合形態や血流量の評価はできませんので、冠動脈CTと同等の評価となるかもしれませんが、これが術後のCAGやCTの代わりとなるならば、購入する価値はあるのではと個人的には思います。ただ、まれにイソジアニドグリーンのアレルギーがあるので注意が必要らしいですが、それは造影剤を使うCAGやCTと同等ですし、CAGと比べれば、頻度は低いですが重篤な合併症のリスクはないですね。
また、今回も、少し話しに出ましたが、埋没LADなどはこれでLADの場所を検索できるのではと思います。
現在、わが国で4-5台は予約が入ったとのことです。
これは、また、CABGだけでなく、腫瘍外科でのセンチネルリンパ節の評価にも使用されているらしく、総合病院としては多科にわたり需要があるので、購入動機としては敷居が低いかも知れません。
血管は10mmぐらいまで評価は可能とのことですので、私たちの領域でもCABG以外に末梢血管バイパスの術中評価にもいいでしょうし、また、たとえばAAAで下腸管膜動脈や内腸骨動脈をクランプしたまま腸管膜動脈を撮影して、それらの再建の必要性の有無なども評価できるかも知れません。可能性は、いろいろありそうですがね、でも、絶対買ってもらえないだろうな。業者さんに300万ぐらいにならないかと聞いたら、鼻で笑われてしまいました。
原価はおそらく数十万だと思いますが、数がそれほど出ませんので、おそらく、開発費と生産量から決めた値段なんでしょうがね。

埋没

2010-09-30 17:11:54 | Weblog
今週担当した、CABGはLADが埋没してまして、なかなか苦労しました。
冠動脈バイパスというのはほんとに、冠動脈をきれいに出すまでが、大事ですね。
今回のLADは埋没の上に、シャントを入れましたので、血管の内外ともに壁ができてしまい、針の角度が制限されて、一段と難しく、19分と奮闘しました。
10分で縫えればシャントも無くてもいいのかもしれませんがね。
こういうところに、off-pumpの難しさがあるのですね。