自民・公明・たちあがれ日本の3党は昨日、内閣不信任決議案を衆議院へ提出した。
本日、2日午後の衆議院本会議で採決されるが、民主党の小沢一郎元代表と鳩山由紀夫前首相は不信任案に賛成の意向を表明している。
自民・公明両党が不信任決議案提出の理由に挙げている要旨は次のとおりである。
◆ 菅内閣は迷走を続け、東日本大震災からの復興と再生に大きな障害となっている。
◆ 初動の遅れや場当たり的な指揮命令など迷走ぶりがさらなる混乱を招き、取り返しのつかない状況を生み出した。
◆ 被災者への配慮を欠く発言、唐突な連立政権呼びかけなど菅直人首相は政権担当能力に著しく欠ける。
◆ 2011年度第二次補正予算提出について明言を避ける不誠実な対応は、内閣の延命を優先し無責任極まりない。
◆ 被災地の復興と被災者の生活再建を実現していくためにも、菅首相は一刻も早く退陣するべきである。
3月11日の大地震発生以来、それが未曾有の災害であったとしても既に三ヶ月近くも経っているのに政府の対応は手ぬるい。
特に東電福島第一原発事故の対応には不明確な点が多い。
野党に連立を呼びかける前に民主党が結束して事に当たるべきであった。財政についても素人臭さが目立って未だに復興財源の目途が立っていない。
これだけぼろ糞に叩かれた首相も近頃珍しいが、それでも総理の座にしがみつこうという権力欲も大したものだ。
さて、小沢氏に近いグループは衆議院で約100人とされているが、そのうちで不信任案に賛成を明言或いは示唆しているのは昨夜の時点で約50人だとされている。小沢グループから菅内閣に入っていた三人の副大臣と二人の政務官は既に首相あての辞表を提出している。
鳩山前総理のグループでは海江田経済産業相や大畠国交相など現政権を支えている閣僚を出していることもあって自主投票ということのようだ。しかし、グループのオーナーである鳩山氏が賛成に回るということなので鳩山グループからも賛成者や欠席者が出ることは間違いないだろう。
衆議院の定数は小選挙区300、比例区180の併せて480議席である。
先ず、採決に加わらない横路議長と欠員が1議席ある。(欠員は近畿ブロック比例の民主党議席)
与党・民主党と国民新党と与党系無所属が313議席。
共産・民社を除く野党と野党系無所属が150議席。
共産党が9議席。社民党が6議席。
社民党と共産党が棄権するとすれば投票総数は463で過半数は232。
共産党と社民党は棄権する方針のようだから、不信任案は与党側から82議席賛成に回れば可決されることになる。社民党が反対に回れば投票総数は469で過半数は235になる。
82乃至85が可決ラインということになるが、さて結果はどうなることやら。あと数時間後が待ち遠しい思いである。
私自身はこの際、菅首相に退陣していただくのが一番だと考えている。
前回の総選挙で掲げたマニフェストが実現不可能な民主党は震災復興財源などを含めた政策をもう一度練り直してもらって、解散総選挙をするのが一番わかりやすいのではないだろうか。
長い復興の道のりを考えれば新しいリーダー,新しい政策を選ぶことは決して時間の浪費にはならないと思う。
本日、2日午後の衆議院本会議で採決されるが、民主党の小沢一郎元代表と鳩山由紀夫前首相は不信任案に賛成の意向を表明している。
自民・公明両党が不信任決議案提出の理由に挙げている要旨は次のとおりである。
◆ 菅内閣は迷走を続け、東日本大震災からの復興と再生に大きな障害となっている。
◆ 初動の遅れや場当たり的な指揮命令など迷走ぶりがさらなる混乱を招き、取り返しのつかない状況を生み出した。
◆ 被災者への配慮を欠く発言、唐突な連立政権呼びかけなど菅直人首相は政権担当能力に著しく欠ける。
◆ 2011年度第二次補正予算提出について明言を避ける不誠実な対応は、内閣の延命を優先し無責任極まりない。
◆ 被災地の復興と被災者の生活再建を実現していくためにも、菅首相は一刻も早く退陣するべきである。
3月11日の大地震発生以来、それが未曾有の災害であったとしても既に三ヶ月近くも経っているのに政府の対応は手ぬるい。
特に東電福島第一原発事故の対応には不明確な点が多い。
野党に連立を呼びかける前に民主党が結束して事に当たるべきであった。財政についても素人臭さが目立って未だに復興財源の目途が立っていない。
これだけぼろ糞に叩かれた首相も近頃珍しいが、それでも総理の座にしがみつこうという権力欲も大したものだ。
さて、小沢氏に近いグループは衆議院で約100人とされているが、そのうちで不信任案に賛成を明言或いは示唆しているのは昨夜の時点で約50人だとされている。小沢グループから菅内閣に入っていた三人の副大臣と二人の政務官は既に首相あての辞表を提出している。
鳩山前総理のグループでは海江田経済産業相や大畠国交相など現政権を支えている閣僚を出していることもあって自主投票ということのようだ。しかし、グループのオーナーである鳩山氏が賛成に回るということなので鳩山グループからも賛成者や欠席者が出ることは間違いないだろう。
衆議院の定数は小選挙区300、比例区180の併せて480議席である。
先ず、採決に加わらない横路議長と欠員が1議席ある。(欠員は近畿ブロック比例の民主党議席)
与党・民主党と国民新党と与党系無所属が313議席。
共産・民社を除く野党と野党系無所属が150議席。
共産党が9議席。社民党が6議席。
社民党と共産党が棄権するとすれば投票総数は463で過半数は232。
共産党と社民党は棄権する方針のようだから、不信任案は与党側から82議席賛成に回れば可決されることになる。社民党が反対に回れば投票総数は469で過半数は235になる。
82乃至85が可決ラインということになるが、さて結果はどうなることやら。あと数時間後が待ち遠しい思いである。
私自身はこの際、菅首相に退陣していただくのが一番だと考えている。
前回の総選挙で掲げたマニフェストが実現不可能な民主党は震災復興財源などを含めた政策をもう一度練り直してもらって、解散総選挙をするのが一番わかりやすいのではないだろうか。
長い復興の道のりを考えれば新しいリーダー,新しい政策を選ぶことは決して時間の浪費にはならないと思う。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます