杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

彼は秘密の女ともだち

2016年04月15日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
2015年8月8日公開 フランス 107分 R15+作品

幼い頃からの親友ローラ(イジルド・ル・ベスコ)を亡くし、悲しみに暮れていた主婦クレール(アナイス・ドゥムースティエ)は、ローラの夫・ダヴィッド(ロマン・デュリス)と生まれて間もない娘の様子が気になり二人の家を訪ねると、そこにはローラのワンピースを着て娘をあやすダヴィッドの姿があった。そんなダヴィッドから女性の服を着たいと打ち明けられ、戸惑うクレールだったが、やがて彼を“ヴィルジニア“と名付け、女友達として絆を深めていく。「男に許されない事を全てやりたい」とパリジェンヌのように美しく着飾った“彼女”と過ごすことが、刺激と歓びに満ちた冒険へと変わっていくクレール。夫・ジル(ラファエル・ペルソナ)に嘘をつきながらもヴィルジニアとの密会を繰り返すうちに、クレール自身も女性としての美しさが増していくのだった。そんな中、ヴィルジニアが男であることに直面せざるを得なくなったクレールが、自分らしい生き方を見つめ、最後に選んだ生き方とは……。Movie Walker


平凡な主婦が「特別な女ともだち」との出会いを通して本当の自分を見いだしていくハートフルドラマ・・・らしい。
ロマン・デュリスが女装なんてと思ったけれど、これが意外に似合っていました

妻を亡くしたばかりで幼い娘を抱えて途方にくれたダヴィッドが、泣き止まない娘をあやすために始めた母親代わりの女装姿を妻の親友に見られてしまう。クレールにとっては、大事な親友の夫が変態趣味だなんてと最初は受け入れることができません。でも、ローラがダヴィッドの女装趣味を知っていたことや、彼の女装への熱意を打ち明けられて、態度が軟化していきます。それにローラに彼女亡き後、残された娘とダヴィッドを見守ると約束したこともあり、放ってはおけなかったのよね

夫のジルにはさすがに本当の事が言えず、女装したダヴィッドを女友達だと嘘を付いて彼の買い物に付きあったり食事をしたり、挙句はお泊り旅行までしちゃうんですが、これって恋愛感情なの?それとも亡き親友の代わりなの?
それはダヴィッドも同じ思いだったみたいで、二人は一線を超えそうになるのだけれど、クレールが逃げ出し、後を追ったダヴィッドが事故に遭ったことで、彼の女装も周囲にばれちゃうんですねぇ

そして7年後・・・成長したローラそっくりのリュシーを迎えに来たクレールとヴィルジニア。ごく普通にママとして受け入れられているらしいヴィルジニアはまぁ良いとして、クレールが一緒で三人仲良く帰るシーンで終わるってどういうこと?そもそもクレールの夫ジルの立場はどうなってるの?
観る人の解釈に委ねられているような結末は、個人的には好きじゃない。もし、クレールがジルと別れてたらヤダな本当の「女」友達としてヴィルジニアを受け入れたと思いたいかな。

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