杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

カレには言えない私のケイカク

2011年02月13日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
2010年製作 アメリカ 104分

ニューヨークでペットショップを経営するゾーイ(ジェニファー・ロペス)は、運命の男性がなかなか現れないため、人工授精で未婚の母になる「バックアッププラン」を決意し実行した帰りにタクシーを取り合った男性スタン(アレックス・オロックリン)と運命の出会いをする。悪印象の出会いからデートを重ねるうちに気持ちが燃え上がっていったゾーイは、妊娠の事実をスタンに打ち明けるが・・・。

学歴も仕事の手腕もあり、経済的にも余裕のあるゾーイは、理想の結婚相手を追うのを諦め、子供を持ちたいという夢を先に実現させようとします。この時点では、運命の人との出会いは彼女の念頭にはないのですが、人工授精した帰り道で出会った男性に惹かれ始めた頃に妊娠したことがわかり、混乱するのです。

それはスタンの方も同様で、好きな女性が出来たらいきなり父親にならなくてはならないのですから、彼の方がより大変な状況ですが、悩んだり愚痴ったりはしても、一貫してゾーイへの愛が醒めることがないのは凄いなぁ。公園で出会う三人の子を持つ男性との会話がいい感じでした。彼のアドバイスも大きな後押しになっているのね。また、高学歴のゾーイと違い大学も出てないことや収入格差にも悩む姿には男女逆転な状況が伺えて面白いです。

それに引き換え、ゾーイは過去のトラウマから人を信じることに臆病になっていて、スタンに捨てられることを恐れて逆に彼を信じ切ることができないの。そんな彼女を諌め励ますのは祖母と親友。ゾーイが子供を欲しがったのは、祖母がいなくなった後独りきりになるのが恐くて家族が欲しかったからで、ちょっと自分勝手な感じは否めないけれど、それを非難することもまたできないかなぁ。

スタンはゾーイにはもったいないような相手だけど、ロマコメらしく笑えてハッピーな結末は嬉しいです。



この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 相棒シリーズ 鑑識・米沢守... | トップ |  ウェルカム・ドールハウス  »
最新の画像もっと見る

映画(DVD・ビデオ・TV)」カテゴリの最新記事