杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

ゲームメイカー 消えたジグソーパズルと巨大迷路の秘密

2016年04月27日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
2014年製作 アルゼンチン/カナダ/イタリア 112分

アイヴァン・ドラゴ(デヴィッド・マズーズ)は10歳の時、両親に連れられて出かけた遊園地で貰ったボードゲームをきっかけにゲームに目覚め、ゲーム会社のコンテストに応募して新作を送り続け遂に優勝するが、社長のモロディアン(ジョセフ・ファインズ)から送られてきた賞品はタトゥーシールが一枚だけ。しかも、それを腕に貼ったところ剥がれなくなってしまう。そんなある日、気球レースに参加した両親が行方不明になってしまい、アイヴァンは寄宿学校に入れられてしまう。落ち込む日々を過ごす中、祖父ニコラス(エドワード・アズナー)から手紙が届き、アイヴァンの家系は、代々ゲームの創作者として有名な一族だったことがわかる。手紙の中の暗号を解いたアイヴァンは、壁の中に住む少女アナンシアシオン(メーガン・シャルパンティエ)の協力を得て学校を抜け出し、おじいさんの住む町ジールへ辿り着く。しかし、かつてゲームの都として栄えていた町は、あのゲーム会社によって支配されていた…。


アルゼンチンの作家、パブロ・デ・サンティスの児童小説"El inventor de juegos"が原作です。

ゲーム嫌いの父の家系は実は代々ゲームメイカーの才能に恵まれていて、息子の中にもその才能があると知った父は祖父に息子を会わせようとしますが、邪魔が入ります。
父親と共に育ったモロディアンは悪の才能を開花させ、ジールから追放されたことを逆恨みしてニコラスや町に復讐しようとしていたのです。そのためにアイヴァンの両親を攫い、彼を辛い状況に陥れ、最後にその才能もろとも自分の会社に利用しようと画策します。

沼地に建てられ年々沈んでいく寄宿学校(寄宿生はアイヴァンただ一人)にいじめっ子、アイヴァンを助けてくれる壁の中に住む少女や幽霊が出るという噂の地下の図書館など、いかにも子供が興味を持ちそうな状況が次々出てきてわくわくするのはまさにボードゲームのよう

外出を禁じられたアイヴァンが生徒たちをけしかけて振動を与えて学校を完全に沈めちゃったり、ジールで真実を知り、モロディアンの会社に乗り込んで捕まっていた両親やアナンシアシオンを助け出したりの大活躍の末、ジールはゲームの町としての活気を取り戻してめでたしめでたしの結末はお約束ではあるけれど子供向けだし、ま、こんなもんでしょ

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