杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

RED/レッド

2011年02月02日 | 映画(劇場鑑賞・新作、試写会)
2011年1月29日公開 アメリカ 111分

静かな引退生活を送る元CIAのフランク(ブルース・ウィリス)の唯一の楽しみは、年金課の担当者サラ(メアリー=ルイーズ・パーカー)と電話でおしゃべりをすることだった。ある夜更け、何者かの襲撃を受けながらもあっさりと撃退した彼は、自分を襲ったのがCIAと知る。サラに好意を持っていることをCIAに知られたと察知したフランクは、サラの家を訪ねて無理矢理救出する。元上司のジョー(モーガン・フリーマン)に襲撃者たちの身元を調べてもらうと、彼らが最近NYタイムズの記者を暗殺した疑いが浮上。上司ウィルクス(レベッカ・ピジョン)の密命でサラを連れ去ろうとしていたCIAの若手エージェントのクーパー(カール・アーバン)から彼女を奪い返し、元同僚のマーヴィン(ジョン・マルコヴィッチ)や、女狙撃手ヴィクトリア(ヘレン・ミレン)と共に、隠された陰謀に迫っていく・・・。


REDとはRetired(引退した)Extremely(超)Dangerous(危険人物)の略なんだそう。コミックが原作です。

引退した年寄りエージェントが大活躍するという痛快さが売りだけあって、フランクとその仲間たちは一癖も二癖もある超個性的キャラ揃い。

他人を信用しない上に、拷問された影響で精神的に問題ありなマーヴィンはちょっと「Aチーム」のマードックに似てるけど、こちらは武器爆薬のプロという設定。予告編にも出てくる西部劇のような「一騎撃ち」シーンは決まってましたね。

元上司のジョーは老人介護施設で女性介護士のお尻を見ることが生きがいの80歳。肝臓がんで余命宣告を受けているせいか、死を恐れない頼もしい助っ人です。

紅一点のヴィクトリアは元MI6の女スパイで美貌の外見と裏腹に非道な狙撃手=殺しのプロです。彼女がマシンガンを顔色一つ変えずにぶっ放すシーンは超カッコイイ!!!
パーティ会場に潜入する時の白のドレス姿はとても品があって美しかったなぁ~さすが「女王」役も見事にこなすヘレンだけあるわ♪

旧ソ連の敏腕スパイでフランクとは仇敵だったイヴァン(ブライアン・コックス)も彼らに協力してくれますが、実はヴィクトリアとわけありだった過去を持っています。

本部に侵入するために旧ソの情報の手助けを借りること自体、痛烈な皮肉そのもの。CIA本部の記録保管庫の番人ヘンリー(アーネスト・ボーグナイン)に至っては、往年の名スパイであるフランクに敬意を隠そうともしないしね(笑)

フランクやマーヴィンが過去に関わった任務の裏に隠された「真実」が彼らを現役に復帰させることになったのですが、早い話、裏の人物が誰かなんてことより、彼らREDたちの知識や経験でもって現役たちをなぎ倒していく様を楽しむための作品ですね。

フランクが惚れた年金課のサラという女性も、現実に飽き飽きしていて「ハーレクインロマンス」のようなスリルに憧れていたのが現実になり・・という戸惑いがやがて興奮に変わっていくのを観ているのも楽しかったです。

他にもや副大統領スタントン(ジュリアン・マクマーン)や軍需産業会社社長のダニング(リチャード・ドレイファス)

ほんと、熟年なめんじゃね~~よ!!だね。楽しい映画でした。

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