杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

ハンガー・ゲーム2

2014年04月26日 | 映画(劇場鑑賞・新作、試写会)
2013年12月27日公開 アメリカ 147分

12の地区より12歳から18歳までの男女一組を選出し、最後の1人になるまで戦わせる独裁国家パネムが実施する「ハンガー・ゲーム」。男女ペアで勝者となったカットニス(ジェニファー・ローレンス)とピータ(ジョシュ・ハッチャーソン)は、凱旋ツアーで各地区を回る中で、自分たちを反国家の象徴として捉える民衆の思い、静かに広がっている革命への動きを感じる。同様に国民の変化を悟ったスノー大統領(ドナルド・サザーランド)は、カットニス抹殺をひそかな目的にした歴代勝者結集の新ゲームを開催させる。(シネマトゥデイより)


これって三部作の第二章だったのね
前作で偽りの恋人を演じたカットニスは、ピータにつれない。そりゃ、ゲイル(リアム・ヘムズワース)もいるんだし当然だけど、ピータがちょっと可哀想。と思っていたら、新たなゲームの中で二人は本当に心を通わせていくじゃないですか。この三角関係のセオリーは『トワイライトサーガ』シリーズを思わせます

新たなゲームを仕切るのはヘヴンズビー(フィリップ・シーモア・ホフマン)。敵か味方かわからない怪しさを漂わせながらもあのふくよかで人懐こい笑顔はやっぱり~~な展開となりました

カットニスたちの付添役のエフィー(エリザベス・バンクス)は気の良い女性。本来ならもう戦わずに済む筈の二人がまたゲームに引っ張り出されたことに秘かに心痛めています。スタイリストのシナ(レニー・クラヴィッツ)は政府への反発心から挑発的な衣装をカットニスに着せて報復されてしまいます教育係のヘイミッチ(ウディ・ハレルソン)は相変わらず飲んだくれていますが、前作より二人に対して積極的に関わってきます。そして彼も秘かにある計画に乗っていたのでした

今回、ゲームの中で直接的な殺し合いは少なかったような気がします。同盟を結んで助け合う仲間が出来るけれど、疑り深いカットニスはピータ以外の者を本当には信用していないことが伝わってきます。むしろピータの方が純粋。でもやっぱり危機に陥るのはピータの方が多い
毒の霧や落雷、ヒヒの襲撃に洪水と時間毎に襲い来る危機を乗り越えながらの戦いは飽きさせません。
ピータが倒れて我を忘れたカットニスは遂に落雷を利用してゲームが行われているドームを破壊しますが・・・彼女の行動はまさに革命への導火線になったようです。実は知らないのは彼女だけで、歴代の勝者たちの多くも思いは一つだったというわけです。

そりゃ、窮鼠猫を噛むと言いますから、過ぎたる締め付けは逆効果よねというわけで最終作は革命編かな?それにしても状況設定ゆえか、画面がやたら暗い(夜のシーンが多い)のには閉口しました。


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