杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

図書館戦争 革命のつばさ

2014年04月20日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
2012年6月16日公開 105分

日本を揺るがすテロ事件が勃発する中、デートの最中だった図書隊の笠原郁と堂上篤に緊急招集がかかった。テロの手法と小説の内容が酷似しているとして、メディア良化委員会は作者である当麻蔵人の身柄を押さえようとし、郁らは彼の身辺警護をすることになる。法廷闘争が始まり、図書隊と良化隊の衝突が激化する中、実質敗訴の最高裁の判決が下る。想定された事態を奇策で乗り切ろうとする中で重傷を負ってしまう堂上。任務の遂行を託された郁は当麻を守り、表現の自由を守ることが出来るのか!? そして二人のもどかしい恋の結末は!?


実写版は劇場で観ましたが、アニメはそれより前に映画化されていたのね
シリーズ1がメインだった実写版と異なり、アニメ版はシリーズ4の作家狩りの攻防がメインになっています。ちなみにTVアニメではシリーズ1~3のエピソードを描いているそうです。

ストーリー展開に小説と大きな差異はありませんが、堂上が紀伊国屋の店員と懇意だったり、大阪で総領事館に駆け込む際の設定が派手になっていたり、アニメの方が見た目の盛り上がり重視な変更が加えられていました
個人的には重傷を負った堂上とのキスシーンは原作通り書店のバックヤードで他の店員もいる中での方がより萌え度高かったかなぁと思います。反対に、病院でのキスシーンはアニメの方が病室から屋上に設定が変わっていてシーツの陰でのシルエットがでした。


表現の自由に対して、作家でさえも事件が起きるまではどこか他人事でしたが、図書隊に護られ共に生活するようになって、彼らの真摯な行動に影響され変わっていく当麻の姿が印象的です。
声をあげることの大切さ、無関心に潜む危険をわかりやすく表現しているのもです。
これ、岡田・榮倉コンビの実写でも観たいなぁ。

ちなみに実写版の感想は http://blog.goo.ne.jp/anzu0609/e/848628ae8921e856d5befe105943548c

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珈琲店タレーランの事件簿 3 心を乱すブレンドは

2014年04月20日 | 
岡崎 琢磨 (著) 宝島社文庫

実力派バリスタが集結する関西バリスタ大会に出場した珈琲店“タレーラン”の切間美星は、競技中に起きた異物混入事件に巻き込まれる。出場者同士が疑心暗鬼に陥る中、付き添いのアオヤマと犯人を突き止めるべく奔走するが、第二、第三の事件が…。バリスタのプライドをかけた闘いの裏で隠された過去が明らかになっていく。珈琲は人の心を惑わすのか、癒やすのか―。美星の名推理が光る!

今回はコンテストの前後3日間の出来事についての推理です。
殺人事件は起きませんが、密室の謎解きと異物混入の方法については最後まで気をそらしません。
それにしても出場者たちの人間関係は欲やプライドでどろどろしていて愉快ではなかったかな。

種明かしをされてみれば、確かに冒頭の「おもしろくない話」の中に大きなヒントが隠されていたことに気付きます。一見善人に見える人が真犯人だったり、いかにも怪しそうなのがシロだったりは、この手の話の常套手段よねその意味では目新しいことはないけれど、アオヤマと美星の仲は今まで以上に接近しているようです。

少なくとも一気に読ませる点で、前作よりは面白かったかな

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名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)

2014年04月20日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
2013年4月20日公開 110分
2014年4月18日放送(日テレ・金曜ロードショー)

コナン(高山みなみ)と蘭(山崎和佳奈)、小五郎(小山力也)と少年探偵団の面々は、海上自衛隊のイージス艦「ほたか」を見学することになった。その朝、京都・舞鶴港で不審船が発見されたため、厳重警戒状態の中イージス艦は出港。早速、対空戦闘訓練が開始されるが、その最中、正体不明の物体がイージス艦に接近してきた。艦長の立石(廣田行生)も作戦司令室に現れるなど、明らかに訓練とは違う緊張感に疑問を抱くコナン。しかし自衛隊側はあくまで「訓練」であると説明、その件は大事件には発展せずに終わる。
そんな中行われた甲板見学。コナンはイージス艦では珍しい女性自衛官・七海(柴咲コウ)に興味を持つ。早速、阿笠博士(緒方賢一)が作った最新メカである衛星電話を使って灰原(林原めぐみ)に七海の調査を依頼するが、七海のデータは非公開であることが判明し…。
彼女の正体をめぐる謎が浮上する中、「ほたか」の艦内で切断された自衛官の腕が発見された。小五郎が捜査を担当することになり、犠牲になったのが若狭地方隊所属の自衛官・笹浦であることが判明するが、七海をはじめとする自衛官たちには何か隠しておきたい事情があるようで…。
一方、コナンから連絡を受けて舞鶴に向かっていた平次(堀川りょう)と和葉(宮村優子)は、笹浦の遺体を確認。遺体に付着していた塗料について調べるために、平次は阿笠や灰原と合流することに。同じ頃、「ほたか」では笹浦の携帯電話が発見され、新たな事実が明らかになっていた。そんな中、人目を避けるように艦長室に向かった七海を追ったコナンは、彼女が笹浦の携帯のデータを操作しているのを目撃! そして七海の意外な正体と、「ほたか」の艦内にある国のスパイ「X」が潜入していることが明らかになる!!(日テレHPより)


日本はスパイ天国と揶揄されることもあるけれど、この物語はまさにそんな一面を描き出しているようです。某国がどの国を指すか、丸わかりだけどこんな子供向けのアニメにまで「ほら、だから平和ボケしてるとヤバイんだよ」と擦り込んでるようにも思えるのが少々気になるのですが・・・

Xが誰かは早い段階で推察できますが、笹浦の死の真相はちょっと意外かも
今回は自衛艦の内部描写に重きが置かれているためか、それほど派手なアクションはありませんでした。
大海に投げ出された蘭が救出される場面では、冒頭の腕時計が重要な役割を果たしますが、これはすぐに気付くと思うけどな本当にあんなことができるほど科学技術は進歩しているのかしらん?


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